「赤字」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 赤字とは

2010-10-21

昔の話だけど、と最近聞いた話。

今でこそ同和利権だとか公務員の同和枠採用の話が表立って出て来るけれども、その昔は皆知っているけど口に出せないってことだったそうだ。

何と言っても同和の人間の力が強い。

とにかく「差別」て呪文は最強だったらしい。

関西のとある市では、市バスの運転手何かはこの同和枠採用が多かったそうで、それこそ道で乗用車とケンカしたりなんてこともあったとかなかったとか。

んで、その同和枠採用の運転手がある日(障害者の)作業所に通っている女の子に乱暴を働いたそうだ。

勿論親は激怒。その施設の保護者たちも勿論怒って抗議したらしい。

しかし、結局泣き寝入り

同和の人間の力の前に屈した。

強姦魔は捕まらず仕事場にも復帰したらしい。

今聞いても腸が煮えくりかえるような話だ。

相手が障害を持っているから狙ったんだと、しかも運転しながらその子に目を付けてたんだと思うと虫唾が走る。

もしあの頃ネットが普及してたら強姦魔個人情報晒してやったのに、なんて思わなくもない。

まあ、その話を聞いてその市バス赤字でほとんど民間委託になった理由がわかった気がしたのだった

http://anond.hatelabo.jp/20101021005245

ふと見てきたら、還元率-300%ぐらい。(つまり手数料で3倍赤字)のオークションがあって笑ったw。

うっかり、突っ込むとこういう事もたまにはあるよねw

2010-10-16

http://anond.hatelabo.jp/20101016173701

国債の大部分は固定金利だから既存の国債の利払いは増えないし金利が上がれば政府資産の利息収入も税収も増えるので財政赤字は10兆も増えない。銀行国債以外の資産価値があがるし、数百兆の総資産から見れば6兆ごときで倒産ラッシュはありえない。

日本財政赤字はもうコントロールがきかなくなった。

5年以内に、国債国内で消化できなくなる。「われわれは今みたいな金利で絶対にJGB(日本国債)を買いませんよ」。つまり5年以内に金利上昇が起こるというのだ。日本政府債務は約1000兆円。金利が1%上がっただけでも、財政赤字は10兆円増え、銀行には6.5兆円の含み損が発生する。

国民金融資産年金は半減し、円安で大規模な資産逃避が起き、倒産失業が激増して経済は大混乱になる。「失われた20年」どころか、日本経済永遠に立ち直れないかもしれない。「だから徐々に円預金を解約して、外貨建ての投資信託に分散投資することをおすすめします」とファンドマネジャーは言った。「いま世界でいちばんリスクが高い通貨は円なんですよ」。

http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2010/10/post-235.php

http://anond.hatelabo.jp/20101016000616

金持ちになって、貧乏な人にどんどん金を配りまくればいいんじゃね?

医療機関とか学校とかもガンガン建てまくって、みんなタダで行けるようにするとか。

金がないのが原因で不幸になってる人は救えるし、自分も死ななくていい。

なんかねぇ、自分犠牲になって全人類を救うって、ヒロイズムに酔ってるだけなんじゃないの?

その上、そのヒロイズムに乗れない奴は悪だ、って他人に犠牲を強いる考え方が独善的でサイアク。

すごく小さな話に変換すると、例えばお前が赤字垂れ流しで潰れる寸前みたいな会社にいたとして、

上司から「お前が毎日10時間くらいサビ残したら会社潰れないで済むよ、でもお前は過労死しちゃうけど」って言われたら、

他の社員失業させないためにサビ残して過労死するのか?

それで同僚にも同じようにサビ残させようとするのか?

俺がそんな状況に置かれたら、定時に帰って転職活動するけどね。

2010-10-15

http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2010/10/post-235.php

日本政府債務は約1000兆円。金利が1%上がっただけでも、財政赤字は10兆円増え、銀行には6.5兆円の含み損が発生する。

金利が上がれば政府保有の金融資産の利息収入も増え、金利が上がるときは名目成長率も上がり税収も増えるので財政赤字は10兆も増えない。株外貨も上がり貸し倒れも減るので銀行資産全体の損はもっと小さい。インフレになれば返済負担が減るといいつつ借金もちの銀行政府が苦しくなるとか支離滅裂すぎだろ。

2010-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20101012232927

ひろゆき曰く

そもそもwebサービスなんぞ赤字で当然

儲けが出れば御の字だらしいです

ひろゆきSNSはまあまあだし・・・

一つのメディア終焉

ラジオが成り立たなくなってきたらしい。まぁ、予定調和であり、誰もが「いつ来るかは解らないがその内来る未来」として考えていたことが、ついに現実になっただけ、と言ったらそれまでのことです。さて会社が続けられなくなる理由は単純で、「出ていくお金」が「入ってくるお金」より多い状態が続き、その限度が一定の程度を超えたときがその会社が終わるときです。

ラジオ局等のメディアについては、「スポンサーにもらえるお金」より「番組を続けるために要るお金」が多い状態が続いてしまって、赤字になる、というパターンですね。

スポンサーがくれるお金の量は、スポンサーが決めます。

スポンサーはどうやってその量を決めるかといったら、どれだけ自分が「目立てるか」の度合いに比例した量お金をくれる、と考えていいでしょう。

すると目立たないメディアは当然もらえるお金の量が少なくなる訳です。

そんなこんなで、ネットで目立つことをする人たちが沢山増えてくるにつれて、ラジオなんかは相対的に目立たなくなっていった訳ですね。

「相対的に目立たなくなった」これが敗因な訳です。これ、果たしてどうしようもない事なんでしょうか。

ネット流行るにつれてラジオは絶対に目立たなくなっていく?

