多少の語弊がある表現だけど概ね賛成。
例えばIT分野の技術は次から次へと新しいものが生まれているわけで
3年、5年前に学んだ技術が使い物にならないなんてざら。
IT技術に関する情報は常にネット上でシェアされていて、多くの技術者はネットや書籍から情報を得て技術力を蓄積している。
プログラマで「技術力の習得」という意味で「大学は絶対行った方が良い!」なんて言うプログラマはいない。
大半のプログラマ、特に優秀な人ほど独自に情報を集めて知識を蓄積している。
これが例えば法学部だったり経済学部であっても、基本は同じことが言える。
社会に出ている法学部出身者や経済学部出身者で、大学で学んだ知識を活かして社会で活躍している人が果たしてどれだけいるだろうか。
多くの専門書がAmazonで購入でき、ネットでも多くの論文が閲覧でき、資格講座でさえオンラインで受講できて
2chにいけば資格習得に関する情報交換が盛んに行われていて、語学学習もskypeを使えばあらゆる言語で世界中の人と会話ができてしまう。
加えて言うと、高偏差値といわれる世界中の大学の講義でさえもiTunes Uで無料ノーカットで受講できてしまう。
ここまで有益な教育(情報)を自宅にいながら無料、もしくは安価で入手できる現代で、大学に行く意味が果たしてどの程度あるのだろうか。
実技を要する医学部や、研究者志望を除いて、社会にいる多くの大卒程度の教育は自宅で簡単に受けられる。
教育という観点から言うと、前述の医学部生や研究者志望の人を除いて、世の中の多くの人にとって大学に行くメリットはもはやなくなっている。
残るのは大卒というブランド力と、大学へ行くための入試をクリアしてきたという実績が残るわけですが
これについては社会が人材の評価を適正にできていないのが問題。
いくら微分積分を学んだところで証券マンになればその知識は宙に浮くだけだし
いくら英語力をつけたところで国内に留まって日本人相手にしか仕事をしていなければ意味がない。
(英語の場合は情報収集という意味では非常に有益な能力ではあるが)
その職種や業種に必要とされる知識を社会、企業も把握していないか
入社後の研修とOJTですべて補えると考えているから、社会は「大卒」というブランドしか評価しようとしない。
「(教育という観点からいうと、医学部生や研究者志望以外の多くの人は)大学なんて行かなくて良い、意味がない」という話になる。
今後残る課題は
・社会が個々の業種や職種にマッチした人材評価をする仕組みを構築する
・大学に行かずに有益な教育や情報を収集する能力を如何にして身に付けるか
が残ると思う。
っと言った発言についても取り上げたかったのですが、もう書くのが面倒になってきたので今回はここまで。
ホリエモンさんはトレンドや世の中の新しい流れに非常に敏感な方で知識も豊富ですが
発言を見ていると、そういった知識に関する説明をすっ飛ばして暴力的なレベルで端的に発言されることが多く
多くの人に理解されなかったり反感を買ってしまう場面がとても多いように感じます。
世の中の新しい流れの渦中にいる人にとっては非常に共感を得るような意見が多いと思うので
だからこそ、未だに多くの支持者がいて、その反面アンチも多いのかなーっと思いました!おわり