「著作物」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 著作物とは

2010-03-05

Twitterの件、JASRACがそんなに筋違いのことを言ってるとは思わないけど

http://d.hatena.ne.jp/heatwave_p2p/20100304/p1

筋は違わないかもしれない。でも、それより一回り大きな視点で見ると「その筋はいつの時代の筋なんだよ」、と。

Twitter著作物宣伝効果が認められる。いい作品に対して高い広告費を払わずとも自動的に広まっていくシステムが出来上がっている。さらに投稿された情報が140文字に細切れされた時点で、著作者の商品の売り上げに直接的に影響を与えるようなつくりではないだろう。(動画投稿サイトにおける著作権問題とTwitterとの大きな違い)それでも著作権の対象になりうるサービスというのだろうか。

著作権って著作者の利益保護する目的なのにこれだと逆に不利益にならない?変だ。違和感を感じる。著作権料を個人が払おうが運営が払おうがこの違和感は払拭できない。そもそもTwitterというシステムに対して著作権というシステムを適用させていること自体が間違っているのではないのか。

ジャスラック=金の亡者だというステレオタイプの奴がバカ騒ぎして誤解が広まっている」。さもありなん。でもこの問題はTwitterという最新システム著作権という大昔のドライバパッチを当てまくったようなものが入っている状態に原因があると思っているのだが、どうでしょう

2010-01-22

http://anond.hatelabo.jp/20100122122741

少なくとも普通に読めば

漫画を描く為のツールをパクって来てる=漁師なら釣り竿や網を、猟師なら鉄砲や罠を、プログラマならパソコン電気を盗む行為だってわかるだろ。

表現(作品)の内容自体をパクる以前に、表現するための道具をパクってるんだから。

そこに全く触れず

構図や物語プロットについて、世間に公開された著作物(市販品など)を参考にしてもなんら問題はないよ。

間違った方向に潔癖すぎる病気を発症しているらしい。

と言うのは誤読以外の何物でもない。

漫画家で例えるなら、漫画家アシスタント一同、「読者に良い漫画を届けたい」という理想は一致していたと思う。

でも、そこで使ってるペンが、インクが、紙が、誰の物かなんて、誰一人気にしていなかった。

店先に並んでるペンを拝借してきて、隣の家からインクをこっそりとってきて、それで漫画を描いて、「良い作品描けたな!」と満足してるような状態。

「ここの構図が決まればもっと面白くなるのに!」というシーンでは、躊躇なく他の漫画からトレースしたり、「ここ話の展開がもっとダイナミックなら!」というシーンでは他の小説から話をパクったり、そういうことを平気でやってた。

面白い漫画になるならそれで良いじゃん」という感じで。

漫画家にたとえてる時点で、漫画仕事成果物 ペン・インク等=成果物を作るための仕事道具 構図・話の展開=成果物その物の内容 と切り分けて考えられる。

ちゃんと読めば、違法、またはそれに近い行為をやりつつ仕事をすること、あるいはそれに疑問を感じない会社に嫌気がさしてたわけで、著作権云々の話ではないことがわかる。最後の一点だけを捉えて著作権の話に展開させるのは、完全な誤読

2010-01-21

anond:20100121050049

出た! オリジナル厨!

著作権保護するのは表現であってアイデアではない。

構図や物語プロットについて、世間に公開された著作物(市販品など)を参考にしてもなんら問題はないよ。

間違った方向に潔癖すぎる病気を発症しているらしい。

2010-01-20

では、何のための3年間だったのですか

ttp://thinkcopyright.org/index.html

鳩山首相JASRAC記念式典の挨拶で、「保護期間の70年延長に最大限努力する」と発言しました。首相発言は、居並ぶ国際的な著作権団体のトップ、与野党議員ほか各界代表者を前におこなわれ、川端文科相も20日の閣僚後会見で延長に意欲を示しました。

