2023-02-19

奨学金計画的破産した

奨学金を借りた。

片親生活保護、明らかな貧乏人の家庭。

抜け出すために大学進学を決めた。親を見るに低学歴貧困再生産だということを子供の頃からうっすら理解していた。ところが進学するだけの金はなかった。

頭は当然のように悪かった。国立に行くような学力はない。

奨学金を借りて卒業と同時に500万の借金初任給手取り16万〜18万前後になるとは聞いていたからその中から毎月2万を十数年払うのはきついと説明会で瞬時に判断した。

しかし、大学に行かない限りはキャリア制限がひどい社会。当時はキャリアという考えはなかったが、大学いかないとまともな職にはつけはいイメージはあった。

その場で思いついたのは自己破産奨学金を飛ばそうという計画だった。

だって卒業と同時に借金500万はあまりにきつい。

世の中にはなんの苦労もせず、仕送り20万で親が学費家賃も払って、学生として遊んでクリーン状態卒業できる人間がいる一方で、日々バイトに明け暮れ卒業したら500万の借金するやつもいる。不公平を覆すためには頭を使うしかない。誰かに肩代わりさせてでも、自分だけはババを引くのは避けなければならない。

高校生のころ、そこそこネットができたのでカードローン自己破産についてのseoライターをやってお金にしていたのも役に立った。

奨学金破産できるのだ。

保証人保証会社にしていれば。親にすると債務は親に移る。

決めたらあとは自己破産の条件や計画的に不自然に見えない方法模索するだけだった。

立てた計画学生時代に生活苦借金をして、その重荷が積み重なって(返すための借り入れをするような悪循環になって)自己破産。メインはそっちでついでに奨学金もきついから飛ばそうというシナリオ

大学生活はアルバイトで月10万を稼ぐ一方で、カードローンキャッシングで250万の借金をつくった。

おかげで学生時代はそこそこ裕福な暮らしができた。

卒業と同時に借金奨学金を含めて750万近くあった。そこから一年借金さら100万増やした。これは借りたお金を返すために別のところから借りたり、職場の近くに引っ越しをしたりして増えた。

全て借金だ。どうせ破産をするのだし、自分の懐は一切痛まない方法自然選択していた。

自分給料なんて、都内だと家賃生活費勉強自己投資やたまに旅行にいくとすぐになくなる。

大学卒業してから1年後に奨学金の返済が始まった。

2〜3回払った所で、弁護士に泣きついた。弁護士借金の総量が自分年収の2倍になると返済は難しくなるからすぐに破産したほうが良いと、待ち望んでいた言葉を言ってくれた。

手付金と成功報酬管財人の依頼費用で40万と少し。

支払いは分割にしてもらい即決で、契約をした。

依頼したその日から返済は止まった。

半年後には借金はチャラになった。クレジットカードが使えなくなったがデビットカードでなんとかなる方が多かった。あと、スマホ分割支払とかもできなかったが、会社福利厚生スマホを新しく買うと半分だしてくれるというのもあり、その条件が一括支払だったりしたので、あまり気にぜず過ごせてきた。

それから8年が経ち、先日クレジットカードが復活した。年収は1500万近くあるので、いま思えば飛ばさなくてもよかったとは思うが、飛ばしたからこそ、キャリアを磨くことに集中できたとは思う。

それは、正直に奨学金を払っていて、借金までつくってどうにもならなくなっていた、いつかの自分のような友人に自己破産を勧めたところ、破産後にその友人は急に副業成功して年収1000万近くまで上がったのを見たからだ。

本人は家賃更新更新料が払えないし、以前なら借り入れをしてなんとかしのげていたかもしれないが、自己破産をすると一切借り入れができない。ということで、少しでも副業家賃更新分くらいは貯めておこうという気持ちだったらしいが、それが当たったのだ。

借金をしていたままなら、こうはならなかっただろう。借金から開放されたことて、行動的になり、それが成功に繋がったのだ。

自分にも同じことが言える。もし、奨学金にいっぱいいっぱいになっていたなら、今の成功はなかったと思う。

まあ、ずるいとか、思う人は思えば良い。貧困家庭はなりふり構っている余裕なんてないんだよ。

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