2019-11-21

なぜ青識亜論は #これフェミアジテーションしたのか

はじめに

2019年11月16日に開催された「これからフェミニズムについて考える白熱討論会 石川優実VS青識亜論」(これフェミ)のくすぶりがいまだに落ち着かない。討論内容としては青識亜論の方がしっかりとしていたようだがとにかく無駄に感じ悪いせいもあって、イベント後になって石川優実が謎の被害者ムーブをしている。いまとなってしまえば、青識亜論の煽りアジテーションさえなければ状況も大分違っていたように思うので大変残念である

自分イベントには参加していないただの外野なので、以下のエントリーやいくつかのツイートをもとに、青識亜論はなぜアジってしまったのかを読み解いてみる。(このイベントに参加された方しかからないこともあるので、間違いがあればご指摘ください)

みやもと八朔)氏の非公式議事録(以下「議事録」)

議事録感想】これからフェミニズムについて考える白熱討論会に行ってきた https://note.mu/haruki839/n/n59830d64491b

司会 九月 小保内太紀氏の感想

青識vs石川イベント 感想殴り書き https://note.mu/noteobonai/n/n87e7c9ac557d

考察

単に討論に勝ちたかったのか?

ネット上の意見としては、元来の煽り体質や、マウントをとって討論に勝とうとした、という見方が多い。だが、自分としてはそれだけではないように感じた。勝つためならば最初からやってもおかしくない。

ここでの論点①~③は後述「補足1」参照


イベント企画者としての思い

青識は、普段からツイッターなどで物議をかもす言動をしていていろいろと信頼されていないところがあるが、今回自分企画たこイベントについては最初から最後までイベント成功を目指し、来場者の満足感を第一に考えていたように見える。準備段階では、一方的な吊るし上げショーにならないように細心の注意をしていたようだ。


以下の討論会後記からもやり込めるのではなく、彼なりに対話大事にしたかった思いが伝わってくる。ただ想定する対話スタイルがあまりにも違いすぎたのは不幸だった。

討論会後記:それでもなお、寛容と対話を(青識亜論) https://dokuninjin7.hatenadiary.jp/entry/2019/11/19/201706


いつ煽ったのか、そしてそれはなぜか?

「それ、正解」「まずはここに来た石川さんに拍手を」がどういう文脈でどういうニュアンス発言されたかについては、議事録からは読み取りにくい。(後述「補足2、3」)

とはいえ、これはあまり弁護の余地はなく、普通に煽りというかナチュラルに超絶上から目線がでちゃったのかなとは思う。

登壇中、石川の話を遮って発言したのは、質問意図が伝わってなかったり、言葉足らずの説明を(その瞬間だけ進行役となって)補うつもりだったのだと思う。しかしそれは討論相手がやるのは逆効果で感じの悪い行為だったようだ。


いつアジったのか、そしてそれはなぜか?

前述の青識のツイートにあるように、論点③「これからの「フェミニズム」」で強めにアジテーションをしたようだ。議事録文字で読むと声量や抑揚が伝わらないためそれほどアジっているように見えない。込められた意味をていねいにひもとくと、以下のようなことが言いたかった(言えばよかった)のではないかと思う。

・我々オタクも傷つけられたら世間に対して怒っていい

フェミの人たちだって最初は小さな声だったが、勇気を出して #MeToo で大きな力となった。

・これを見習って我々も立ち上がって行こう

そしてこれが、多くの来場者へ勇気を与える、このイベントからの最大のメッセージとしたかったのではないだろうか。


だが、そうはならなかった。伝え方とその時点までに醸成させた空気で、会場のみんな一丸となって石川糾弾しよう、フェミに反撃しよう、というアジテーションに見えてしまった。大変残念なことである

補足

長くなって制限を超えたので補足は別エントリーにした

anond:20191121224634

記事への反応 -
  • 補足 1. 論点①~③とは何か? 議事録と突き合わせると番号が合っておらず混乱するが、以下の②~④が論点①~③に相当するようだ。 ①自己紹介(17:00~17:05) ②靴と#MeToo、そし...

  • オタクが何を訴えたいのかわからん。フェミニズムは女性参政権や男女雇用機会均等法など、法制化も含めてきちんとした運動をしてきた。オタクはなにを成し遂げたいのだろう。

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