まだ発行されてないから内容がどうなるのかわからないけど、たぶん「早く結婚(出産)しないとこんなデメリットが」「早く結婚(出産)するとこんなメリットが」みたいな内容になるのだと思う。事務的な手続きの仕方なんかも盛り込まれるのかもしれない。どちらかというと高齢出産に対するアプローチの冊子になるのだろう。
少子化対策になるのか、予算はどうなのか、という問題は置いておいて、知識が増えるのはいいことだと思う。
できれば、生理や排卵のメカニズム、妊娠中の体の変化、出産後の体の変化についてもちゃんとまとめてあるものがほしい。たぶんこのへんはいざ自分が妊娠という段になってようやく調べ始める人も多いんじゃないか。
知り合いにはつわりがつらくてもう初期から仕事なんてとても無理と辞めた人も、けっこう余裕をもって臨月近くまで働いていた人もいる。体調がつらい人も、メンタルがつらくなる人もいる。もちろん両方の人もいて、体質によって人それぞれだから、プランのたてようがないじゃないかとは思うけど。
最近ツイッターなんかで育児の日常を細かく書く人が増えたので、それを読んでおどろくばかり。
乳飲み子がいて働いている人は会社で乳をしぼってるなんてはじめて知った。
同じ女で、自分にもいずれ訪れるプロセスなのに、全然知らなかった。
その無知の根底には「性にまつわることは隠すべきこと」という暗黙のルールがあるからじゃないだろうか。
自分が学生のころの保健体育はせいぜい二次性徴まで、胎児の子宮の中での成長の仕方は聞いたけど、母体の変化がそんなにあるものとは知らなかった。
この授業も女子だけ教室に集められてのものだったし、男子はそのころ「女の体にまつわることは全部エロいこと」としてまじめに聞くどころかからかうような子が多かった。
中学生くらいで、腹痛をうったえたら「生理かよ!エロっ!」みたいな反応されたのは自分だけじゃないと思う。いまの歳になってみれば便秘と大差ない問題なんだけど、当時はからかわれるのが嫌で、誰にも相談できなかったし、自分の体の変化を恥かしいことだと思っていた。自分に非はないのにただ生きているだけで自分の体を恥ずかしいと思わなくてはいけないのは、心になんともいえないダメージがある。だからあまり深く考えるのをやめてしまった。
震災のときに「被災地に生理用品が足りない」というニュースに「この非常時に生理用品なんて!」と的外れなことを言っていた人がいたとも聞いた。
生理用品はオムツみたいなもので、生理はエロいこと考えたらなるものじゃないんですよ、ということを大人でも知らない人がいるのだとショックをうけた。
一部の男性にとっては「エロいことしたら子供ができる」「妊娠は病気じゃないから普通にしてれば普通に産めるはず」「子供を産んだあとはすぐ元の生活に戻れる」という認識であると思う。
女性もそういう考えはあるかもしれないけど、やっぱり自分の体のことだからある程度は調べる。
そこに理解を求めると「フェミ」「わがまま」「申し訳なさそうにしろ」という反応が少なからずある。そこまで過激でなくても「なんでそんな話するの?」という反応が普通だ。
これは発言者の性格もあるだろうけど、やっぱり知識不足も原因のひとつだと思う。
「性」を「いやらしいもの」としてひたかくしにしてしまったことで、大事な知識の共有ができていない。
「性」に内包された「生理現象」まで一緒に封印されてしまった。
男性社会である現代の日本で妊娠・出産するには、男性の理解、協力が必要不可欠だけれど、当事者の女と、そうでない人(男性、女性共に)との認識に大きな温度差がある。
パートナーが妊娠の可能性がある年代はもちろんだけど、それだけでなく、現在力のある上司となっている層にもぜひ啓蒙してほしい。
同様に、じゃあ自分は男性の体のことについて何を知っているか?と考えると、全然知らないことにも改めて驚いた。
なぜ議論が進まないか? という話題に冠しては『加齢のインパクト』があるからじゃないかな 美容室に行ったときに女性誌を見たりするんだけど、アンチエイジングは熱いトピックス...
年なりの格好で男性に訴求していくみたな方針転換がないと いやそもそも女性のアンチエイジングって男性の為にやるもんじゃないから。 自己満足&自分以外の女性に訴求する為にや...
コラムかなんかで日経の記事を引用しているのを見たけど、市町村の子育ての給付とか載るらしいね。 そういう情報を得られるのは良いと思う。 むしろ、気になるのはスマートフォンア...
どうにかして男性の頭から生理⊂エロを打ち消せないだろうか? うんこやしっこも∩エロだから無理なんだろうか? 大人になっても心底に生理⊂エロって思いがある人多いですよね い...