はてなキーワード: 車掌とは
枕は関係ない自慢話。
ボクの母親は今はどこにでもいる専業主婦ですが、昔はモデルとか女優とかをやってまして、その頃の写真を見るとまぁ綺麗です。例えると中根かすみのような人なのでした(残念ながら過去形。時は非情)。母から某大物俳優Mの面白い話を聞いたりしていますが、それはまた別の話。
そういうわけでして、ボクにもその血がたっぷりと注ぎ込まれているのです。運良く母親似だったボクは顔には恵まれて鏡を見るたびに見とれてしまうようなナルシストに育ってしまいました(運悪く頭は……ってわけですね)。
いい思いもたくさんしました。電車に乗っていると、いきなり女子高生二人組が寄ってきて「どこの高校通っているんですか?」と聞いてきました。JKは時と場所をわきまえずいつも二人組だ、などと考えながらケータイの連絡先を交換しました。
では、枕はここら辺にして時計の針を進めましょう。ボクはまたもや電車に乗っていました。大学生になったボクは平日の昼間から堂々と乗車する度胸を手に入れてました。ガラガラの電車内、座席の真ん中に座って、何をするでもなく広告や外の景色を眺めていました。
すると、一人の小学生らしき女の子が乗ってきたのです。後から思えば平日の昼間に小学生が、しかも一人で乗ってくるなんてそれだけでどこか日常とズレてるのですが、すっかり大人になったボクはそんなことどうとも思わないほど他人に無関心で冷淡になっているのでした。
彼女はボクの向かい側の座席の左端に座りました。そこでの彼女の奇妙な行動がボクの年齢を重ねるごとに減少していた好奇心を刺激したのです。彼女はチラチラとこちらを見ると少しずつ、少しずつ座席を右に移動していきました。何をしているんだろう? 彼女はついにボクの真向かいに移動してきました。このまま右端に行くのだろうか? と思っていると彼女はボクのこと数秒間見つめると、M字開脚のようなポーズを取ったのです。混乱をしたボクはすぐに目をそらしました。彼女はスカートをはいており、中の下着が丸見えだったのです。
ロリコン気質のないボクでも胸が高鳴りました。いったい自分の目の前で何が起きているんだろうか? どうすればいいのだろうか?
とりあえずその場を離れようと思い、席を立ちました。ボクは彼女が最初に座った左端、つまり彼女と並んで座ることにしました。その時何故そうしたのかは覚えてません。とりあえず彼女の下着が見えないところに行こうとしたんだと思います。ところがこれで問題解決なわけはなく……彼女はボクの方に寄ってきてあろうことか話しかけてきました。
「ねぇ」
最初は無視してましたが話しかけられた以上、もう席を立つこともできず、彼女も服を引っ張ってくるしで根負けして返事をしました。「なあに?」
「お兄さん、綺麗だね」
この手の言葉の投げかけには長年、どう返答するか苦慮していましたがつい最近ベストと思えるアンサーを発見したのでした。ボクはニッコリと精一杯の笑顔を作って「ありがとう」と答えました。
「今からどこに行くの?」
「ん、大学だよ。……キミは?」
「さぁ……手触っていい?」
「え……ダメだよ」
「なんで?」
「いや、だって……」
「いいじゃん」
触るどころか指を絡ませて握ってくる彼女。女子小学生と手を繋いで話している大学生。この光景ってヤバくないか、昨今の状況から考えて、とヒヤヒヤしてしまう。一刻も早く降りたいが、次の駅まではまだまだある。頼む、車掌の気まぐれで時速150キロぐらい出してくれ。
「楽しいよ、友達もたくさんできるよ」
「大学って何するの? 遊ぶの?」
「んー、遊んだりもするけれど、勉強するところだね」
「うん」
「えぇーっと、そうだね……色んなこと知るのって楽しいと思わない?」
「わからない」
「例えばさぁ、旅行に行くのって楽しいでしょ? 行ったことのない場所に行って見たこともないものを見たり聞いたりするのって楽しいんだよ。勉強って頭の中だけで旅行するようなものだよ」
彼女はよくわからないといった感じで「ふぅーん」と呟いた。電車内に「もうすぐ次の駅につきます」とアナウンスが流れる。すかさず「あ、俺次で降りるからさ」と彼女が握っている手を離そうとするが、彼女は拒んでいっそう手に力をこめる。
「ねぇ、さっき見たよね?」