ネットラジオの違いを考えてみましょう。

まずは通信する情報量の違いです。現代においては、ネットの方が断然情報量は多いといえるでしょう。

しかもネットは「下り」の通信だけでなく「上り」もできます。

ラジオは「下り」しかできない上に扱える情報量は少ない。

どうみてもネットの方が便利なツールですねぇ。

ラジオアドバンテージはないのでしょうか?と考えると、

あるにはありましたラジオの利点。受信する人が増えても大丈夫だ、という事です。

ネットは人が集まってしまうと鯖が大変です。でもラジオならどれだけ人が増えても、電波が飛んでいる限りは受信できます。

この唯一の利点を活かした商売をすればもしかしたら「目立つ」事が出来たのかもしれませんね。おれはなんにもおもいつかないけど。

2010-10-10

口ききの誤解

http://anond.hatelabo.jp/20101009151903

議員の俺から一言

ペーペーの市会議員なんで俺のやり方

役所に電話して待機児童リストを取り寄せる

調査ということで出させる

順番に赤字を入れて黙って返却

役所の担当者もわかりましたと一言

ここはあうんの範囲

役所も通したい議案や案件がある

それに協力するかどうかは過去の貸し借り貯金で判断

リストの備考欄に議員苗字がある

議員の中にも序列がある

おえらいさんの順番

待機児童の順番なんてそんなもの

 

本気で無作為抽選なんて信じているのか?

担当者のさじかげん

担当者も順番に苦慮している

そうしたときに議員や役所内からの依頼を重視して順番を決める

この実態がほとんど

依頼しないといつまでたっても順番に回らないぞ

 

これは市営住宅老人ホームも同じ

議員は使ってなんぼ

議員も依頼される方が嬉しいよ

仕事している気になるしね

 

別にお金はもらわないというより請求はしない

お礼に後援会寄付してくれるのは嬉しいけどね

いちいち金額は言わない 当たり前

ただ人情としてほとんどの人は後援会寄付するね

金額は相手の所得状況に応じていろいろ

お金持ちだったら二桁だったり、お金がない人だったら3千円くらいだったり。

それでも嬉しいもの

お礼の電話は金額の大小に関わらずこちらからする

今後とも頑張りますのでどうぞ応援よろしくお願いします。

そういうと相手も先生頑張ってください。と言ってくれる

嬉しい。頑張ろうと思える

益田相談してみるといいよ

変な要求するような議員だったらやめて、他の議員にお願いすればいい

2010-10-07

首都圏大学に通う増田アンケート

ちょっと不動産運用を始めるかなぁと思うので、おまえらちょっとアンケート

俺は大学時代非常に貧乏で生活に困った口なので、おまいらを支援するような不動産事業をやりたい。

具体的に言えば、寮っぽいものをやりたいんだがちょっと聞いてくれ。

例えば早大生。(他の大学は似た様な条件でイメージしてくれ)

おまえら、もし仮に高田馬場に一人6畳間風呂台所共用、かつ共用スペースありの寮を借りれるとしたら

どれくらいのカネを出す?物件はそんなに綺麗ではなく、ごく普通の大きめ一軒家を改装したものだとイメージしてくれ。大体6人くらいの学生が住んでるイメージ。まぁ「下宿」の方がイメージ近いかもしれん。

大学からは徒歩5~10分のイメージ

敷金礼金なし月三万が限度

敷金礼金はイヤだがデポジット5万くらい、家賃3万ならいいよ。

デポジット五万で家賃4万でもいいよ。

デポジット5万、家賃5万でもいいよ。

どれが一番近い?

ちなみに俺は固定資産税が回収出来て赤字が出なければ儲けはさほど求めてない。

上モノは限界来るまで使い倒して、その後は更地にする。

2010-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20101003051744

まだ若手の弁護士ですが、気になったので少しだけ。

知識的にも教養的にも人格的にも、日本人の中で best of brightestだった方々が、環境に染まり弱者救済を忘れてしまうような職業弁護士だとしたら……そこには立ち入らないようにした方がいいのではないか、と思うのですが。

法テラススタッフ弁護士になれば、国から給与をもらいつつ、赤字覚悟の仕事も出来ますよ

http://www.houterasu.or.jp/housenmonka/staff_bengoshi/gyoumu/)。

期間は限定ですが。

また、これからは弁護士といえどもそんなおいしい話ばかりは無いわけで、細かい仕事も拾っていくというスタイル弁護士も一定数増えてくるのは

間違いないと思います(国選弁護事件などでその傾向はすでに現れています)。

少なくとも、元増田が挙げてくださった例でいえば、年収300万で企業クライアントなどを持っていないような弁護士だったら、よろこんでかどうかはともかく、きちんと引き受けるでしょう。

最近税理士になった友人が数人いますが、彼らに、

「せっかく頭がいいんだから、公認会計士資格を取れば、税理士にもなれるし企業監査もできるから、そっちをねらった方がいいじゃない? 公認会計士の方が」

と尋ねても、一様に、

税理士は税法の勉強受験時代にやっているから、公認会計士に税務のことで負けることはない」

と言い張るのです。

また、公認会計士になった友人も、監査法人で税法に関する問題が出てくれば、同僚の税理士に尋ねるように、上司公認会計士から指示されたそうです。

受験時代にその分野を勉強していなくても、資格取得後に勉強すればいいですし、弁護士公認会計士に受かるくらいの頭のよい方なら、不動産登記法や税法などは、理解がたやすいような気がするのですが……。

頭のよしあしの問題ではないです。

勉強で詰める知識と実務を行う中で必要になる知識は全然別物で、上位資格を持っていたって、普段その業務をやっているプロにはかないません。

(もちろん、上位資格保持者(上記の例では公認会計士)が普段から下位資格の業務分野をやるようになれば別ですが。でも自分の分野の専門化で忙しいので、隣接分野まで手を広げるのは意外と容易ではないような気もします)

ご参考までに、こちらでも。

http://ameblo.jp/kamatastudy/entry-10620338818.html

2010-10-03

飲食店開くよ!

