うるさいと言われたわけではないけど、
「忙しい時は特にバチバチ音をたててるよね?機嫌が悪いのかなって気になってしまうときがある。」みたいなすごく嫌味っぽい嫌な言い方をされた。
はっきり言って言いがかりだと思う。むかつく。
たぶん、どんな微量な音だとしても私が出してたら気に入らないんだと思う。
それにキーボードの材質がプラスチックで、爪に当たれば音がでるのは当たり前だと思う。
それなのにうるさいと言ってくるのはおかしいと思う。私に仕事をするなというのか。
私は今まで周りの音が気になったことなんてないし、ていうか仕事に集中してればキーボードの音なんて気にならないはずだと思う。
こいつらどんだけ仕事してないんだよ。
こういうのをマナー厨っていうんだと思う。
違うよ。競争が成り立たなくなるんだよ。
今日は撮影の日で、その道では有名な料理研究家の先生が作った料理を、カメラマンと一緒に撮影するために、都内にある先生の料理スクールに行った。
夏のプロヴァンス風料理特集ということで、事前に相談して、いろいろ作ってもらった。
ほんとうに、きらびやかな料理ばっかりで、眼がくらむほどだった。
私はレフ板持ったりとか、雑用のほかに、先生のコメントとりも担当した。
作ってくれた料理を味見しながらの仕事で、ほんとうにおいしかった。
とくに、トマトを中心に、夏野菜がたっぷり入ったプロヴァンス風ラタティーユがほんとうに鮮烈な味で、感動した。
だから、「このラタティーユ、ほんとうにおいしいですねっ!!」といった。
「あ、ラタトゥイユですね! 気に入っていただけでよかったです!」といった。
なにか間違ったことをいってしまったのかな、と思って、ひやひやしながら、パンにつけて食べたら、いっそうおいしかった。
「バケットにつけて食べるとほんとうに味がひきたちますね!!」といったら、
先生はなんだか急にむすっとして、
「ああ、バゲットですね ええ、そうですね」と、急にセリフが棒読みのようになった。
そのあとはなんだかぎくしゃくして撮影が終わった。
後になって調べてみたら、ラタトゥイユとバゲットだったんだね。
これ、つまりさあ。最低でも20歳の時点で過半数の男が女と付き合ったこと無いってことじゃん。
とはいえ、「モテ無い奴、やらはたが過半数超えてる」っていうこの事実はでかい。
いやー、いい時代になったもんだ。
俺は特異体質なのか酒を飲むとかえって不安や焦燥感がハンパなくなる。
だから、酒を飲むと本当に一時的に精神不安定、鬱病のような状態になって辛くなる。
翌日にアルコールが抜けると、いつも通り元気で前向きの自分を取り戻せる。
ビールならコップ一杯くらいなら不安感もそれほど大したことはない。
だが、酒を飲むのは苦行だ。コップ一杯のビールで終わる酒の席はほとんどない。
みんなは酒を飲むとハッピーになれるなら、酒が大好きだ。
「考える時間が必要?その考える時間を見積もれと言っています」。
無茶苦茶だ。
けど彼はこう言われ続けて、これが上の立場に立つ人間の言葉だと学習してしまったんだろう。
愚かであるということは本当に救われない。