「え?」
「さっき、わたしのパンツ見たよね」
「な、なに言ってるの?」
「どう思った?」
「いや、降りるからさ」
「どう思ったの?」
「どうも思わないよ!」
そう言うと彼女はうつむきました。しまった、これってもしかして泣いて叫んで痴漢成立か? ボクはロリコンとして社会的に抹殺されてしまうのか? 退路を絶たれた上に一生後ろ指を差されて過ごすことになるのか? やばい、早くこの場を離れなければ。
すると、彼女はもう一方の手でポケットに手を突っ込むと中から携帯電話を取り出した。彼女は「アドレス交換しよう」と言うが、ボクは「ごめん、今壊れてるんだ」と言い、電車が駅についたのを見て無理やり手をほどいて足早に降りた。彼女は追ってくることもなく、ボクは階段を降りながら電車が去っていくのを確認すると、その場に座り込み、彼女の携帯電話がプリペイドだったことを思い出すのでした。
以上、昨日のできごとです。これといった物語らしいオチが用意されていないあたりがやはりそこは現実で、物語が終わったあとの出来事、というほどの色気あるものもないと思います。彼女とはもう一生会うことはないだろうし、回想も数回だけしてすっかり忘れるでしょう。彼女はいったいどこから来てどこに行くつもりでなにが目的だったのか? 考えたって答えが出ないところが現実の面白いところです。
「どうしても仕事をしなければいけないので、席を替わってくれませんか?」
俺はそんな一言は言えなかったが、どうしても仕事をしなければいけなかった。
客先へ向かう電車の中の一時間30分でそれを終わらせないと、客先で何の対応もできない。
勿論、電車で駆けこまなければ客先に間に合わないというギリギリ状態。
席を代われなんて言えない俺は、扉の近くで座って、膝の上にノートのくせにでかいソイツを置いて必死に仕事した。
電車はちらほら立っている人がいる程度。運が良ければ座れるかもしれない。
けど、そんなの待っていられない。
「あの、迷惑なんで座らないでもらえますか」
声をかけられるまで目の前に立たれたのも気づかないくらい集中してた。
車掌が嫌そうな顔して立っている。
周りを見渡す。
相変わらずちらほらしかいないが、席は空いてない。
こっちをちらちら見てる奴もいる。
「他の人の迷惑になりますから、座らないで下さい」
もう一言残して、車掌はいなくなった。
誰が、誰に迷惑なんだ?
俺が座り込んでPC触ってても、誰ひとり迷惑なんざかけない。
乗り降りに迷惑な場所でもない。
理不尽さを感じながら、仕方なく俺は中腰になって片手でノートを持ち、あるいは空気椅子状態と切り替えながら作業を続けた。
車掌がもう一度来て、嫌そうな目で見たが、今度は何も言わずに去って行った。
足と手がしびれてきたが、なんとかやりきった。
馬鹿らしい所でプロ根性あるな、と自分で自分を褒めるしかなかった。
まあ、老人でなくても席譲れなんて言う勇気は俺にはないけどさ、
その老人の心の広さになんか心が洗われた。
仕事したいってヤツに席を譲ろうなんて奴はこの世にいないだろう、って思ってたからさ。
俺自身が。
心の広い人もいるんだな。まだまだ。
俺もそうなりたい。
歳食う前に、そうなりたい。
俺なんて車掌ごっこやりたくなるよ
定番と言っても良いほどの作品なんで、詳細解説とかあると思うけど
あえて何も調べずに見てきた感じ+パンフの情報だけで俺が考えた解説を書いてみる。
メインが歌+踊りのミュージカルなんであんま意味無いと思うけど
滅茶苦茶ネタバレするので、未見の人でネタバレ嫌な人はスルーしてちょ。
あまりに有名なミュージカルだけど、とりあえず一応あらすじ、
自由奔放なジェリクルキャッツたちが年に一度、一夜のジェリクル舞踏祭に集い、歌い、舞い、
たった一匹、天上の空へ送られ新たな命を授かる猫を選ぶお話。
パンフのあらすじ見た時点で気付くべきだった。
歌は楽しく、踊りは激しく、楽しいお祭とそこで起こるちょっとした事件を観客は猫たちと一緒に体験する。
そして、舞踏祭の最後、夜明けの直前に、天上行きへ選ばれたグリザベラをみんなで見送る。
だけど、ここでちょっとした違和感を感じたわけさ。
だって、グリザベラは舞踏会にほとんど参加していない。天上へ行くために選ばれる資格とはなんなのか?