資本金・5000万。

料理人二人。(俺含む)

客単価2500~3000円程度のダイニングバー開店の予定。

カウンター10席、テーブル16席程度を想定。

フレンチ、イタリアン修行したシェフによるちょっと気取った料理をハシで食う

こじゃれ系ダイニングバー。

売りは割り物、ソーダ割りで行く予定。窒素充填機を購入し

100種類以上のスピリッツリキュールハイボールに出来るよ!という感じでやりたい。

生の樽を置くかどうかは思案中。どうせビールなんて原価率高過ぎて利鞘が出ないので

いっそ赤字覚悟の手動ビールサーバーでもブチ込んでレアな樽入れたるかと思ってる。

さぁ、ネガティブさが売りの増田どもよ。

こんな感じの出店計画に全力でケチをつけてください。

なんかこー、アメリカンな感じじゃない食いモンが気軽にハシで食えるバーをやりたいんだけども。

立ち飲みイタリアンみたいな店をもう少し大規模にした感じで。おまいらどう思いますか。

売り物がソーダ系ってのが「流行便乗かよプゲラ」って感じですか。しかし、なんだかんだみんな好きじゃないですかソーダ割り。

コメント向け追記。

窒素充填機」はソーダを作るもんじゃないです。開封済みのお酒の瓶から酸素を抜いて味の劣化を防ぐモンです。

窒素をシューって入れてパラフィルムで密封しておくわけです。

http://anond.hatelabo.jp/20101003202537

自民党守旧派赤字を増やしたというのはよくある誤解

今の財政赤字の多くは橋本小泉とか構造改革やった政権で増えてる

この十年間公共事業は減少傾向だが財政赤字は増えまくりという現実を認めるべき

経済歯車を回すのは雇用か?

歯車が噛み合っていない事が問題なのに、政府が先頭に立って雇用を増やすのでは、税金無駄遣いが増えるばかりであり、財政赤字が酷くなるだけである。

経済政策においては、自民党守旧派抵抗勢力と、ほとんど変わっていないという事であろう。これでは、国民の支持は得られない。ばら撒きを受け取る側の、政権に近い人々の声しか聞いていないという事で、先は長くない。

研究開発や人材育成企業が行わないのは、それにメリットが無いからであり、そうなっている法制度社会環境を改めない限り、いくら税金を注ぎ込んでも、実用性の無い研究という結果にしかならない。国防にしか応用が利かない技術に関しては、税金でやるしか無いが、それ以外の技術については、民間が自発的に行うように制度を改廃する事で対策とするべきである。

税金をばら撒く為に審議時間と労力を使い果たしてしまうのでは、財政赤字を作り続けるだけである。

自民党政権を失ったのは、為すべき事をせずに、ばら撒きを繰り返し、財政赤字を膨らませていたからである。この批判票が民主党に流れたというのに、民主党は、自民党守旧派と同じ事をやろうとしている。

選択肢が無ければ、民主制を取っていても意味が無い。

国民は既に意思を表明しているというのに、その意思を汲み取れず、都合の悪い意見や、自分の主張・思い込みとは違う意見を間違っていると決め付けて聞かずに、勝手な事をやり、失敗を重ねた挙句、その責任国民にあるというのでは、開き直りでしかない。

恥を晒している事に気がつくのが、遅すぎるのであった。

与党内野党が、野党連携すれば、政権をひっくり返せるというのが、衆議院の3分の2という数である。臨時国会の会期末には、当然、内閣不信任案が出てくる。与党内野党が賛成に回り、解散総選挙という展開が、濃厚になってきたのであった。解散風は、木枯らしと同時に吹く事になる。

投票日は年内か、新年早々か。

ミステリマガジン 2004年9月号 桐野夏生インタビュー後半部

とある記事のはてなブックマークでその存在を知って、中身が知りたくなったのでミステリマガジンバックナンバーを借りてきたよ。

そしてその内容が個人的にグッと来るものだったから、メモ代わりに後半部だけをここに書き出してみるよ。

『OUT』という名の運命 桐野夏生


 九六年二月、私は、青山ベルコモンズカフェ言葉を失っていた。狭いテーブルの上に広げられたのは、探偵ミロを主人公にした旧『柔らかな頬』第二稿。付箋が挟まれ、赤字が入っている。対しているのは、新担当編集者だった。彼は、「うまく直っていない」と告げて沈黙した。第一稿が上がった時点で、様々な注文を付けたのは彼だった。複雑過ぎるからもっと単純に、対立を明確に、タイトルを変えろ、等々。エンターテインメント小説王道を説かれ、何とか努力して改稿した結果がこれなのだ。

 私は、紅茶の染みが飛んだ原稿を書類袋に仕舞い、「わかりました。これは捨てます」と言った。彼は、私の反応に少し慌てたようだった。だが、私は周囲のざわめきすら、気にならないほど打ち沈んでいた。誰も見方がいない、これから一人でやるしかないのだ。その思いが頭の中をぐるぐると巡っていた。「これからどうしますか」と問われ、「別の小説を書きます」と意地で答えた。この時、『OUT』の構想が生まれた。行き場のない中年女たちの小説を書こう、と。行き場のない中年女とは、まさしく自分のことだった。

