■資産運用についての覚え書き(1/3)

今年1月よりつみたてNISAを開始してはや半年、コロナショックの波乱はあったが順調に積み立て投資を続けている。つみたてNISAに特に不満はないのだが、いかんせん、積み上がる速度が遅い。自分はそこそこいい歳でそれなりに銀行預金があるので、つみたてNISAだけだとリスク資産の比率がほとんど向上しないのだ。そこで手元にそこそこの余剰資金がある場合にどういう資産運用がよいのかを自分なりに検討して考えてみた。

あくまで自分のために考えた方法なので万人に適しているというつもりはないが、参考になる人もいるかもしれないので、自分の考えを整理してメモする意味でも晒してみる。

自分の投資歴

2019年10月

銀行のキャッシュカードが壊れたので手続きをしに窓口へ行ったら投資信託の営業を受け、ここでNISAとうキーワードを聞いたのが投資に興味を持ったきっかけ。ちなみに国内限定配当金推しだったので銀行の営業は断った。国内集中はリスク要因では、とか配当金を出したら投資金額が減るのでは、とか突っこんだら営業さんはアワアワしてた。

2019年11月

いろいろと本を読んだりウェブで調べたりした結果、つみたてNISAという制度があることを知った。インデックス投信や積み立て投資なども自分とあっていそうなので投資に手を出そうと判断した。

2019年12月

ネット証券で口座を開設。いきなり本番は怖いので、まず特定口座で試験運用してみる。各アセットクラス毎に少額の投資信託を買い付け、12月いっぱいは様子を見ることにした。

2020年1月

満を持してつみたてNISAを開始する。

2020年3月

コロナショック！ 積み立てを始めたばかりで絶対額が小さかったし、値下がりこそ積み立てのチャンスと理解していたので、つみたてNISAに関しては狼狽せず淡々と続けた。だが問題は、手元に余剰資金がたっぷりとあるのに、まったく動けなかったことだ！ 株価の下落傾向が数ヶ月続くようなら余剰資金を投入しようと考えていたら、あれよあれよという間に株価は回復してしまった。この反省が自分なりの運用方法を検討するに至ったきっかけ。

資産運用の三大原則

1. リスク資産の絶対死を避けること！
   • 絶対死の定義: リスク資産が零近傍もしくはマイナスまで毀損して回復する見込みが無くなること。
   • 資産運用は敗者のゲーム、勝つことよりもまずは負けないことが肝要。負けなければいつかは勝つ。
   • リスク資産が毀損して運用から退場すると勝つ目が無くなるので、なによりもまずこれを避けなければならない。
   • リスク資産の絶対死の例:
     • 個別株を買ったら、その会社が倒産した。
     • レバレッジを掛けたら、追証でブッ飛んだ。
     • 毎月分配型を買ったら、みるみる資産が減った。
     • アクティブ投信を買ったら、インデックスに負け越した。
     • テーマ型投信を買ったら、その分野が衰退した。
2. 正しい運用商品を選ぶこと！
   • 遠い将来に何が儲かるかは事前に知りようがないので、全部買いすなわちインデックス投信が無難。
   • 個別株やアクティブ投信やテーマ型投信は競馬で万馬券を探すようなもの。常に万馬券を当てられるという百戦百勝常勝不敗絶対無敵の自信があるならよいが、そうでないならインデックス投信が無難。
   • 個別株やアクティブ投信やテーマ型投信は市場をある観点で切り取った部分集合である。仮に現時点では合理的な選択であったとしても、将来もそうであり続ける保証はないので、常に情報収集して手を入れ続ける必要がある。それが出来そうにないならインデックス投信が無難。
3. 値下がりしても売らないこと！
   • 正しい運用商品を選んでも、自分なりの理解や信念や自信が無ければ、暴落で狼狽売りしてしまうかもしれない。
   • 何故その運用商品を選んだのか、しっかりと自分で考え抜いて納得していることが重要。
   • 皆が買っているからとか人に勧められたからという理由だけで選ぶのは危ない！

長いのでエントリーを分けた。

非対称リバランス投資法

anond:20200704123329

参考資料

投資の手引き

anond:20200704123857

投資の手引き(続き)

anond:20200704124323

金融史

anond:20200704124514

金融理論

anond:20200704124926

統計学

anond:20200704125009

解説

anond:20200704125116

Permalink | 記事への反応(4) | 12:31

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