最近よく見かける性被害の告発とその反応。性被害者に向けた様々な言葉を目にする度に、自分の学生時代の出来事を思い出す。
デブでブスの自分が性被害者になって受け止めた現実は大きく2つ。
別に美少女の性被害者に向けて嫌悪を抱いたことは全くない。羨ましさも無い。ただ、「きっと顔が可愛いと真面目に聞いて動いてくれたんだろうな」と思える場面があったのは確か。告発してもどうにもならない。事件どころか「お前が迫った」とすら思われる。だから実名では墓まで持っていくつもりの性被害体験を愚痴らせて欲しい。
被害内容は至極単純なもの。当時、用事で大阪府の吹田市まで1人電車で向かう日があった。日曜日の昼間という事もあり、またそれ以前も府内であれば1人でアニメイトや期間限定のショップに行っていたから今回も躊躇いなく訪れたことの無い市に1人で行った。
とてもシンプルだ。声をかけられて、引っ張られて、連れ込まれて。知らないアパートの物が散乱した部屋に押し倒されて。自分の父親より少し歳下くらいの横にも縦にも大きい男性だった。
暴れて逃げようにも何処に何があるか分からない。まず、男を振り切って部屋を抜け出す術がない。背負っていたリュックは男の後ろに置かれ、「抵抗したら殺される」とはこの状態を言うのかと理解した。そこからの詳細は書く必要が無いので省く。
スマホで撮影されたり個人情報を見られなかったのが唯一の救いだったと思う。
アパートから放り出された時、LINEに入っていたメッセージに打ち明けたくなった。でも相手が今楽しく休日を過ごしているのに気分を害したら悪いから「今起きた」とだけ送った。
警察に行こうか考えた。親に打ち明けようか悩んだ。結局どれも行わず、インターネットに匿名で相談した。
多分これが間違っていたと思う。正直、今改めて打ち直すには酷い文言とルッキズムに満ちていた。ちなみに男女問わず偏見は存在した。
「散々迫った末に襲われた自慢をしてくる」
「使われることなく腐るより良い」
「ボランティア活動」
と同時に、普段家族や友人が話している内容も頭に浮かんでくる。
ニュースで性被害の話題が出る度に、相手の容姿を見て「こんなの相手にしたい人いるんだねえ」という言葉を聞いたことがある。
私はきっと、同じことを思われる。
2週間後くらいか、1ヶ月後くらいか。自殺未遂をして親を泣かせてしまった。そこから3日に1回は家から飛び降りようと発狂した。押さえつけられた時の体勢が押し倒されたあの日のアパートをフラッシュバックさせて余計泣き叫んだ。
それ以前から私は精神病に罹っており通院していたので、周りからは患っている病気の悪化と判断されていた。
せめて誰かに言いたかった。でも、もう私自身ですら「本当に嫌だったのか」「自慢したいんじゃないのか」「それを言ってどうなるんだ?慰めの材料にしたいだけか」と自分を責めて責めて、結局誰にも言っていない。
今現在ようやく社会復帰し何とか働けるようになって、性被害のニュースを見てようやく打ち明けたかった理由が分かる。
知らない人に抱かれて妊娠と性病に怯えながら過ごす自分をなんの疑いも無く「辛かったよね」「嫌だったね」と当時の感情を信じて欲しかった。
これを打ちながら涙が出てきて頭が痛い。
私は明日以降も、誰にもあの日の事を言わずに『性被害と無縁な見た目の人』と周りに判断されて生きていく。
それは大変な目にあったね。 レイプ被害とか、基本容姿の良し悪しでターゲットが決まるわけではないんだよね。
弱者男性はレイプすらしてもらえないのに甘えすぎ 歩いてるだけで女に連れ込まれて犯されたとしても男は被害しゃぶったりなんかしないよ ブスでもデブでもまんこついてるだけで性的...
弱者男性は誰からも関心を持ってもらえない道端に落ちてるゴミと同じだからな ゴミと人間を比べるのは良くないぞ