建設業であまり退職エントリ書く人がいないので、退職エントリを書こうと思います。
(以前、土木系の方が退職エントリ書かれていて触発されてる部分もあります。ちなみに私は建築系です)
私は大手5社、いわゆるスーゼネってとこにいて、
最初は現場に2年現場、その後設備設計として2年働いていました。
最初の現場で嫌というほど疲弊して、やっと内勤になれるって思ったのに、内勤もめちゃくちゃハードワークだったので、もうこの業界無理ってなり、退職決意しました。で、無事退職できたので、退職エントリ書いてます。
これから建設業界に入るという人に、実情を知ってもらう事で私と同じ様な人が増えないことを願ってます。
建設業界について、現場で思ったこと・設計で思ったこと・共通事項の3部構成で書きたいと思います。勢いで書いたので乱文ですが…。
ちなみに建設現場は大体8:00〜8:30の間に朝礼があります。
そして朝礼前には、新規入場者教育といって、初めて現場に入る職人さん達に注意点を教える会みたいなのがあります。(労働安全衛生法でやらなくてはいけないと決まってます)
その新規入場者教育をやる為に、朝7:30頃には現場事務所にいなきゃいけないのです。
前述のように、現場は朝早いんだけど、現場までドアツードアで片道1.5時間くらいとか掛かるとか、終わってる。ただでさえ、少ない睡眠時間を通勤時間で費やさなくちゃいけないとか、終わってる。
なんでそんな事になるのかというと、17時までは打合が入りっぱなしっていうのがザラだし、
突発的な現場対応なんかも頻繁に起こる。すると日中帯はデスクワークとか全然出来ない。
せっかく集中してんのに電話掛かってきて、集中切れるみたいな事多すぎ。
ちなみに忙しい時とか残業時間160時間くらいいってるはずです。覚えてないけど。(残業時間申告できるのは80時間まででした。)
これに尽きる。ゼネコンの現場では、設備系だと図面とかは基本的にはサブコンに描いてもらうのだけど、本当にクソみたいな図面しか出てこない。契約図にあるはずの機器を描き漏らす、凡例が載ってない、等々
あいつら金の事に関してはしつこく言ってくる癖に、最低限記載すべき事項ぐらい描いてから図面持ってこいよ。
ちなみに、こういうクソみたいな図面を直す等をしていて、残業時間が増えます。
1つのプロジェクト毎に、大体毎週1回は定例があります。立て込んでくると設備定例が1回、総合定例が1回で週2回くらい定例があります。
その定例で、施主からしっかりと要望を聞き出し、その要望を設備システムとして検討していきます。それを図面やパワポ資料などに落とし込み、翌週の定例で議題にあげるっていうのずっとやっていきます。
設備システムを考えるっていうのは、楽しい作業なのですが、次にあげますが、作業量が多すぎます。
前項で毎週定例が1つのプロジェクト毎にあると書いたけど、私4個くらいプロジェクト持っていました。
(もちろん一人だけでプロジェクト回してるわけじゃないくて、先輩と一緒にやってるのですが)
そうすると、ほぼ毎日どれかのプロジェクトの定例があり、定例が終わってオフィスに帰り、17時以降に資料作成みたいな感じになる。
ちなみに、先輩とかは8つくらいプロジェクト掛け持ってました。信じられないです。
あいつら好き勝手言って、突然レイアウトを滅茶苦茶に変更したりする。そして、どさくさに紛れて設備スペースを減らしたりするし。レイアウト変更になると換気量とか諸々各種計算しなおしになるから時間がかかるんだよ。残業増えんだよ。ふざけんなよ。
(優秀な建築設計の方もいらっしゃいます。てかそういう人の方が比較的多いです。)
仕事できる奴と、できない奴の差が激しすぎ。
はっきり言うと、施工管理の奴らは、勢いだけが先行してる人が多い。(ウェイ系の人が多い)
建築設計 = 構造設計 > 設備 > 施工管理(建築) = 事務系(バックオフィス系)
もちろん、それぞれの中に優秀な人はいるけど、概ねそんな感じ。
まぁ補足すると、建築設計系の人達は、基本的には優秀な人が多い。
施主の要望を読み解いて、それを建築的な解決方法に昇華させて、
構造・設備的に問題がないか目を配りながら(これは出来てない人も多いが)設計していく感じ。
使いやすく、企業価値を高めるような、美しい建築を作るには、こういった優秀な人達が必要ですね。
現場が多忙であるが故に、心を壊す人も多い。そういう人達は、本支店の支援部門にいく感じ。まぁそういうものなのかな。給料は同じです。
27歳で800万くらいでした。でも残業が多いからこの金額になってる所がありますね。(あとは今は建設業、賞与が多い気がしてます。)
体さえ持てば(持つわけない)今羽振り良さそうだし上流にいけば高給なんですねえ お疲れ様でしたしばらくのんびりして下さいな
40歳過ぎたら1000万超えるくらいです。ただ、40歳までこの働き方で頑張れるかというと、正直厳しいです。
優秀だわ 俺にはマネできん