天上へ行くことで、ジェリクルキャッツは新たな命を得ると言う。
グリザベラが選ばれたのは、単なる憐れみからなのか?違う。
天上へ行くためには、現世に対する失望と絶望、そして孤独が必要だからなのではないか。
天上へ行くための選考されていたのは、章に名前が取られている猫たちであろうと推測する。
ジェニエニドッツは猫としては致命的なほど、でっぷりとして動けない。友達と言えばねずみとゴキブリだけだ。
だが、彼女には大切な友達だ。
ラム・タム・タガーは突っ張りすぎていて周囲に本当の意味で溶け込むことができないでいる。
だが、彼を慕う雌猫たちはたくさん居る。
バストファージョーンズは権力者だが、上り詰めたものの宿命か誰も彼の権力を抜きにして接してくれない。
だが、権力者一流の不感症からか、彼自身それに気付かない。
マンゴジェリーとランペルティーザは小悪党として生きていくことしか出来ない二人組。
だが、お互いを伴侶として生きている。
オールドデュトロノミーは見送る役目なので、その時点で天上への道は閉ざされている。
だが、彼はバストファージョーンズとは違い真の意味での信頼を得ることが出来ても居る。
アスパラガスは自分の過去の輝きが強すぎて、いまの世のありようを罵ることしか出来ない老人だ。
だが、彼の話をみんなは聞いてくれる。
グロールタイガーはそもそも死んでいる。
スキンブルシャンクスは車掌として終わることの無い仕事を続けなければならない。機関車も壊れるし。
マキャヴィティの絶望(※1)はオールドデュトロノミーを殺してしまう(※2)。
ミストフェリーズはオールドデュトロノミーを復活させるほどの大魔術師だが、誰にも理解されない。
だが、彼の魔力を誰もが尊敬し、一目置いている(※3)。
章の名を冠する猫たちは、こんな連中だ。
字面にすると決して楽しいと言える内容ではない。つーか一部は不幸自慢大会のようにも見える。
だがしかし、彼らは誇り高く生きている。
皆と踊ることが出来るし、皆と歌うことだって出来る。
だが、グリザベラにはそれが許されない。
彼女はもう美しくなく、ずたぼろで、受け入れてくれる者は誰も無い。
舞踏会に参加しようとしても、他の猫に執拗と言っても差し支えないほどに拒絶される。
一度も踊ることはできないし、ぼろぼろの彼女にはそもそも踊ることすらできない。
見せ場は、ただただ過去の楽しい思い出を悲しくも美しく歌う、「メモリー」だけだ。
絶望自慢大会たるジェリクル舞踏会へ参加することすら許されないがゆえに、グリザベラが逝く先は天上しか残されていない。
他の猫は、舞踏会が終わり、誰が選ばれるかを待ち受けていた、その一瞬の間隙へ差し込まれた
「メモリー」によってはじめてそのことに気が付いたのだ。
最も深い絶望に居た彼女だからこそ、天上へ上ることで新たな命を受けることを許された。
誇り高きものですら絶望深いこの世界で、真の救いとは天上へ上ること(=新しい命を受けること)であり、
その資格はそのことがわかっている者同士の間にすらも入っていくことが出来なかった者に与えられた。
そうして、舞踏会は終わり、また新しい朝が来る。
長々と書かずに「実にキリスト教的世界観でしたね!」とか言えば済んだんじゃねーかとか思いましたが。
まぁそんなことより常に避けられる身としては猫とうまくやっていける方法を知れたのが良かったです。感想一行かよ俺。
でも仲良くなれる方法はまだわからないのよね。絶望した!