 その年は、他の細かい原稿は一切書かず、『OUT』の書き下ろしに専念することにした。どのみち、デビューして間もない作家に、そう多くの注文は来ない。私は、原稿を捨てたトラウマを抱えつも、何とか『OUT』で勝負したい、と必死になっていた。その重圧に押し潰されそうだったし、『柔らかな頬』を捨てたことで、作家としての自信を失っていた。とりあえず、どん底にいる私が発見したのは、恐ろしく単純な事実だった。書くしか生きる方法がない、ということ。そして、それは恐ろしいほどの孤独を生きる、ということでもあった。

 取材は多岐に及んだ。井の頭公園バラバラ殺人事件の取材をした記者ルポライター、深夜の弁当工場、街金。取材対象のアポは、ルポライターを除いて、ほとんど私自身が行っていた。当時、私のような駆け出し作家には、出版社は金も時間も多くは割いてくれなかったのだ。しかし、自分で切り開いた取材先は、得るものも大きかった。結果としてはその方が良かったのである。私は一人で車に乗り、物語現場と仮定した東村山市に度々出かけた。駅前で描写のための写真を撮り、見知らぬ公団住宅広場を歩き回って、主婦の顔を見た。頭の中で、雅子邦子たちが息づき、喋り、早く書いてくれ、と叫んで、今にも爆発しそうだった。

 夏までにほとんどの取材を終えてプロットを作り、私は九月から書き始めた。千ニ、三百枚以上の長編になるはずだった。せいぜいが八百五十枚の経験しかない私には、初めての大作だ。ミロシリーズ一人称一視点をやめ、三人称多視点で物語の速度を速め、螺旋状に回すことを決める。十月に二百枚入稿年末に五百枚。順調だったが、書いている間は他の作家の華やかな噂を耳にして、心が乱れた。一人でパソコンに向かう日々は、実に孤独だ。書くしかない、と思っても、小説の終結まで途轍もなく長い時間がかかるのだ。そのことを考えるとどうしても落ち込んだ。短編小説の注文もぽつぽつあったが、理由を話して断った。その頃の私は、仕事を断ること自体が冒険でもあったから、これでその出版社からは、二度と仕事は来ないだろうと覚悟した。

 三月十七日の夜、最後の一行を書いた途端、涙が溢れた。やっと終わった、辛かった、と言葉にすると、また泣けてきた。しかし、ようやく脱稿した私に、厳しい現実が待っていた。初版部数は一万三千部だというのだ。内容に自信があったし、二年越しの仕事だったから、初版部数の少なさは衝撃だった。だが、これが現実だと思えば、やり遂げたという自信を胸に、次の仕事に賭けるしかない。それが作家だ。何とか自分を慰めた時、不思議なことが起きた。口コミで爆発的に売れ始めたのだ。『OUT』は作者の手を離れ、ひとりでに読者の元へ飛んで行ってしまった。

 九七年の『このミス』で一位、翌九八年直木賞ノミネート。破竹の勢い、と自分でも満悦だったが、ここから『OUT』の不思議運命が始まる。直木賞落選。次の吉川英治新人賞でも落選。ようやく推理作家協会賞で長編賞受賞。三度目の正直だった。賞にノミネートされる度に有望視された『OUT』は、その「反社会性」とやらで、メジャーの賞から弾き出されたのだ。そして、その不思議運命のとどめは、今回のエドガー賞候補である。

『OUT』は、私という作家ブレイクさせてくれた作品だが、同時に、私をOUTな作家にしてくれたらしい。それは、決して王道を行けない奇妙な小説家としての道でもある。その始まりは、旧『柔らかな頬』を捨てた日の、打ち沈んだ気持ちにある。誰も味方はいない、一人でやるしかない、というあの思い。だが、孤独作家を鍛える。再び、同じ思いをして自分を鍛えたい、と最近思うのである。

