1年半放置確定ですかそうですか。もうやめようかな。
そんな惨状の一方でほぼ2弾に1回収録だの、特別仕様TDに連続収録だの、もうメインクランでもないのに収録多数で安定のトップレア堅持だのなんだの。
単色構築できないのを除いて現在は24色。単色前提のカードゲームでこれだけの数を毎年コンスタントに強化していけるはずがない。
1年に出せるのは通常弾、エクストラ、トライアルデッキが4つずつ。多いようで少ない。24色をまんべんなく強化するには足りない。事実、放置クランを収録しても前回の強化から期間が空きつつあるクランが後から後から出てきてしまう、自転車操業みたいな状態だ。
まず、主人公用のは否が応でも収録が多く主人公側だけでそれなりの枠を持っていく。残った枠をその他大勢にちまちま引き裂く――はずもなく妙に優遇されるとこ、人気がなくて不遇のとこ、人気あっても何故か放置のとこ、と出てきて結局5クランが年単位で放置されている。新弾情報が出たにも関わらず。
そんな塩梅だから新システムのカードが十分に行き渡らないうちに、周囲だけがまた新たな新システムに移行し、放置されたクランはどこまでも置いてけぼりをくらう。
人気のあるなしは当然あるものだから仕方ないがせめて1年に1回くらいは梃入れして欲しい。そんな贅沢でもないユーザの希望は毎回新情報が出るたびに打ち砕かれる。もう破片もなくなるぐらいに粉々だ。
新シリーズになってやっと大幅な改革がなされたがこの収録枠が足りない問題だけはいっこうに解決されない。
そもそもの間違いは2期開始の時点。
御三家が環境を席巻したのでカード制限します、アニメでも主人公クラン封印して使えなくします、なので主人公は新しいクラン使います、あと大人の都合で全世界記憶改変が起こります。
最初にメインクランだけにパワーカード配っておいて、なんじゃそりゃ。
カードだけでなくアニメでの低迷もここが発端だったように思う。
最終的に、カード制限を受けた3クランの代わりに、似たようなクランが新しく3つできた。
おまけにハンデスクランを作ったら調整難しいかったので同じモチーフで別特性の新クランにしますときたもんだ。
その上にラスボス用のクランやら新主人公のクランやらどうしても必要なクランを追加して現在は24色。どうしてこうなった。
期が代わるごとに目新しさを出さなきゃいけないのは理解できる。色が少しずつ増えていくのも致し方ない。
だがゲームシステム的に増え過ぎたら手が回らなくなるのは明らかだろう。慎重に行くべきなのに安易にクランを増やし続けた結果が今だ。
強すぎた御三家に追いつけ追い越せで他のクランも真っ当な強化する、という方策をすぐにとれば良かったのではないかと思わずにはいられない。
そうしてすぐに格差を是正できればアニメでもTCGでも主人公クラン封印なんてする必要なかったんじゃないか。主人公は思い入れのあるデッキを使い続け、ライバルキャラは4回も持ちクランを変える尻軽にならずにすんだのでは。
もっとカードもアニメも面白くなってたんじゃないか。あんなグダグダっぷりを露呈することはなかったんじゃないか。
あるいはカード制限なんてTCGにゃよくあることと開き直ってくれてれば。
などと旧シリーズが終わった頃にもにょもにょと考えもした。
そんな現状を打破する策が全くないというわけでもなく、ユーザ間でもそのあたりは色々と言われて久しい。
収録クランを増やす、使われない互換カードをなくしてサブクランに割くなど。
あとは最終手段として一部クランを廃止という手もある。廃止されたクランのデッキを組んでいた人はやめるかもしれないが、収録がなければ買わないのでどちらにせよ同じことだしいっその事廃止してしまえばとも思う。
それで自分のお気に入りのクランがなくなったって自分は構わない。だってどうせ収録なければ買いようがないんだから。むしろやめる動機ができて心残りなくやめられるしそうしてくれないかな。
それから他作品コラボするのはいいけれど、それは元々あるクランを強化できている状態にしてからして欲しい。
刀剣なにがしというコラボ相手は商業展開として悪くない。TCGのパイなんて限られてるし今更、某王様の牙城を突き崩すなんて不可能。故に、女性向けTCGという分野を新規開拓していくのは正しい。だが待って欲しい。
コラボ商品で新しい人が入ってきたとする。そのお姉様方が元々あるクランの方にも興味を持ってくれたとする。それで組んだクランが1年以上放置されたらどうなる?あるいは刀剣のコラボブースターがこれっきりだったら?
折角、増えた新規人口が減るのでは? それって元の木阿弥じゃ?
だけどもそんなふうにはならないのかもしれない。イケメンクランの呼び声高いクランはほぼ隔弾(?)収録だし、数字を出したならコラボブースター第2弾も3弾もあるかもしれない。