最初はQiitaに書こうかと思った。Qiitaと言うのは技術者専用のポエム投稿サイトだ。
しかし書いてるうちにトイレの落書き感が強くなってしまったので、よりふさわしいこちらに投稿させてもらう。
後の駄文は暇な奴だけ読んでくれれば良い。
俺はトトロが出てきそうな緑あふれる田舎で育ち、今は東京でSEをしている。
地元に住んでいるのは皆、カンタのばあちゃんを具現化したような御老人方である。
彼らはガラケー、ビデオデッキ、固定電話といった最新機器は当然使えない。ぱそこん?何かそういう難しい機械あるよね?
テレビは選局をNHKに固定し、電源ボタンと音量ボタンだけどうにか使う。
"SE"として働いている俺のことを、たぶん半田ごてか何かを使う技師だと思っているだろう
(TVは内部でOSが動いているが、もちろんそれは知らない)。
彼らにとっては、一つの機器は一つの仕事だけをし、そのための操作は決まり切った1,2回で終わるのが理想なのだ。
そして一台で何でもできる機器、設定により操作をカスタマイズできる機器などは想像の埒外なのだ。
そんな彼らに仮にスマホやタブレットを与えたところで、もちろん使いこなせるはずがない。
3操作以上は苦痛である。それでは電源を入れ認証を外した時点で終わってしまう。
そんな彼らがITに触れるには、もう消去法でスマートスピーカーしかない。
とはいえ、彼らがスマートスピーカーを使う際に立ちふさがるものがある。一つはウェイクワード、もう一つは方言だ。
彼らは「アレクサ」「シリ」はもちろん「グーグル」を知らない。「コンピュータ」でかろうじてだろうか。
スマートスピーカーを使うために必要となる、これら起動時の言葉は彼らにとって呪文であり、そこに慣れ親しんでもらえるかという問題がある。
Youtubeで「津軽弁」で検索すると最初に出てくる動画を見ていただきたい。
ジジババを相手にする以上、スマートスピーカーはこれを認識しなければならないのだ。
あらかじめ、単語に切り分けゆっくり話してもらうことである程度は対処はできるだろうが、
ウェイクワードのカスタマイズ、独自の辞書を使った認識などは、
現在でもスマートスピーカーをごりごりハック&カスタマイズすれば一応は可能だ。
そこまで手間暇をかけ、スマートスピーカーを使ってもらう舞台を整えたとしよう。
彼らはスマートスピーカーを使うだろうか。たぶん、使わないと思う。せいぜい、明日の天気を訪ねるくらいじゃないか。
それでは手間をかける意味がないのかといえば、これが大いにある。
彼らにとって、「なんでも知ってる相手からいつでも答えが得られる」というのは未知の経験である。
例えば、明日の天気というのは彼らにとって「TVで天気予報が放送されるか、明日の朝刊が来るまで待つ」ものなのだ。
それをいつでも教えてくれるものに会う、という意義は大きいと思う。wikipediaで字引きができればそれは新時代の扉だ。
スマートスピーカーをきっかけに、タブレットなどを使う免疫がつく可能性もないわけではない。意味は大いにある。
田舎のじいちゃんばあちゃん家にスマートスピーカーを利用できる環境はあるのかい
そもそもそれな。 親とばーちゃんがよく電話するし、050IP電話を入れたら無料になるんじゃね?とやろうとしたが、そもそもインターネットがなかった。 で、インターネット接続料を考...
このコピペを思い出した。 メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。 メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。 それを見たア...