http://anond.hatelabo.jp/20101003051744

上位ロースクール修了で新司法試験を撤退した者です。

撤退の理由はあなたが書かれているものと関連しますので、

人ごととは思えず、長文を書きます。

友人のほとんどは司法試験合格し、また、優秀な実務家教員とも飲み会をし、

就職活動で何人かの弁護士に話を聞いた、というレベルですが、

思うままにいくつか書きたいと思います。


弁護士は、扱える金額が非常に大きいし、そもそも高給取りだ。

自然に考え方が、貧乏人からずれてしまうのが必然ではないのか。

「考え方がずれる」とかそういう話じゃないと思います。

弁護士人間ですから食っていかないといけない。

そのために「割のよい仕事」を求めるのは当たり前です。

弁護士は「法律を使って法的に正しい状況を実現する」ことを商売にするのですから、

採算の合わない仕事やらないからといって、彼らを否定することは出来ません。

司法書士弁護士よりも「割のよい仕事」が少ないから、

儲けの少ない仕事であっても処理せざるを得ないのです。

薄利多売でいかざるを得ないのです。

もちろん、すっぽかすような弁護士は商売人としてどうかと思いますが、

弁護士数の増加によって弁護士とりま競争状況は年々に悪化していると聞きます。

採算の合わない事件を処理しないのは、事務所を経営しなければならない、

家族を養っていかなければならない、事務員の給料を払わなければならない

弁護士からすれば当然のことであり、いわゆる弱者救済を放棄したとかいう

「考え方の違い」とは関係のないことだと思います。



だから・・・

しかし、きっかけはどうであれ、弁護士が増えれば、企業のために働く弁護士も増えるが、

貧乏人のために働いてくれる弁護士も増えるに違いない、

ということは起こりえません。

逆に競争が激化して事務所単位収入が減れば、貧乏人のために働く弁護士は激減するでしょう。

彼らだって食っていかないといけないのであり、赤字事件は事務所経営に余裕がないと出来ません。




なお、

司法書士のような国際的になんら認められていない資格は淘汰され、日本法治主義はより進歩したものになるに違いない。

そう考えていたが、どうもそうではないのかもしれない。

この部分については、ちょっと認識が間違っていると思います。

確かに弁護士法律系の資格の中では最強の資格です。

弁護士になれれば司法書士仕事も出来たはずです。

しかし、試験科目をみればわかると思いますが、中心的に勉強する範囲が異なるので

司法書士が強い領域と弁護士が強い領域は異なります。

例えば、司法書士では不動産登記法が科目になっていますが、司法試験では民法に関連して少し出てくるだけです。

よって、例えば登記関連の仕事弁護士資格上は処理することは出来ますが、

知識不足・経験不足のため事実上、処理することが困難なのです。

なお、中規模の弁護士事務所には弁護士司法書士が所属しており、両者は互いに助け合って仕事をしているのが実態でしょう。



司法書士なんて、弁護士になれなかった人がなるもので、これから司法改革が進み弁護士の数が増えれば、

必然的に淘汰されるに違いない、と考えていた。

前半部分は正しいですが、淘汰されることはないでしょう。



全体を通してですが考え方が甘いと思います(昔、私もそうでしたが。笑。)。

そうすると、扱える金額が制限され、弁護士に比べると様々な点で業務が限定されている司法書士だからこそ、

貧乏人の価値観共感し、彼らのために戦おうとする人々が多くなるのではないか。

本当に困った人のために活躍したいのならば、弁護士ではなく、司法書士を目指した方がいいのかも。

自分自身が誰のために働くか、というのは資格の種類の問題ではなく、あなた自身の問題です。

弁護士でも貧乏人のために働くことも可能でしょうし、司法書士でも儲かる仕事しかしないことも可能でしょう。

また、同じ仕業の人がどういう考えでいるかということに、元増田が流されると考えるようでは

貧乏人のために働き続けることは難しいでしょうし、そもそもロースクールカリキュラムに耐えたり、

司法試験に耐えたりすることも難しいでしょう。



弁護士の数が増えるのは、経済界から、

グローバル社会企業が勝ち抜いていくためにも、法律に通じた優秀な人材がこれからの日本にもっと必要だ」

という要請があったというのが本当の理由だそうだ。

これは大嘘です。仮にそうであればグローバルに展開している大企業はこぞって司法試験合格者を採用して、

司法試験合格者の就職難も解消されていてもいいはずですが、そういう動きはありません。

司法試験合格者数や就職難に関する弁護士ブログをみれば、これが嘘であることは明らかだと思います。

司法試験ロースクール設置によって一番利益を上げているのは大学関係者文部科学省です。

一連の司法試験制度の改革は彼らが利益を得るためにおこなったものといわざるを得ないと思います。

大学教授の「法的サービスの潜在的需要はあるはずだ!!」という、根拠に基づかない発言は極めて迷惑です。

大学教授自分学生や、司法試験合格者が食っていけなくても別に困らないですから、何とでもいうと思います。

大学スポンサーとなっている新聞社は、大学利益にならないことはなかなかいえませんから、

元増田のような公告・記事を書くでしょう。





最後にざっくりとした感想を。

元増田は「金を取って人の紛争を解決する」ということの実質をきちんと考えた方がいいと思う。

具体的にどういう仕事をしているのか、実際に働いている人の話を聞くといいと思う。

弁護士であれ、司法書士であれ、事件を受けるからには、どんなに依頼人が金に困っていても

彼らから着手金はもらうわけだし、成功報酬ももらうわけです。

慈善事業ではなく商売として人の紛争に首を突っ込むのです。

貧乏人から金を取ることを割り切ることが出来るかどうか、ということは極めて重要です。

また、貧乏人だって悪い人は悪いんだから、そういう人を救うことは出来ません。

うまくまとりまりませんが、なんだかすごいナイーブな発想で弁護士という仕事を捉えてらっしゃるように感じます。

他方、今から弁護士になるのはかなりリスクがあります。

ロースクール入試による競争ロースクールでの競争、新司法試験での競争就職活動での競争

全ての段階でドロップアウトする可能性があります(上位校に行かなければまともな教育は受けられず、

かつ、上位校であれば学校内の競争はし烈です。)。

また、友人から聞いた話ですが、新人弁護士の最低待遇年収300万円に

弁護士会自己負担(年間50~100万)という状況だそうです。

大学卒業後2年社会人として働いていらっしゃるようですが、

仕事がつまらないという理由と、先述したナイーブな発想で弁護士を目指すのは

あまりにも頭がお花畑だといわざるを得ません。

それでも弁護士を目指したい!!と思うのならばそれは自由ですが、

