ヲタク、特に二次元オタクってのは入口が本当にガバガバ。誰でも迎え入れる。
まず初期費用が圧倒的に安い。
漫画なら立ち読みから始められるし、アニメだって、テレビなんてほとんどの家庭にある。ネット環境も。
それこそ今アニメ見てなくても「00年代アニメヲタクです」って名乗ればいい。
そう、名乗るだけでいい。なんなら名乗らなくても気づいたら勝手に周りが認定してくる。
コミュニケーションがいらない。
ヲタクを始めるにあたって人と話す必要はない。自分が話したくなったときに話すための場は用意されているが、使わなくてもいい
使ったとしても、相手の言うことを聞く必要がない。自分が一方的に言いたいこと言って終わりでもいい。
もちろん、ヲタク活動をより楽しもうとすれば金だってかかるし何らかの目標(創作など)が生まれることもあるし、
コミュニケーションを取ったほうがより一層楽しめる。
とはいえ、「ヲタク村」に住民票を置くだけであれば本当に誰でも簡単だ。
だから、他の村に住めなかった人が最終的に住み着く。
人生ゲームで職業マスに止まれずにフリーターになるくらいの最終手段としてヲタク村が存在する。
というか村じゃない。
ヲタクは「コンテンツの供給」という大きな川の周りに何となく住んでいるだけだ。
たまたま住んでいるところが近くて近所付き合いがあったり、川の上流下流や支流を活発に探検している人なら他人との交流もある
あるいは別のコミュニティにも所属してそちらで人と交流しているという可能性もある
でも別に週に一回水を汲みに行くだけで誰とも会話しなくても生きていける。
ただ、全体として一つの川の周りに人が集まっているように見えるので対外的にはヲタク村というコミュニティだと思われている
で、さっき挙げた3つのハードルの低さの中で一番の問題は「コミュニケーションがいらない」という点
黒バス脅迫事件の犯人が裁判で自分の心境を話していて、まあ聞くに堪えない言い訳なんだけど、
「社会的なつながりが切れた人間は簡単に犯罪に走りやすい」っていう話だけは非常に納得できる。
要は他人に必要とされていない(と思いこんでる)状態の人間は自己肯定でしか生きるモチベを保てないから、それが途切れたら何するかわからないってこと
最後の手段でヲタクになってしまった人っていうのは基本的に身一つで引っ越して来るわけで、その時点で非常に危うい。
ただ、そこで他のヲタクとコミュニケーションを取れたなら基本的には犯罪なんてしない。
たまに皆で赤信号渡っちゃうパターンもあるけど、まあその可能性はヲタク以外のコミュニティも大差ないんじゃないだろうか。
でも、中にはコミュニケーションをとらないでそのまま生活している人間もいる。
せいぜい川の周りに何か跡を残すくらいしかしないような人。
で、その生活が続いているうちはいいけど、ふとしたきっかけでその生活ができなくなることがある。
きっかけっていうのは川を汚したから追い出された自業自得パターンもあれば、
急に川の周りに人が増えて近寄りづらくなったみたいなパターンもある。
犯罪、特に殺人などの重い罪を犯す「ヲタク」っていうのは、主にこういう人たちだと思う。
そして彼らは「ヲタク」以外のコミュニティに属していないから(ヲタクコミュニティにも属せていないが)
形容するものがヲタクしかない。「ヲタク」「犯罪者」以外にタグ付けできない。
で、こういう人たちを受け入れてしまっている以上、「ヲタクは犯罪者になりやすい」みたいな意見はある程度本当なんじゃないかなと思う。
うんち
すごくよくわかる・・・。
でも同じくコミュニケーション能力が低い発達障害者による凶悪犯罪率は有意に高いというデータは得られなかったよ?どういうこと?
発達障害の人ってコミュニティ所属欲求みたいなのも少なそう
コミュニケーション能力の低さとコミュニケーションへの積極性は別だと考えられます。 また、社会的なつながりがなくなった時に誰もが犯罪に走るわけではなく、自殺という手段を...