2019-06-04

しろオタク用語ほど便利なものはない

anond:20190603185809

オタク用語が多々ある要素をひとまとめにしたものという認識は同じなんだけど、それに対する考え方は逆だな

オタク文化で使われているスラングって「多々ある要素をひとまとめにした言葉」だからこそすげえ便利なんだよね

もともとオタクインターネット文化圏言葉であるツンデレ」や「意識高い系」なんて言葉はすっかり人口膾炙したわけだが、それはやっぱりそれらの言葉が便利だからだと思う

アニメ漫画人物って実際の人間よりデフォルメして表現されるので、非常にパターン化がしやすいのでオタクたちは「幼馴染」とか「先輩」とか「お嬢様」とかいキーワードから容易にそのキーワードが当てはまる人物キャラクター)を想像することができる

本来グラデーションになっていて明確なパターン化が困難であるものに「属性」を与え、カテゴライズすることが日常となっている

なので例えばとある人物がどんな人間かを相手に伝えたいとき、「優しくて家庭的で気がまわるんだけどちょっと抜けているところがある人」と言わないといけないところを、オタク同士なら「幼馴染系」の一言で伝わる

しか後者のほうが両者のイメージする人物像にブレが少ない

また、人物だけでなく状況を説明するにも便利だ

特にゲーム関係用語は便利で

ラスボス」と言えばその課題クリアすれば問題解決に至る最後対象だし

チュートリアル」といえば練習のために簡単課題リソースツール提供指導員等からアドバイスがある状況でクリアする状況

ということが簡単に伝わる

似たような表現で「イージーハードモード」みたい言葉もよく使われる

また、ゲーム関連用語でも特にオンラインゲーム関連の用語特定言動思考様式を持った人間名前をつけたものが多く

勇者様」「himechan」「タンク」「ゆうた」

等の言葉日常会話においても特定人物やその言動表現するのにすごく便利だ

とにかく何のオタクかが異なっても、オタクインターネット文化圏スラング通用するってだけでコミュニケーションがすごく取りやすくなる

というかスラングが通じる相手とばかりコミュニケーションをとっていると、非オタクとの会話が(話題が合う合わない以前の問題で)すごく面倒になる

こういう「実際によく目にしたことあるけど言葉説明するのが面倒くさい事象」を一言で表す言葉が広く共有されてるのってオタク関連用語ファッション関連用語くらいじゃなかろうか

モテ系とか森ガールとかを言葉説明するのってすごく難しい(面倒くさい)けど

そういった言葉を共有してる人の間では単語一つで似たような対象想像される

そういうのって結構すごいことだと思うんだよな

よくオタク同士で結婚すると趣味で衝突してよくないなんて言うけど、俺は逆に結婚相手のような長期間一緒にいる人間こそオタクの方がいいと思う

実際に妻とはジャンルモチベーションも違うオタクだけど、オタク文化圏のスラング文脈が共有されてるというだけで日常会話の楽さが全然違う

  • 「ゆうた」の元ネタとは 『モンスターハンター4』の時代、地雷と呼ばれるプレイヤーの名前の大半が「ゆうた」「ゆう◯」であることから、地雷ハンターは全てひっくるめて「ゆうた...

    • 因果関係はないのでは。知らんけど。

    • http://www.namaejiten.com/h12/boy01.html MH4の発売日が2013年なので、まぁターゲット層はこの辺。 優、勇、裕、悠って文字が結構目立つからじゃないかな。

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