かなりのリスクがあることを覚悟の上で、いかれるとよいと思います。

2010-10-01

id:taanの脅威のセルフプロデュース力 part2

すぱむたんの新ブログ『まつエクサロンって赤字に絶対ならなくないですか?』で

はてブスパムが始まった。隠す気もないらしい。

http://b.hatena.ne.jp/Udy/

http://b.hatena.ne.jp/Sambasan/

http://b.hatena.ne.jp/ocbear/

http://b.hatena.ne.jp/Modrich938/

2010-09-23

http://anond.hatelabo.jp/20100923195448

だったら、平均的には

行政から受けているサービスにかかる金=納税額

になってるんだから

そうなっていないから財政赤字がどんどん拡大しているんだが。

だいたい、「行政から受けているサービスにかかる金=納税額」となる「平均化された人間」とやらと仮定して

それが「一般市民」や「国民の多く」と重なるという根拠はどこにもない。

2010-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20100913234853

結婚披露宴というものは、ご祝儀と式費用がだいたい釣り合うように、3万円という相場が決まっているのに、

祝儀相場だけ下がって、式費用がそのままじゃ「結婚式は大赤字」が常識になって式が出来ないカップルが続出するじゃないか・・・

訴えるとするなら「祝儀相場下げろ」じゃない。「もっと質素な式を一般化しよう!」だろ。

一見遠回りだが、それが祝儀相場を下げる最短コースだ。

2010-09-12

コミュが嫌い、それ以上にわたし自信が嫌い

わたしの仕事スーパーで時給880円でレジを打つことです。

話聞いてくれる友達いないのでここに書きます。

ニコニコミュージカルっていう舞台があります。

舞台って会場借りるのとかセットとか作るのとか初期投資お金がかかって、それを回収するには公演日数をある程度かけて、観客呼ばなきゃいけないけど、最近のプチ演劇ブームで人は分散して集まりづらい。

だからニコ動で有料中継すれば、遠方の人でもみれるし、ニコ動名前テニミュの創設者が関わってるといえば、みんな財布の紐が緩くなるだろう、そんなコンセプトの舞台です

この舞台については色々とお話したいことがあって、例えばファーストフードショップかどこかで繰り広げられた「あの子ニコミュの声かけられてるらしいよ。」「マジで、じゃあ当分連絡するのはやめようぜ」という会話から妄想できる、どこにでもある嫉妬と足のひっぱりあいの話や、ニコニコ歌い手を応援してる人達って、応援している人がプロになったらきっとあなた達のこと忘れてあなた達の財布のことしか思い出せなくなるのにどうして応援できるんだろう、という話や、オーディションって最初は清廉潔白だけど、5年もすると人間理想忘れて、枕やコネが出るよねっていう話とかもしたいんだけど、それはまた別の機会で、今日プロデューサーの話をしたいです。

このニコミュプロデューサー自分ブログで色んな舞台のことをdisってます。

別にそれは良いんだ。わたしも大人だ。大人になっても他人を貶めたて自分を飾り立てたい人間の気持ち、わからないでもないです。

でも、数ヵ月後ニコミュが成功して、ほらっ、他のやつは無能で、俺は有能っていう気持ちをいう光景勝手妄想したら、なんか駄目だと思っちゃいました。

プロデューサー仕事はいくつもあるけど、大事な仕事ひとつは金を稼ぐことで。

最終的に赤字しか出せないやつは、どんなに面白いものを作っても評価されるべきではないし、アマチュア学生劇団制作でもやってろ、とか思ってしまいます。

 

コミュについて、色んな情報総合すると、この赤字の分岐点が他の舞台と違いかなり甘い気がするんです。私は単なるスーパーレジ打ちなので、詳しい数字なんてわからないんだけど、どう考えても、本来他の舞台では負担している本社固定費用費用計上されないで計画されているような気がするんです。

これはIT企業によくある初期投資は手厚くするとか色んな特殊要因が絡んでいるのもわかってますし。そういう環境を作るのも大人のいう実力なんでしょうし。

でも、もし、他の人とそもそものスタートラインが違う、勝利条件が緩いってことにはかわりがないっていうのなら、そういうのを誰も知らないことをいいことに口を噤んで、俺は成功した他の奴等は無能っていうのはちょっと違う気がするんです。

だって、そもそも成功条件が他より簡単なら成功して当然でしょ。

どうせなら、金をもってるバックをつけられない奴が悪い、無能と言って欲しい。要領がいいことも実力のうちって言って欲しい。色んな人間騙せるのも実力って言って欲しいです。

もうひとつ納得がいかなくて、ずるいと思ってしまうことをひとつ

コミュ現在発表されている3つの舞台のうち、2つはこのプロデューサーが元役員をやっていた会社で作られてものをもとに作られてます。

その会社では、ちょっと前まで自社のコンテンツ派生商品で儲けると株主総会で言ってたにも関わらず、いつのまにかニコミュという他の会社で儲けられているということになっていて。

なんか、変。でも、大人の世界ってそんなものかもしれないと思ってました。

でも、元の会社を辞めたにも関わらず、いまだに元の会社の人気舞台プロデューサーの役職にはついていて、その人気舞台で生まれている目にはみえない色んな財産や特権をニコミュに活かしているのは、なんかずるすぎます。

元の会社からみれば、財産流出であり、会社法でいえば利益相反行為にあたるおそれがあります。元会社株主総会の質疑応答で弾劾されてもおかしくないですし、そのあたりは日の光のもとで問題ないか議論されるべきです。

でも、誰もそんなことしませんし。調べないとわかんないし、そんなことをしてもお金にならないし、みんな余裕ないですしね。

きっと法律違反の恐れがあることをやるのも、大人の実力なんでしょう。だったら、きちんと言えばいいのに。客は面白いものさえ作れば、法律違反とか気にしない豚だ。グレーゾーンが一番儲かる。それがわからない他のプロデューサ馬鹿だ、くらいに自信満々に開き直ればいいのに。

まあ、きっと株主総会で問題になっても株主全員の同意がある自信があるんでしょう、それだったら問題ないみたいですし。

わたしは何を書いているんだろう。

わたしは何を言いたいんだろう。

きっと今の世の中のキラキラしているもの全てが嫌で

友達です、僕らは仲間です的なCMを流して財布から金を掠め取ってく企業が嫌で

きっとこの文章を書いても、どこにも届かずロゴの底に沈んでいくのがわかっていて

それでも書いた自分が嫌なんだと思います

そろそろ、スーパーレジ打ちに行かねばならないので落ちます

読んでくださってありがとうございました

2010-09-06

http://anond.hatelabo.jp/20100905235445

ん?トラバ先間違いか?

