2023-07-06

第二次世界大戦における日本戦争責任について

前置き

自分は日頃壺ウヨからサヨクと言われるようなブコメをつけているものです。

しか自分自身ではサヨクとはあまり思っておらず、中道右派認識です。

本題

最近統一教会サヨクは何故批判しないのか?という疑問を持つネトウヨ風の増田投稿を読んだが、増田はどうやら、サヨク

戦争後に生まれ人間にも「日本人であることの罪から逃げるな」

と言っている人のようです。

今回、『戦争後に生まれ人間にも「日本人であることの罪から逃げるな」』という意見について、自分が思うことを少し書いてみたい。

国も一つの組織と考えることが出来る。

宗教法人任意団体営利企業

なんでもいいが、仮にある企業が自社の利益のために大きい事件意図的に起こし、多数の死傷者が出たとする。

世間はその不祥事を大いに問題視し、徹底追及する世論が高まった。

その結果、その企業経営陣は不祥事責任を取り追放されたが、創設一族でもある大株主は、今後経営に一切タッチしないという前提で無罪放免となった。

また、すべての経営陣が裁かれ追放されたわけでもなく、数年後しれっと経営に戻ってきた人も多くいた。

社内規定の多くは不祥事のもの踏襲したが、ミッションビジョンバリューは大幅に変更した。

不祥事に関わりながら経営に戻ってきた経営陣は、新しいミッションビジョンバリューを受け入れたくないと主張した。また、不祥事責任を取らせるため当時の経営陣を追放したのは違法だと主張した。

一方で、事件から当時の経営方針異論を唱えていた経営陣も一定数いた。そういう経営陣を中心に、事件後、新しいミッションビジョンバリューに則り経営をしていくうち、徐々にその企業に対する世論の反感も落ち着いてきた。

さて。その不祥事から数十年後の世界に生きる二人の若者想像してみる。

1人は、その企業が起こした事件で曾祖父が死んだ若者A。

残された曾祖母祖父らはその後とても苦労したのだと祖父から聞かされて育った。

昔の話だと思っているし、その企業製品は良いものなら気にせず購入するが、意識のどこかで「あの会社、昔やらかしたんだよな」と思っている。

もう一人は、その企業就職した若者B。

先祖代々その企業で働いてきたが、経営にはかかわってこなかった。また、問題不祥事企業が起こしたのは、曾祖父が働いていた時代だった。

祖父からブラック勤務で曾祖父が苦労した話や、事件後は一時期給与支給されず大変だったと聞いて育った。また、父からは、あん事件を二度と会社は起こしてはならないとか、事件被害者を中心に、まだこの企業に対して反感を持つ人がいるという話を聞かされた。

この二人が出会って、AがBに対して

「俺は気にしてないよ。でもお前は当然俺のひいじいちゃんに悪いと思ってるはずだよな」

と言ったとき、Bはなんと返すべきだろうか。

俺は関係ないと返すためには、事件を起こした企業≠今の彼が働く企業であることが必須になる。

企業継続性を示す要素を以下の3つとすると

ルール:   企業理念ガバナンスルール経営戦略方針

経営意識: 経営陣の理念、行動

社員意識: 働いている社員理念、行動

ルールミッションビジョンバリューがガラッと変わったが、一部の社内規定ミッションビジョンバリューに則していないので、△寄りの〇と言えるだろう。

経営意識は、事件後のミッションビジョンバリューに否定的な層が多数で、事件責任を当時の経営者が取らされたのは不当という主張からみても、事件前と変わっていないことが伺えるので×

社員意識は、多くの社員は新しいビジョンに則った行動を取っているので〇

まり「俺は関係ない」と言えるほどには、事件前と事件後で変わってない。

まぁ、徹底してあれはナチスがやったことと整理しているドイツも謝り侍しているから、継続性を完全に断ち切るのは難しいんだろうけど。

なので、Bが返せる言葉

「残念で不幸な事件だった。でも俺たちの会社はもうあん事件は起こさないと決めて行動している。だから君もこれから活動に目を向けて欲しい」

ぐらいになる。

また、この発言をするためには会社事件が再発しないよう社員として意識する必要がある。

これが自分が考える

戦争後に生まれ人間にも「日本人であることの罪から逃げるな」

かな。

なのでA級戦犯合祀とか継続性を強めようとする動きには警戒してる。

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