この番組に違和感しかなかったのだが、カネオくんの声担当千鳥のノブのおかげで分かった。
これ、完全に関西ローカルの「せやねん」午前の部と同じ内容である。
せやねんとは2001年から放送されているMBSの番組で、毎週お金の調査をするコーナーが午前のメイン企画になっている。
例えばネットニュースである動物が人気!となったら各局その動物を追うのに対して、せやねんはその動物での経済効果について深堀りしていく。
プロ野球選手の年俸や、アイドルグループの売上、M-1をとった場合の年収、ネーミングライツ、世界の富豪など幅広く取り扱ってきた。
先日もチリのアニータの現在の稼ぎを調査したばかりだ。先日だぞ。
王様のブランチを放送中に、関西ではこんなものを放送しているのだ。しかも人気番組である。
アッコにおまかせ!で同番組をパクった際に生放送でクレームを入れるくらいには吉本の力は強い番組で
歴代M-1決勝進出者が出演してきた番組としても有名だ。千鳥も売れる前は良く出ていた。
海外芸能人や国内役者へのインタビューの際の失礼度合は酷く、関西の面汚しというか、恥ずかしさしか無いのだが
まぁそれを差し引いても有吉のカネオくんよりはちゃんとお金について考えて特集していると思う。
カネオくんは…ここで言うよりも一度見て考えてほしいのだが、せやねん以下の特集をしているように見えた。NHKで。
謎のバラエティタレントを並べて、やってることは民放と変わらないだろう。
NHKは最近こういう番組が増えたように思う。目がちかちかする。
少し前のフジテレビのような色使いだ。悪意の少ない日テレというか。
しかしNHKでそんなの見たくないと思う人のほうが多くないだろうか。
少なかったらすまない。
例えば関西ローカルで性別不詳の人の免許証を見て胸を触るなんてゲスい番組を見ているときにNHKをかけて
NHKなりにいろいろ考えてみたんだろうが、結局住み分けとしてあった、NHK=真面目な番組というイメージがなくなりつつあり
あえて民度が低い番組を、バラエティスキルの低いアナウンサーや、コンプラで好き放題言えなくなって手を抜いている芸人たちが出ているのを、選んで見る意味は無くなったと思う。
ニュースや速報についても年々他の局から遅れをとっているように思う。
大して情報の無い電話取材をやめようとはしないし、被害情報が更新されるのはどこの局よりも遅い。
NHKが連絡をとる相手が自治体や役所の人というのも問題だと思う。
民放はその辺の人に電話してる。よく放送事故起きるけど、実際現場の邪魔にはなってないと思う。
真面目な番組風でも専門家といってバラエティタレントを出して喋らせるし、不倫や女性スキャンダル女性蔑視、虚言癖のあるタレントなど民放が出さなくなったタレントなどを平成の文化を語る番組で出していたのも意味不明だった。岡田斗司夫が見られるのはニコニコとNHKのみである。
改元のときのNHKの番組は全キー局と比較して最低の出来だった。多分ゆく年くる年のように鐘をつく映像を流すのが正解だった。