2017-05-01

フロントエンドが嫌い

ウェブフロントエンド技術進歩と興亡の速度には目を見張るものがある。

browserifyが生まれGruntが生まれ、Gulpが生まれた。

そしてその全てが死んだ。

Webpack, Babel, Flow, 今栄えている技術だってそのうちに死ぬだろう。Reactだって例外ではない。

一部はもう死につつあるし、少し前にあれだけ持て囃されたTypeScriptも今や消えつつある。Coffeeは全エンジニアから嫌われた。

そんな万華鏡のように目まぐるしく変わる情勢に追い付かんと研鑽を続ける者等がいる。アーリーアダプター自称し最新技術のケツを追いかQiitaにクソを垂れ流す彼らこそ我らがイケイウェブフロントエンジニアである

最新技術に目を凝らし、やれ新たなこれイケてるだの古臭いあれはイケてないだのと宣いチュートリアル記事を量産する彼らであるが、彼らの存在は決して無駄ではなく、生まれたて技術知名度は彼らにより上げられる。

それはやがて大きな同調圧力空気となって流行った技術を押し流す。

さて、少し話は変わる。

かつては栄えた技術が滅び、消え去れども残るものはある。

書いてしまったソースコードと拭いきれない遺物と化したクソの塊だ。

ウェブサービスはただ作って終わりではない。その先にあるのは長く続くメンテナンスだ。

少し例を挙げたい。あるところにイケイウェブエンジニアあなたがいたとする。

ある日あなた上司からあるウェブサービスを作ってほしいと頼まれ、それを引き受けた。

さて、サービスを作るにあたりあなた使用する技術を選定する。イケイウェブエンジニアあなたはとても流行に敏感だ。勿論jQueryを使い泥臭くDOMを弄くり回すことなどあってはならない。

あなたESの最新規格に準拠したコードを書き、Flowtypeで静的型検査を行い、Angular4を使うことにした。

勿論そのままでブラウザ動作しないためWebpackとBabelを駆使してトランスパイルする。

数週間後、めでたくサービスは完成した。

さて、問題はここからである

一年後のある日、あなた上司に呼び出された。

曰く、そのサービスに新たな機能を追加して欲しいのだという。

あなた脳内で試算する。時間と手間は掛かるが可能だと判断したところで、はい、と答え一年ぶりにプロジェクトソースコードを開いた。

ここであなたはあるものを目撃、頭を抱えることになるだろう。

それは何か。陳腐化した一年前のトレンド技術の塊である

一年後の未来世界では Webpack2 など既に新しく現れた技術に叩き潰され醜く断末魔の鳴き声を上げる死に瀕した哀れなヒキガエルの如き存在だった。もちろんAngular4はもう誰も使おうとはしない。

もちろんあなたもそれらを過去存在へと葬り去った新技術に首ったけだ。

さて、ここであなたがとれる戦略は次の2つだ。

一方は、クソだクソだと悪態を付きながらもはやメンテナンスもされていないクソプラグインの体系化されていないクソドキュメントとにらめっこをしながら古臭いクソの塊と付き合っていくこと。

もう一方は、新たに聳え立った最新のクソの塊に無限移植を続けることだ。

前者を選んだあなた時間が経つごとにまともな情報を得られなくなり、やがては身動きが取れなくなった段階でようやく最新技術への移植を考えはじめる。しかし、その頃には膨れ上がった旧時代のクソはそんなことを容易に許してはくれやしない。

さて、後者を選んだあなたを待っているのは無間地獄の如き最新技術の濁流だ。それに揉まれながら一年ごとに、古臭きは悪だと声高に叫びながら無限移植作業を行うことになるだろう。

どちらにせよ待っているのはクソの如き地獄である

しかし、どれほど技術が移り変われど変わらないものもある。

あなたがクソと罵り選択肢からも除外されたjQueryである一年後の未来であってもjQueryはそこにあった。もちろんクソと野次られながら。

クソレガシーこと枯れた技術の利点はそこにある。

勿論jQueryを使った品質の低いクソコードはクソだ。

けれども一年前のあなたjQueryを使ったコードが読めるし、今のあなたももちろん読める。一年後のあなたは疎か、三年後のあなたの後継ですらも (泥臭くDOMを弄るコード閉口しながらではあるが) やはりあなたの書いたコードを読めるだろう。

そもそもからしてウェブフロント倒錯している。

JavaScriptDOMを書き換えるためだけに存在している書捨てのクソ言語であって、サーバーサイドを書くために存在している言語でも、100万行からなるバベルの塔建設に耐えうる言語でもない。

前提からして倒錯したクソウェブフロントは一度無に還るべきだし、私はそんなクソウェブフロント界隈が大嫌いだ。

この意味不明なクソポエムも憎むべきクソの一端である

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