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Osaka Against Racism 仲良くしようぜパレードの「仲良くしようぜ」という言葉が同化の強制と、結果として同化しないものを排除する理論だと批判され、そういう面があるとは思うけど、ちょっと違う面もあってそれを書いてみる。
入学した4月の半ば頃から担任が私ともう一人男子生徒に対して意地の悪い態度をするようになった。他の生徒の質問には答えるのに私達が聞いても聞こえないふりをする。何かの仕事をすると必ずケチをつけてそれだけでLHR一時間非難する。それでも足りないと教科の時間も潰してつるし上げられた。
忘れ物をすると生徒の名前の上に×をつける表が担任の発案で作られて、私の名前の上に身に覚えのない×を沢山書き込まれた。直して欲しいと担任に頼んでも無視された。表は毎学期作られ教室の後ろに貼られ、突出して高く積み上がった私の×印が廊下からでもよく見えたし、教科の先生はびっくりした顔をしてその忘れ物の主の名前を確認した。
中学の三年間、私は「仲良くしよう」とも「仲良くしろ」とも言われなかった。私は仲良くする必要のない生徒だった。非難され断罪され、クラスがそれでまとまる、ただその為だけの存在だった。ましてや「仲良くしよう」などと提案する相手ではなかった。何かを選択出来る権利などなかった。最初から、入学した4月からそう決まっていた。どうあがいても無駄な事はすぐ察せられた。
クラスのみんなは担任にしずかに従ったし、率先して私のアラをさがして非難する生徒もいた。
中三の三者面談の時、「成績は関係ない。おまえに良い高校は行かせない」と担任から言われた。そう言われて親が何も言えない担任の力が強い時代だった。
親の仕事で引っ越したので高校には同じ中学の生徒は居なかった。それもあるだろうけれど高校では同級生達から「仲良くしようね」などと気楽に言われてとまどった。
何年も言われた事がなかったのでどう対応したらいいかわからなかった。
まごまごしてるとこっちこっちと腕を引っ張って話の輪の中に入れてくれた。
私が一人でいると周りに集まってくれてみんなで話をしはじめてくれた。
中学では話しかけても「後でね」と言われ、話の輪には絶対に入れてもらえなかったから話をすることもうまく出来なかったけれど、それでもみんなは居てくれた。
いじめの後遺症だと思う今ならPTSD、当時はわけのわからない体調不良になって休んでばかりいたのにたまに登校すると昨日もいたかのように接してくれた。
「仲良く」は私には悪い言葉ではなく、それとは正反対の救いの言葉だった。
中学時代、別の人間がそれぞれ「仲良くしろよ」という言葉を発したことがある。
詳しくは書けないが一度は別のクラスの生徒をあげつらっていた子に向けて、もう一回はクラス全体に向けて、どちらも私の頭を通り越して発せられた。
あげつらっていた生徒は暫くブツブツ言い返そうとしていたけれどやがて黙り、クラスに向かって言われたときは、私以外のクラス全体がうつむいてしまった。
どちらの場合もその言葉によって、特定の誰かとは仲良くする気など最初から全くなかったという厳然たる事実と、その誰かに対する悪意と侮蔑が白日の下に晒され、それを認識せざるを得なかったからだと思う。それで目に見えて何かが変わったわけではなかったと思うが、言われてうつむく姿は今でも覚えている。
私が同化圧力としての「仲良く」という言葉を投げられなかったのは、いじめられた時にもう中学生だったこと、内申書問題などといわれ学級担任の力が絶対で、その担任が行ったいじめだったこともあると思う。目に見えない同調圧力を振りかざすいじめは陰湿で悲惨だと思うし、その被害者達が「仲良くしようぜ」という言葉を聞きたくない気持ちも許せない気持ちも重くて尊重しなくてはならないことだと思う。
この言葉のそういう面は認めつつも、「仲良くしよう」は私には救いの言葉であったことを伝えたくてこれを書いた。言葉は使い方だと思う。誰がどういう意図でどういう文脈で使うかが重要なのに、行動や意図が言葉で決められてしまい批判されるのはおかしい。
「仲良くしようぜパレード」を主催した人達に同化を強いる気や支配する気があったとは彼ら彼女らの行動を見る限り思えない。ただヘイトを止めさせたかったし、酷い言葉を投げつけられたり差別されたりしている人達の苦しみが少しでも減ってくれたらと考えていたと思う。そんな行動は単語一つで否定できるほど簡単なものだとは私には思えない。
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Aeromexico(AM) AM1 : (メキシコシティー)MEX - MAD(マドリッド)
Continental(CO) CO1 : (ヒューストン)IAH - GUM(グアム) HNL経由
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Delta(DL) DL1 : (オーランド)MCO - LHR(ロンドン) JFK経由
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