■anond:20180207083644

躁鬱御用達 鬱の悪化を促す要因の個人的な傾向と記録

• 疎外感
  • キーワード：「つらい。苦しい。痛い。悲しい。寂しい。」「誰ともわかりあえない。誰にも理解されない。」
  • 傾向：寂しさの回避、思考放棄を試みる。
  • 過剰状態：他者の存在や社会とのつながり、擬似的な一体感を求めてネットやSNSを依存的に利用することが多い。あるいは、個人的な趣味に没頭する。
  • 根源：対話への臆病心

• 罪悪感
  • キーワード：「自分は間違っている。だから裁かれる。正しい存在になることを目指して裁かれないようになるべき。」「自分は未熟で劣っている。なんて恥ずかしい存在なんだろう。」
  • 傾向：自罰的になり、自分の悪いところ探しをする。欠点を列挙し、矯正するための努力対象を作る。
  • 過剰状態：加害意識/被害意識にとらわれる。
    • 加害意識：「不用意な行動や空気の読めなさで他人に迷惑をかけてしまう。自分の知らないところでも不快にさせて、傷つけてしまっているに違いない。」「自分は間違っていて、正しい人にとってどこまでも異物なのだ。」
    • 被害意識：「また傷つけられた。自分を痛めつけてくるものが嫌いだ。でも、自分がダメで弱いのは自分のせいだ。だから自分が嫌いだ。」「自分は間違っているかもしれないが、自分を傷つけたという点において、間違っているのは相手も同じだ。」
  • 根源：正誤善悪の盲目的信仰

• 不満
  • キーワード：「変だ。おかしい。間違ってる。こんなことは許されない。非合理的だ。不誠実だ。断固反対だ。」
  • 傾向：自分の想像や期待と大きく食い違う現実を不当であるとし、怒りをぶつける。攻撃、蔑視、低く見るなど。
  • 過剰状態：要求のエスカレート。領域を超えて相手に踏み込み変化を要求する。
  • 根源：万能感の欠乏

• 無力感
  • キーワード：「やる気でない。めんどくさい。やめたい。帰りたい。なにもしたくない。死にたい。一人になりたい。」「なにをすればいいのか、どうしたらいいかわからない。」
  • 傾向：能力欠損感の正当化を試みる。「やっても無駄だからやらない」「自分にはそれを行うだけの力がない」と定義付けし行動を諦める。
  • 過剰状態：自己放棄。思考停止。自分以外の何かに強く依存する。現状にしがみつき変化を避け続ける。
  • 根源：万能感の喪失

• 身体の違和感
  • 暑さ寒さ、空腹満腹、疲労、怪我や不調、筋肉の凝り固まり、騒音、眠気など。特に、躁のとき衝動性に任せて体の酷使に気づかず消耗するパターンが多い。

悪化を防ぐにはとにかく、自分を観察する。

なにが自分を鬱にさせているのか理解する。

だいたい上記5つのどれかに当てはまっていることが多い。

当てはまるものがなくても、やっぱり観察を続けて、観察日記に新しい結果を書き加えるだけ。

焦って自分を変えようとしないこと。

ただ、今自分はこういう状態なんだ、こういう考え方をしているんだと眺めるだけでいい。

あれこれ努力を労するべきじゃない。

努力をすれば失敗したときにまた嘆くから。

その状態や考え方が、自分にとって不快で耐え難く、どうしても変えたいものなら、無理なく自然に変わっていく。

自然な変化に身を任せる。

でも、変化の途上は痛みと苦労に充ちる。

けどそれは、失敗と成功という評価の軸から得ていたものとはずれた、一個の個人的体感として感じられる。

観察すれば、傾向がわかる。

傾向がわかれば、付き合い方も考えられる。

なにもわからなければ、振り回されて疲弊するだけ。

疲弊が鬱感情を悪化させる。

自分という友人と愉快に遊びたいから、僕は彼を助ける。

Permalink | 記事への反応(1) | 06:45

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