2018-03-21

今の社長

自分が勤務する会社はいわゆる大企業グループ子会社

社長はその本社部長以上が異動してくる。

前回の社長は良かった。サイコパスだけど考え方に同意ができた。決断も早いし行動力もあった。

今の社長は、正直ビジュアルが最悪だった。

うすら禿にぽっこりお腹。曇った眼鏡に舌足らずな口調。

性格は見た目に出るという自分の中のヤバいやつルールスマッシュヒットだ。

だが見た目や言動ヤバいからって早計してはいけない。

大企業部長になれるスキルはあるのだ。それは自分感想しかない。

今の社長が着任してまずやった事は1クォータかけて社員全員の面談だった。

この時点でヤバさが増した。100名程度のたかグループ企業社員に3か月も経営そっちのけで面談を優先するなんて、ちょっと想像範囲を超えていた。

しばらくすると若い女性社員とキャッキャしだした。あたまポンポンとかセクハラになりますよ。社長

そうこうしていると、現管理職向けに研修をしだした。外で講師をしていると自信満々だった。

だがその内容は、市販本を劣化コピーしただけの資料で、講義もただの読み上げだった。

いや読み聞かせてくれたのだろうか。こんな内容で講師をしているのかと背筋が凍った。

一点試しに質問したら、しどろもどろな挙句最後にはみんなでがんばろうと締めくくられた。

気のせいかブヒっ」て言い付け加えた気がした。

すると今度は各事業部本部長やマネージャ兼任しだした。

そんなに社長業はヒマじゃないはずだ。口だけだされた現場は、混乱や責任転嫁が横行しはじめ、明らかに効率がおちた。

本社への報告資料が増え、本社意向に沿ったルール執行されだした。予定外のビジネスプロセス変更が発生した。

改修ではない。ただのやらなくても良い今の社長本社からほめてもらえるだけの変更だ。

いや、まだわからない。ひょっとして彼のスーパーメソッドに我々下々の思考が追い付いていないだけなのかもしれない。

しばらくすると、キャッキャしていた女性社員左遷された。

業績報告では、彼が本部である部署のに売り上げが未達なことを、誰に対して叱咤激励しているのか意味不明だった。

みんなが「すごいブーメラン...」と感じていないか少し心が痛んだ。

最近いろんなところで、彼のいろんな噂を聞くようになった。

とにかく二人で話合いになると、その場にいない第三者の陰口を切り出すらしいのだ。

ついにそのターゲット自分に向いてきたようだ。

事前に聞いていたとおり、第三者のことから始まった。

A君がこう言っている。でも口だけだ。数年待ったが効果がない。きみはどう思う。

A君とは私が直属する本部長だ。

「そういう話なら、Aさんと面談すべきでは?Aさんのプランについて、現場としての私の意見を求めるなら3人でミーティングしたほうがコストが低いですよ」

呼びましょうと席を立とうとすると

「いや。自分のほうで調整しますよ。」ありがとうございました、と急に話が終わった。

気のせいかブヒっ」て言い付け加えた気がした。

今度はい社長が交代するのだろうか。

まりコロコロ変わられても対面的によろしくないが、こちらとしては傷が修復可能なうちにさっさと変わってほしい。

バレる暗躍とかする社長は、ものすごくかっこ悪いので一緒に仕事をしたくない。

マウントとか無理にとろうとする姿も見てて辛い。

『器』とはこういう事かと噛みしめながら、増田駄文をしたためておく。

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