※1 マキャヴィティは自身が大悪人であることを自覚しており、天上へ上がることを諦めていたんではないか。だから舞踏会を邪魔したりしてたんじゃ。
※2 殺したと考えるほうが俺は面白いと思ったんで殺したと思っておきます。
すみやかに車掌に連絡してオガクズぶっかけてもらうしかない。
タイトルがすべてです。以下蛇足。
最近、店先などで「どなたでもご利用できます」などと書いてある例が目立っているが、ここでは謙譲語ではなく尊敬語を使うべきなので「ご利用になれます」と書くべきである。言葉は移りゆくもの、とはいうが、この誤りは敬語の基本ルールを犯すものであり、この点だけ例外を作ってしまうと敬語のルールが複雑になってしまうので、素直に受容しがたい。
数年前、どこかのATMに「すべての金融機関のカードがご利用できます」と書かれているときには、変な書き方をする会社もあるもんだ/社内で誰もチェックしないでくぐり抜けてしまったのだろうか、とか思っていた。しかし、気がつくと「お試しできます」とか「ご選択できます」とか、あれよあれよという間に増えていて、放っておくとこれが正しいものとなってしまいかねないような気がしてきたので一言書いておく。
客が主語になる言葉に「ご利用できます」と書くのは間違っている。日本の敬語のルールからすれば「ご利用になれます」と書くべきだ。
日本語の敬語は大まかにいって尊敬語、謙譲語、丁寧語に分かれる。謙譲語Iと謙譲語IIの話は置いておく。
尊敬語とは、その動作の主を敬うときに使う言葉だ。「社長が昼食を召し上がる(←食べる)」
謙譲語とは、自分(側)の動作を卑下することで、相手を相対的に上に見るときに使う言葉だ。「私が参ります(←行きます)」
上記2つの例は、それぞれ敬語のための特別の語彙(召し上がる・参る)を使って尊敬・謙譲を表現したが、そういう特別な語彙がない動詞もたくさんある。そういうときには、一般的な尊敬語・謙譲語の作り方のルールがある。
「お」と「ご」の使い分けは、一般的に動詞が和語か漢語かによる、とされている(「お書きになる」「ご同行する」)。しかし、「お電話する」のように、漢語なのに「お」を使うものも少数ながらある。いずれにせよ本筋からは外れるので戻る。
上記のルールからいえば、「利用する」を尊敬語にすれば「ご利用になる」、謙譲語にすれば「ご利用する」になるということが判る。で、これに可能の意味+丁寧語を付け加えると、尊敬語「ご利用になる」は「ご利用になれます」、謙譲語「ご利用する」は「ご利用できます」になる。尊敬語を使って客を敬っているつもりで「ご利用できます」と書いてしまうと、謙譲語を使っているので逆に客を下に置いてしまうことになるわけだ。
以上から、店先などで客の動作を表わすものとして書くならば「ご利用になれます」と書くべきであることがおわかりいただけたことと思う。
「ルールが先にあるのではない。言葉があって、それを書き表したものがルールなのだから、言葉の運用が変われば、それに従ってルールを書き直すべきだ」という意見がある。これは言語学的に言ってまったくもって正しい。私も基本的にそうあるべきだと思う。しかし、今回の場合、全体のルールとしての尊敬語と謙譲語の作り方自体は堅持されている。誰も自分の行為を「私がお書きになる」と言ったりしない。駅の車掌は「ご乗車になりましたら……」と言うし、デパートの館内放送は「ご案内いたします」と言う。ただ、可能の意味を加えようとするときだけこのルールがねじ曲がってしまっているのだ。これだと、前述のルールに、可能の意味のときだけ例外をむやみに付け加えることになる。言語のルールはシンプルな方がよい、と思うなら、このまま「ご利用下さい」を容認するわけにはいかないと思う。
御社の発行物などの各種説明にこんな言葉遣いがないかどうか、週明けに一度ご確認くださいますようお願い申し上げます。なお、この文章は他者への説明にあたって自由にご利用になれます。
多数論証
88% の人々が UFO を信じているのだから、UFO は実在する。
はてなブックマーク - 今起きていること。日本人の賃金を下げよ。リストラせよ。雇うな
はてなブックマーク - 労働政策の基本は「人は守るが、雇用は守らない」元スウェーデン財務大臣 ペール・ヌーデル~スウェーデンはいかにして経済成長と強い社会保障を実現したか。日本そして世界への教訓
はてなブックマーク - 正社員の解雇には2千万円かかる!|社長は労働法をこう使え!|ダイヤモンド・オンライン
はてなブックマーク - 年収3000万円のパイロットの賃金も下げられず、 痴漢をした車掌にも退職金を支払う|社長は労働法をこう使え!|ダイヤモンド・オンライン
くじに当たった人を殺し、その人の臓器を移植して他の複数人を助けるのは良い行いか?