・・でも無さそうだけど。

いつでもどこでも「ブラック」やら「搾取」やらの話を持ち出して欲しくないな。悪いけど、俺はその議論には参加できない。

俺の元のあの書き込みは、ブラックとか何だとかは一切関係ないものとして読んで欲しかった。「同じような製品を作っているのに、どうもなかなかヒットしない会社と、作ればヒットする会社、その違いはどこにあるんだろう?」みたいなのを軽く考えてみた、単なるメモだったんだよ。

俺、独立して個人で働いてる人間だから、搾取だとか何だとかはあまり関係ないのよ。働きたければ1日16時間働いてもいいし、遊んでてもいい。気に食わない仕事は請けなくてもいい。赤字覚悟で安く請けちゃってもいい。全て自己責任改善すべき点は自分でいくらでも改善すればいいっていう境遇。

ってかまあ、1日16時間働きたくて独立しちゃったんだけどね。ある意味、究極のブラック?(笑

2010-09-05

融雪装置補助金を請求したら、スキー場があれば出せると言われたのでスキー場を作ったが、客が来なくて廃止したら大赤字になった。

融雪装置というのは、道路に発熱体を埋め込んで通電したり、パイプを埋めて地下水を流し続けたりして、雪が積もらないようにする設備である。いずれも、金がかかる。普通道路よりもはるかに高額になる。

田舎地元の人しか使わないような道に、融雪装置をつけると代議士が頑張るという時点で、道路族の本性剥き出しであり間違っているのだが、そこに気がつかないというのが、族議員族議員たる所以であろう。

スキー場があれば出せるというのは、皇族が訪問したりして公共設備投資を行わなければならないという理屈で、融雪装置がつけられたという奇跡としか言いようが無い前例があったというだけである。前例を教えたのが、あたかも行政指導であり、スキー場さえ作れば融雪装置補助金が出ると言質を取ったとして捻じ込んだあたりが、豪腕と言えば言えなくも無い。しかし、その結果が、廃止になったスキー場の累積赤字に、利用者は地元の人だけで運営コスト地方財政を圧迫するだけの融雪装置というのでは、単なる馬鹿である。おまけに、それらの赤字を何とかする為に、さらに補助金をねだるようになるというのでは、無駄働きで始まった愚行の上に、さらに無駄働きを積み重ねているだけでしかない。

補助金の元は道路財源であり、人口密集地の渋滞ばかりの道路で発生した揮発油税を、ド田舎地元民だけしか使わない道路に注ぎ込むのは、間違いである。道路は、その区間の長さと利用車両数と平均燃費と平均課税額から算出される収益の面から判断されるべきであり、どう計算しても赤字にしかならない道路に、過大な投資を繰り返す道路族の主張は道路財源を無駄遣いすると公言しているに等しい。

地方に財源を渡して使い道を自主的に決めてもらうという主張は、お金が貰えるという事を既成事実化しようとしているだけであり、到底、認められない。地域支出地域の税収で賄うのが本筋であり、地方分権・財源の独立地方自治独立とは、お金の使い道の自由化ではない。

地方分権を、豊かな自治体から無条件でお金を毟り取れて自由に使い込めると思い込んでいる人は賛成に回るが、地方支出地方の税収で賄う事だと教えられると途端に反対に回る。どちらが正しいかは明らかなので、地方分権日本全体の平均的な成長の為にならないから反対という主張をするようになるのである。しかし、日本全体の平均的な成長の為に、一極集中を止めさせる法制度の整備に賛成するかというと、これまた反対する。なぜなら、それをやってしまうと、中央から補助金を分捕ってきて地元にばら撒くという、代議士最大の仕事がなくなってしまうからである。日本全体の平均的な成長の為にならないというのは建前でしかなく、本音は、愚民共を宣撫して票を集めるのに都合がいい制度を続けろという事なのである。

2010-09-01

旅行会社利益率の低さにワロタ

ツアー:10%

団体(一般):15%

団体(修学旅行):赤字努力次第


うけるwww

2010-08-28

農家やってた祖父が倒れた。

農家やってた祖父が倒れた。脳梗塞

程度は軽いものだったらしく、基本的に身体に後遺症は残らないが、元々弱視だったのが片目失明だそうだ。

はっきり言って。正直この人が倒れたとかどうのはどうだっていい。暇な時は一日中パチンコに行き、農協の役職?に就いていたらしく社会的地位はゼロなのに無駄に威張り散らす。父も母も疎ましく思っていたのは明白だ。そう、倒れた事なんてどうでもいいのだ。

季節は9月。秋。誰がなんと言おうと農繁期である。規模の小さい我が家農業だけでなんて食べて行ける訳はなく、父も私も会社員だ。基本的には祖父と祖母が田んぼと、梨を作っていた。そのどちらもがこれから、ちょうど最盛期を迎える。梨のことは父が「なんとかする」といっているが問題は田んぼだ。素人機械に乗って稲刈りなんてできない。では知り合いか、どこぞの農業法人に頼るしかないではないか。

