2024-09-21

オタクは結局消費者しかない

私はジャニオタを名乗っている。たまにちがうオタクもする。

スト担でありHAFであり、最近はINIに出会った。

昨日、HiHiJetsの髙橋優斗が、事務所脱退を発表した。

いつまでもあると思っていたもののうちの一つが、永遠はないという当たり前をそんな形で教えてくれた。

彼らのことを応援しだしたのは2021年夏ごろ。コロナで中止になっていたライブ制限をつけながら再開していたそんな時期。

SUMMER PARADISE、YouTube配信、初めてのMusic Video、アリーナ公演。

明確に勢いがあった。彼らがアリーナの真ん中で有望な未来しかないと歌う姿が、キラキラまぶしかった。

初めてのアリーナ公演である五騎当千。

5人で千を撃つ。そんなようなこと言っていたようないなかったような。

そこで披露されたFRONTLINEがその後も彼らを追いかけたいと強く思えた決定打だったかもしれない。

新しい世界に連れて行ってくれるようなそんな気がしてワクワクしていた。

ジャニーズタレントとして彼らが提供してくれるものを喜んで消費した。次へ次へと出力される”アイドル"を心待ちにして、

共有される時間を心の底から楽しんだ。

そのつながりでできた友達と過ごす時間もかけがえのない物だった。

社会にでてからこんなすてきな出会いがまだあるんだな~なんて感心しながら。

2023年のBooooostツアー増田仕事環境が変わり休みづらくなりながらも宮城有明大阪すべて行く予定で、

特に大阪休みが一番融通が利きそうだったから全公演入るつもりでいた。申し込み時点で大阪にかける!という気持ちで。

それが台風で中止。振替はかなわず、その後は事務所問題がいよいよ大きくなり、ジャニーズ事務所がなくなった。

そのくらいの時期からやんわりと彼らのコンテンツを追いかけられなくなっていた。

自担は着々と個人仕事も増やしてうれしいはずなのに、どこか何か熱量が上がらないまま、提供されるコンテンツを消費する。

冷めていく熱量は単純に自分が飽き性だからなのか、世間の声に疲弊していたのか、好きなビジュアル更新されないからなのか、なかなかデビューという夢がかなわないからなのか。

ぼんやりとその温さにつかりながら、つまめるところだけを消費した。

諦めていたBINGO横浜公園ぴあアリーナMM。楽しかった。間違いなく素敵な時間だった。

ももしかしたら、楽しかったって思いたかっただけなのかもしれない。

全滅から始まったツアーだったけれど後半につれて行ける日程も多くて、自分なりに満足のいく回数は入った。

今思えばオーラスも入って最後の彼らのステージを生で見ることが出来た幸せオタクだ。

おいしいところだけ消費。

しばらくゆうぴの個人仕事が無かったが、何か大きなものを隠しているんじゃ、としか思っていなかった。

まさか、こんな形で、彼のアイドル人生が終わりになるなんて。

それと同時にHiHiJetsのグループとしての進退は彼らの口から語られてはいないが、

「5に拘る」とうたった最前線の先には、もうたどり着けないんだなと悟った。

私が感じた低温は、こんなことが相談されていた背景があったからなのか、やっぱり消費者としての飽きの結果なのかはわからない。

オタクは結局消費者しかいから、そこに至った経緯も、これから展望も、アイドル提供している人間の心境も何もわからない。

ただ見えるところに出てきてくれるアイドルを、アイドルとしての時間を、エンターテイメントを対価を払って受け取ることしかできない。

それを受け取って気持ちを明るくしたり自分を慰めたりするだけ。経済活動の一環、歯車

支払先がなくなったのなら、きっとまた別のエンタメを探して見つけたらそれにお金を払う。

オタク気質人生ならそれの繰り返しなんだろうな、と思う。

私は結局消費者しかいから、彼らを見に行った会場に、

今度は別の彼らを見に足を運ぶ。重ねることはあるのだろうか、それは時期が近すぎるだけかもしれない。

ぴあアリに行けるとわかって喜んで、この発表があって、ぴあアリに行くことをためらってしまう。

まりにもタイミングが、まるで彼らの思い出を上書きするようで、飲み込み切れない。

でも貴重なチケットから、行かない選択肢はない。そのためにネイルをして、美容院に行って…。

そんな消費者行動の一環を飽きもせず繰り返しているだけなのに、こんな無駄葛藤をしている。

きっと素敵な時間になるんだろうな。

彼らが生涯をかけた時間もこうしてただ消費することしかできないんだな~と思って吐き出そうと思った。

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