トロッコをこのまま走らせると5人が轢き殺される。向きを変えると1人だけ轢き殺される。向きを変えるべきか?
ミニョネット号事件 海水を飲んで衰弱したため、殺害され、その死体を残った3人の食料にした
韓国地下鉄火災事件における「多数派同調バイアス」と「正常性バイアス」
公共施設(特に鉄道)での黒人分離は人種差別に当たらないとし、これを合憲としたアメリカ合衆国の裁判 最高裁判決は1896年5月18日に下された 7対1の賛成多数によって判決は下された。
国民の自業自得(自己責任)。国民が地獄を味わうのは当然の義務。われわれを(選挙で合法的に)選んだのは国民なのだから、最後まで付き合ってもらうさ。ヒトラー
404 Blog Not Found:結局自己責任が一番安上がり
同じ仕事を日本人なら月20万円、中国人なら月1万円が相場とする。
搾取者は日本人をクビにして中国人を採用し、その際に他の会社と競争力を持たせるために、月2万円を中国人に払うとする。
この時点で、搾取者は月18万円の得。中国人は2万円の得、日本人は20万円の損。
泣く者は一人、笑う者は二人。合計金額は変わらないのに、この方が笑う者が増えている。
平壌と38度線の中間にあった沙里院(さりいん)のガードポイントをトラックで突破するときでした。
それまで何度も止められましたが、そのたびに時計や万年筆などの貴重品を渡して、見逃してもらっていました。
それがここでは女を出せと言われた。これは本当に困りましたね。
若い娘はまずい。子持ちはダメ、あまり年上もよくないということで、
結局は元芸者さんなどの水商売をしていた女性や、夫や子供を失った未亡人に、みんなの視線が自然と集中するのです。
そのうちリーダー役の人物が土下座して「みんなのためだ、行ってくれ」と頼んだ。
みんなから射すくめられるように見られるのですから、その女性は出て行かざるをえません。
そうやって女性を送り出していった人間が、生きのびて帰ってきたわけですから。
(中略)
さらにひどいことに、女性が明け方、ボロ雑巾のように帰ってくると、
「ロシア兵から悪い病気をうつされているかもしれないから、あの女の人に近寄っちゃだめよ」と、
本来であれば手をとってお礼を言ってもいいのに、そういうことを言って蔑んだ目で見る。
戻ってきた女性の周囲には誰も近寄らないのです。
[アローの不可能性定理][民主主義][じゃんけん][trade-off]
多数の者に人気のあるほうが善いというふうにはならない。セネカ
訴訟社会ニューヨーク地下鉄の車掌は「事故が起これば俺が責任を問われるが、いくら遅れようとも俺の給料にゃ関係ないから駆け込みがあるたびにちんたら遅れまくるからな。遅れて被害遭うのは客のおめーらだけだからww」 みたいな放送をするわけで。日本はこういう社会になってはいけませんね。
こういう社会の方が居心地がよさそうなのですが。
アメリカが訴訟社会なのは、価値観が無数にあるから、各価値観を定量化する方法として民法を用いているような気がする。
貨幣を用いることで、価値観や感情を共有できない人とも、損得勘定という共通言語でコミュニケーションが取れるって誰かが言ってましたね。