米国保護期間延長を外交要求する中、国内の権利者団体が、現在「著作者の生前プラス死後50年間」である保護期間を、さらに20年延長するよう求めたのが2006年。その前後にはクリエイター研究者などからなる当フォーラムが発足して、慎重な検討を求めたほか、日弁連青空文庫など、さまざまな関係者が延長に反対の声をあげました。

2007年には文化審議会の中に「過去著作物保護と利用に関する小委員会」(保護利用小委)が発足しましたが、延長への賛否で意見は大きく割れ、30人もの各界関係者へのヒアリングでも延長への懸念が続出しました。

延長を求める権利者団体はその理由として:

欧米が死後70年である以上、それは世界標準である

・死後70年への延長は創作者の意欲を高める

・国際的に期間を調和させないと、作品の国際流通が害されるおそれがある

・作品の利用許諾が難しくなる点は、大多数の作品を網羅する権利情報データベースの構築で解決できる

などの点を挙げました。

これに対して私たちは:

・更に20年延ばしても、経済的に受益するのはごく一部の作品だけではないか

・むしろ、古い作品の権利処理には過大な負担を要し、死蔵作品が増えるのではないか

・延長は欧米の一部権利者を利するのみではないか

・古い作品に基づく、無数の新たな創作の泉を枯らすのではないか

などの問いかけをおこなって来ました。

2009年保護利用小委では、「著作権法制全体として保護と利用のバランス調和のとれた結論が得られるよう、検討を続ける」として、延長を事実上見送る報告を著作権分科会に提出しました。

そして、著作権法制全体のあり方を話し合うために、さる4月、基本問題小委員会が立ち上がり、議論がはじまった矢先での今回の発言です。

基本問題小委員会がまだ中間報告すらおこなっていない段階で、酒宴の挨拶で、「欧米並みにすべきだから」という理由で発表される70年延長とは何なのでしょうか。それは、立場は違えどその信ずるところをお互いにぶつけあって来たこの3年間の議論をどうくみとり、生かしたものだというのでしょうか。

今後、基本問題小委員会などの場で、著作権法のどのような未来像が示されるのか、網羅的な権利情報データベース現実に構築され、権利処理の問題がどう解消されるのか、実際に見さだめたうえで、はじめて保護期間の延長は議論の俎上(そじょう)にのぼるべきものです。

そして、その是非を決めるのはひとり首相や文科相ではありません。このことは、華美を尽くした式典の檀上に議員や団体の長が何人あがろうが、変わりません。 それを決めるのは、皆さんです。そしてこの決定を見つめるのは、明日の時代を生きる私たちの子供たち・孫たちです。

情報社会未来のためにどのような決定をくだすのか。私たちには、彼らへの責任があります。

think Cは、今回の一連の発言のゆくえを注視し、今後、必要なすべてのアクションをとっていきます。皆さんの支援が、頼りです。どうぞこの問題をひとりでも多くの方に伝えてください。なお、本コメント転載自由です。

2009-12-30

http://anond.hatelabo.jp/20091230131739

そのたとえは適切じゃない。

実際には著作物によって生活する必要があるし、創作というのは難しい作業だ。

タバコの火のように簡単に作れるものであるはずがない。

2009-10-21

http://anond.hatelabo.jp/20091021092539

引用元を明記しないのは「転載」っていうんだよ。

そんなことはありません。

それに仮に元エントリ谷川俊太郎の詩であることが明記してあったとしても、引用の要件はまったく満たせないので、やっぱり著作権法的にはアウト。

前の文では、引用ではない、と主張しているのではないのですか?