そこでさらに問題が発生した。「稲刈りしてもらうにしたってお金がいる。そのお金はどこにある?」祖母は何も知らなかった。年間を通して農業に従事しているにも関わらず、祖父から一銭も受け取ってはいない、故に何処にお金があるのかわからない、と。

直接祖父に聞いてみたが返事は返って来ず。もう話す事も出来るというのに、お金の話になると苦しみだす(おそらくふりをしている。)父や祖母は気付いていないようだったが、私にはわかった。「こいつ、多分借金してやがるな」

彼がパチンコ好きだったのは周知の事実である。父はギャンブルはやらない。祖母や母もやらない。しかし、私は一時期パチスロにハマってしまった。ほんの微小な額ではあるがお金を借りてギャンブルをするという経験がある。経験者は語るではないが、勘は働くようである。直ぐに祖父の口座やなんかを洗っていった。

事実、彼(もう祖父とは呼びたくない)には借金があった。通帳を記帳したらマイナスがついていた。定期預金の口座はない。単純に借り入れをしている。その他にも、口座に「借入金」という入金がいくつかある。これは農業を営む為の何かなのか。今はまだわからない。しかし、去年の確定申告書を見る限り、経営自体は赤字ではない。個人年金も受給している。やはりパチンコ借金を作ったとしか思えない。

稲刈りをしてもらうには40万円ほどかかってしまうらしい。それは米を出荷するお金でなんとかなるそうだ。しかし借金はどうするのだ。彼はもうおそらく農業は無理だ。何せ車が運転出来ない。祖母は出来ない事はないが苦手である事に間違いはない。父と私と母は会社勤めを止める訳にはいかない。そもそも採算のとれない農業なんてやる気がない。

これが今回私の家族に降り掛かった事の今までの経緯だ。これからどうなるかはまだ何とも言えない。とりあえず相談できそうなのは農協くらいなものなのでそこに頼ってみるつもりだ。しかし口座のマイナスが消える訳ではない。 

彼が退院してきたとき、私は彼を家族として迎え入れる自身がない。彼の人格はともかく、私は私の愛する父と母を苦しめた彼を、許す事など到底出来そうにない。

2010-08-25

[2010.8.24]

部落在日前科者といった人たちばかりが生活保護を受けられて、気弱な人は門前払いされて餓死したり熱中症死したりするのはおかしいから、生活保護者収容施設を作って一括管理するべき?

http://hiro.asks.jp/73011.html

昔、人足寄せ場というモノがあった。自己破産者や逃散農民といった無宿者を、犯罪者として懲罰するのはやりすぎだが、野放しにするのも迷惑という事で、そういった軽犯罪者を収容して、職業訓練を施して社会復帰させるという、更生施設として運用されていた。この寄せ場送りになった者は、寄せ場から解放されるまで、非人という身分になった。

生活保護者収容施設というのは、ようするに、寄せ場を復活させようという話なのであろう。しかし、まともな人だけが寄せ場に送られるのであれば良いのだが、人間には、いろいろな人が居る。シャブ中賭博狂、異常性愛者や暴力的性向、酒乱、虚言癖、盗癖等、まともに社会生活を送れないし、更生する見込みも無いという人が、一定の割合で発生すると言っても良い。

そういう人が寄せ場に溜まると、風紀や治安が乱れ、管理責任をまっとう出来なくなる。刑務所と違って、懲罰や経済行為の禁止は出来ないだろうし、同性愛者が紛れ込んでエイズ蔓延したりしたら、更生させようとしているのか病死させようとしているのか、わからなくなってしまう。

管理責任をわざわざ背負い込むような施設を作るという考え方は、間違っているという事である。

この日記では、失業保険生活保護といった社会保障も、納税預金口座のような、入金はできるが、政府機関が発行した払い出し書が無いと引き出せない口座を利用した積み立て制度にする事を提案している(cf.[2008.12.4])。

この制度において、赤字が発生した時に、その増大を、どのように食い止めるかという問題がある。口座の残高が赤字で本人が病気になった時に、将来赤字を補填してくれる子孫や血縁者が居ない場合には、赤字の額が残りの労働可能期間と平均賃金から算出される納付可能額よりも低い場合には通常治療、大きい場合平均余命以上であれば、緩和ケアのみになるというルールを強制すると、長生きしたければ家族親族を作って大事にしろ、一族から赤字を発生させるような人を発生させないように、親族全員で努力しろ、本人に更生の見込みが無いならば、緩和ケアのみにしてくれと意思表示を取りまとめろという話になるわけで、起業する意義や、雇用を作り出す必然性が発生するようになるし、更生の見込みの無い人を選んで病死に追い込む判断は、本人が属する一族が行う事になるので、責任問題は発生しないという事になる。もちろん、本人が生前に作った赤字を一族が分担して負担しない場合には、税金赤字を補填する為に、意思の取りまとめをした文章と一緒に公開という事になる。赤字の回収も可能となるであろう。

行政指導の権限を強化するばかりで起業する人に嫌がらせをしているような規制を止めて、大企業優先の知的財産権や懲罰的損害賠償といった制度を改めるだけでは、人民の行動は変わらない。変えるならば、家制度破壊して核家族から個人にまで分解を進めてきた家や家族といった概念に実質を持たせる改革も行わなければならない。生活保護受給者が増加し続けている事や、非実在高齢者年金不正受給が発覚したり、育児拒否で餓死学校に丸投げしていじめに気がつかず8歳児が首吊り自殺してから大騒ぎ等という事も、特殊例ではなく、制度の欠陥が表面化してきていると考えるべき問題なのである。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん