2010-10-12

一つのメディア終焉

ラジオが成り立たなくなってきたらしい。まぁ、予定調和であり、誰もが「いつ来るかは解らないがその内来る未来」として考えていたことが、ついに現実になっただけ、と言ったらそれまでのことです。さて会社が続けられなくなる理由は単純で、「出ていくお金」が「入ってくるお金」より多い状態が続き、その限度が一定の程度を超えたときがその会社が終わるときです。

ラジオ局等のメディアについては、「スポンサーにもらえるお金」より「番組を続けるために要るお金」が多い状態が続いてしまって、赤字になる、というパターンですね。

スポンサーがくれるお金の量は、スポンサーが決めます。

スポンサーはどうやってその量を決めるかといったら、どれだけ自分が「目立てるか」の度合いに比例した量お金をくれる、と考えていいでしょう。

すると目立たないメディアは当然もらえるお金の量が少なくなる訳です。

そんなこんなで、ネットで目立つことをする人たちが沢山増えてくるにつれて、ラジオなんかは相対的に目立たなくなっていった訳ですね。

「相対的に目立たなくなった」これが敗因な訳です。これ、果たしてどうしようもない事なんでしょうか。

ネット流行るにつれてラジオは絶対に目立たなくなっていく?

ネットラジオの違いを考えてみましょう。

まずは通信する情報量の違いです。現代においては、ネットの方が断然情報量は多いといえるでしょう。

しかもネットは「下り」の通信だけでなく「上り」もできます。

ラジオは「下り」しかできない上に扱える情報量は少ない。

どうみてもネットの方が便利なツールですねぇ。

ラジオアドバンテージはないのでしょうか?と考えると、

あるにはありましたラジオの利点。受信する人が増えても大丈夫だ、という事です。

ネットは人が集まってしまうと鯖が大変です。でもラジオならどれだけ人が増えても、電波が飛んでいる限りは受信できます。

この唯一の利点を活かした商売をすればもしかしたら「目立つ」事が出来たのかもしれませんね。おれはなんにもおもいつかないけど。

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