今日void風に、と思って書いてみたがいかにも説明不足なので補足。

転載というのは、著作物の複製物を他の著作物にのせること。引用元を明記しようがしまいが転載転載

それから二番目の文で「引用の要件は」と言っているが「著作権的に正当な引用の要件」というべきだし、その要件とは「引用が従で本文が主であるような文章関係」のことであろうが、それならそうとはっきり主張するべきである。

結局俺はvoid風な文の書き方が大嫌いなんだな。

そもそもの谷川俊太郎コピペだって、手法としてはfj.beginnersのvoidコピペと同じだもんな。

2009-09-28

釣り体質と釣られ体質

俺は釣り体質であって、釣られ体質ではない。一般に、釣り体質というのは天才的な能力の一つ。

ある種の天才は、いとも簡単に人を釣れてしまうという驚愕体験をすることがある。

その人が言ったり思ったりしたことの影響を、その場に居合わせ人達全てが受けてしまう。

そして、釣られ体質(多くの一般人)は、釣られるのが快感だから、何度でも釣られてしまう。

その種の天才は釣られることもあるけど、自分で物事を感じ考え判断できるが、

釣られ体質の人は判断できない。判断できないというか、判断したくないというか。

とにかく自分で決めるのが面倒で、人任せにする心理が働いてる。だから、一般人がその種の天才になれることはない。

釣られ体質は先天性のものだから本当にどうしようもない。

ところで、俺は最近釣りをしていなかったが、しばらくしないでいると腕がなまるのか、釣りにくくなっているのに気付いた。

こういうことはよくあることで、基本的に釣られ体質は一生釣られ体質であるのに対して、釣り体質の人は釣りをしていないと、

釣られに傾いたり釣りに傾いたりを繰り返す。そうすると、自己不安定になるから、新興宗教教祖になったり、

何か著作物を書いてもてはやされたり、怪しげなセミナー講師をしたりといった活動を通して釣りをする傾向がある。

そういう職業につくことで、自己が安定するんだよね。自己効力感という言葉があるが、釣り体質の場合は、

単に周りから評価されたり褒められたり感謝されたりするだけでは駄目で、「釣り」をしないとアイデンティティ

が保てないということなんだね。

それで核心の話に移るが、増田最近俺は釣りをしてなくて、みんな釣られてくれない。2chでも釣られてくれない。

そろそろ釣られてくれよお前等。

参考: 専門的に言えば、精神医学者の津本一郎さんのカリスマ症候群という説とも関係する。

俺は既知感と思考可視とあやつり体験を持っている。あやつり体験がここでの釣り体質に対応する。

カリスマ症状群 - Onihide BLOG

http://blog.goo.ne.jp/docoh/e/2b28a515237b7c5f76006ae3f8f7f87c

2009-09-24

http://anond.hatelabo.jp/20090924193128

トレス発見厨の原動力は嫉妬だからね。イラスト以外の著作物に対する尊敬が無い人が多いよ。

前にネット上でその手の人と論争していて、

写真からのトレス意匠のある建築物デザインされた物が写っている場合)や版権物の同人については問題ないの?って指摘したら、

おまえみたいな奴が表現の幅を狭めると言ってキレられてしまった。

プロとしてお金を儲けたり、pixivで注目を集めたりして利益を手にした人間が許せないんだろうね。

難癖つけて潰すことができればそれでいいのだろう。

もし、トレスした人間オリジナルだとやたらと主張したり、トレス元を貶すような発言を繰り返すようなら

ある程度の粛正も必要だと思うけど、

昨今の騒動は偏執狂地味いて酷い有様だね。

トレスコピペ

 自分趣味イラストを描いていて、ちょっと前は広告デザイン(要はチラシだ)の仕事もやっていた。

 でまあ、仕事はともかく、趣味でやってる程度だと、基本相手の許諾を得るか、模写してるくらいだと特に気にもならない。自分は文句が怖いのでやらんけど。

 今回の騒動にしたってあんだけ細かく模写するには腕もいるだろうに大変だよなあと思ったが、これは絵を書く人間にしては珍しいようだ。どうも正面きって、

「だってよ う じ ょの(ピー)イラストとか(ピー)な(ピー)の(ピー)イラストとか平気でのっててだよ、写真の模写はいかんというのはどうなんだろうか。だいたいそれをいうなら二次創作なんて全部模写なんじゃないの。児ポ法は駄目といいつつ二次創作はOKなのに、ただの模写が許されないというのはなんか変じゃないの?