法律と貨幣で縛られた社会は、それはそれでドライに感じるのかも知れないが、典型的な都市生活者(非コミュ)である自分としては、その方がよっぽど楽であるように思えてしまう。
法律と貨幣という、コミュニケーションのプロトコルで各員にアクセスできるのであれば、無駄なpingを飛ばさなくてすむし。
後はみんながそれを理解して、感情論でそれをつぶしにくる人が居なければなぁ…。
っていうか、社会の変革を望むよりはアメリカに行く方が楽な気がしてきた。
銃怖いけど。
ドラマか小説なら、こんな油紙に包まれた三角形の重いブツなんて一つしか考えられない、そんなものを預かったら大変なことになる、車内の他の人に見られたら大変なことになる、そりゃ後から考えれば自分だってそう思うけど、それは他人事のように後から落ち着いて考えるからそう言えるだけだ。
じっさい自分はドアを出て去っていく男相手に、大声でそのブツを振り回しながら叫んでいたのだった。電車の中をどんどん後ろに走って、駅から電車が離れたときにはあやうく車掌に詰め寄って電車を止めさせようとさえ考えていた。
結局あきらめて元の席に戻った時もまだ、そのブツがどんなものかについては考えが及んでいなかった。とりあえず何を受け取ったのか確認しようとして、席で油紙を開いてしまった。
「なんだこりゃ。」
中身をみて私は思わずつぶやいた。けっこう大きな声だったのに誰も気がつかないようだったのは幸いだったのだけど。
「現場に出くわしたら逃げろ」なら判るが、今回の場合通報する隙が至る所にあるのが問題なんだよ。
犯人は女性を連れて現場から移動はするわ、異変に気づいた人が隣の車両に移動する隙はある(ように読み取れる)わで、これで通報しないなんてどこまでヘタレなんだって言わんばかりの状況なのが批判に拍車をかけていると思う。
また、不審者対策にしたって、「怪しい人には近づくな、関わるな」と言う言葉は通常「直接関わると、二次被害があるから」と言う意味合いで説明を受けているはずなので、今回のような間接的にどうにかできる時位は正直動いて欲しい。
言ってる事はもっともだと思うし、閉鎖空間でなくても、チンピラまがいの人間が女性を脅していたとして直に助けにいける人間なんてごく小数だろう。
ただ、トイレに行くフリでもして車掌に知らせに行く位の気概を見せる人間が一人くらい欲しかったし、自分だったら試みてると思う。
(現実でも試みて脅されて止められていたのかもしれないが)
ただ、そこに女性専用車両を設けるべきと言う結論はどうだろう?
通常の車両ですら女性専用車両を設ける事による男性への弊害は意外と大きいし、女性は他の全車両にも乗れると言う現状は、痴漢詐欺のような新たな犯罪も生み出している。
だからと言って「女性専用」「男性専用」と車両をわけるような前時代的な男女隔離案はどうかと思う。
これは、閉鎖空間と言う逃げ場の無い空間で、いかに犯罪の抑止力となる設備を持たせるべきかと言う話と、何より事なかれ主義という日本人にありがちな考え方を何とかしなければいけないと言う話に展開させるべきなのではないかと思うが、どうなのだろうか?
偶然乗り合わせたに過ぎない乗客が助けるべきだとか車掌に通報するべきだとかいう主張をする輩は、二つのポイントを見落としている。
一つめは、今回の事件が過去に報道されていなかった、即ち既知ではなかったという点だ。
例えば車内放送とかで「車内でトラブルが発生しましたら車掌にご連絡ください」というアナウンスは徹底されていたか?パンフレットのようなものが配布されていたのか?いないだろう。だって今回、事件が表沙汰になるまで多くの人が-加害者と被害者と警察とその関係者以外は-知らなかったのだから。
そうした状況下において男女が揉めていたって、例え女性が泣き叫んでいたって誰が責められるんだ。止められなかった乗客を非難している馬鹿どもはその場にいなかった癖に報道で容疑者と被害者の間に何の関係性もなかった事を知ってから批判をしているという事実を見落としてはならない。
二つめ。仮に上記のようなアナウンス、情報の周知が行われていたからといって、今回の事件の背景になったような特急列車のような移動体で事件が起きた場合に乗客に自治を要求するのは難しいのではないだろうか。
所謂「見て見ぬふり」というのは常態化している。そうでなければ学校や会社でいじめが多発するわけがなかろう。
誰だって自分の身は可愛いのだ。見ず知らずの人を助ける為に例え車掌に通報する、という軽微であるように感じられるコストだって支払うのを躊躇するのは当然の事ではないのか。そんな事をして逆恨みをされたり標的が自分に移ってしまうリスクを背負ったところで誰が褒めてくれるのか。犯人が凶暴さをもって止めに入った人を殺さないとも限らない。そうした状況においてあなたは本当に止めに入る事が出来ると主張するのか?状況も良くわからないのに、見ず知らずの人間の為に命を落としたとして仮に英雄だと称えられたとしてもそれで満足なのか?
私は今回の事件は学校や会社同様「身動きのしにくい」閉鎖された環境で発生する問題だ、と捉えている。
こういう言い方をすると失礼かもしれないが、似たような事件は潜在的に幾らも発生している可能性があるし、これからも発生し続けるだろう。
私は、特急列車にこそ、女性専用車両を設けるべきだ、と主張する。
「40人も居たほかの乗客はヘタレか」みたいな話になってるところもありますが、現実に車内で痴漢(と疑われる状況)に気づいた場合、合意の上でのプレイなのか、捕まえるのが難しいようなプチ痴漢状態なのか、そもそももぞもぞしているだけで自分の誤解なのか、悩むことが多いです。
また、電車男の様に「何やってんだよ」とか取り押さえに掛かるのは、うらみ買ったら怖そうな人が痴漢さんだと私には無理です。
一時期なんやら痴漢だらけの電車に乗っていたんですが、実際怖くない普通のリーマン相手でも、「何やってんだよ」と始めますと「何もやってないよ」(女性は恥ずかしいのか知らん振り)、という、「オレ何やってんだろうなぁ」って状況になってしまうものです。
ではどうすれば良いのか。
我々、周囲の人間が第一にやらなければならないのは、痴漢を捕まえることではありません。
被害者を守ることです。
その為には痴漢を相手にするのではなく、被害者(と思われる人)に「大丈夫ですか」「気分悪いんですか?」と話しかけるのが有効です。
これで、「この人痴漢です」となれば車掌呼ぶなりすれば良いですし、「大丈夫です」と言えば此方の誤解か、合意の上なのでしょう。またボーダーラインの痴漢であれば、周囲が無関心ではないことを知れば、おとなしくするでしょう。
次の駅まで待っていては、痴漢被害は防げないのです。
とか偉そうに書いている私は、満員電車で1m離れた所にいた恋人が痴漢されているのかどうか確信がもてないでいたら、次の駅で痴漢だったって言われてかなりショックを受けたことがあるんですが(T_T)。泣きそうだったよ。
痴漢とは違うんですが、電車内で急に胸が痛くなり、座席に座るのすら辛くて床にうずくまっていた経験があります。
かなり呻き声出ていた記憶があるんですけど、けっきょく車掌さんしか声かけてくれませんでしたね。
少なくとも10人強は同じ車両に居たんですが。
そのときは車掌さんに救急車呼んでもらって、次の停車駅から病院に直行でした。
世の中そんなもんです。もっと大きな病気……脳卒中とかで倒れたとしても、誰も手を差し伸べてくれないんじゃないかなぁ……。
車掌さんには感謝してます。心配して声かけてくれただけでも本当にうれしかったです。
自分も声をかけられる人になりたい……。