 そのへんのダブルスタンダードはどうなのよ一体」

 と聞きたいのだが聞けない雰囲気がある。ていうか増田で書いていても大炎上しそうで怖い。神さまそっとしといてください。

 

 で、なんで自分がそんなに抵抗ないんだろうと考えたのだが、自分はもともとCAD屋だった。いかにして早く、正確に、図面を書くかという商売だ。検定とったけどありゃトレスコピペ地獄である。むしろコピペというかなんつうかあの業界の書き方というのはある種人間限界に挑戦してると思う。おかげで今でもイラストを見るとああここ四分割して書いて回転コピーしてとか、なんでフォトショップイラストレータートリミング機能がないんだとか、無いものねだりをはじめる。

 部品やなんかは登録しといて使いまわすのが当たり前だ。ていうかでないと仕事にならない。一々ねじなんか書いてられるか。

 一応図面も著作物に入ると思うがこの違い。

 世の中は立場が違うとこんだけ違うものかと思う。

2009-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20090922130526

システムがぎりぎりなのと、censoredとは関係ないだろ。

censoredは基本的に、googleアドセンス付けるためにやるんだから。

とりあえず、著作物を利用することの中で、単純に複製したのと、改変して複製したのとでは、著作権侵害度が違う。

だから、改変して複製することに反感を覚える人がいても何もおかしくない。まあでも、だったら申請してクロール対象からはずしてもらえばいい。

クロールはしてほしいけど改変されたくないんだよ!と叫んでるのがいたけど、まぁしょうがないね。

どっちかしか手に負えないだろ。

アドセンスクリアできたら検閲システムは外す(そして、検閲リストにひっかかる発言の場合だけアドセンスを表示しない事でなんとかする)とono_matopeは言ってるんだから、そこまで待つべきだろ。アドセンスがついても検閲システム改善がないなら、それは意思表示をしてもいいんじゃないか。

2009-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20090904001054

一方、イラストはたとえ一部でも著作物として認められやすい。「思想又は感情を創作的に表現」しないと描けないものだからね。ここが、街中や部屋の中で何気なく撮影した一枚と、イラストの違い。

「手間がかかっていること」と創作性を混同しているような気がする。いくら時間をかけて描いても小物にどこまで「思想又は感情」がこもっているかは疑問じゃないか? 結果として同じ画素列を吐き出しても、手法がイラストなら創作性ありで写真ならなし、というのは不合理だ。

他人が撮影した創作性のない写真Pの一部を取り込んで創作性あるイラストGを描いたとするね。このときGの著作者が主張できる権利はどこまでだろうか。All Rights Reserved と何気なく書いた一文が、Pの撮影者その他の神経を逆なですることは考えた方がいい。

http://anond.hatelabo.jp/20090903222435

著作権法第10条8で「写真著作物」が挙げられてるし、どんな写真でも一応「思想又は感情を創作的に表現したもの」との推定がはたらくだろ。

著作物の一部も著作物だから「その部分だけならOK」とは言えない。

つか、それを許せば他人のイラストから部分ごとにつぎはぎしてイラストを作れることになる。

イラストと違って、写真著作物としてなかなか認められないよ。コラージュでも、著作権で引っかかるパターンはほとんどないんじゃないかな。アイコラなんかがアウトなのは、肖像権パブリシティー権を侵害しちゃうからだし。

一方、イラストはたとえ一部でも著作物として認められやすい。「思想又は感情を創作的に表現」しないと描けないものだからね。ここが、街中や部屋の中で何気なく撮影した一枚と、イラストの違い。

ペンのくだりも「×著作権」「○意匠権」だった。トレースはほぼセーフと見て問題ないけれど、六本木ヒルズだとかは注意しろ、ってことになるね。

猫のトレースは、確かにそうかもしれない。ちょっと追記しておいた。

もっとやれ!って方向に進んできてしまっているなぁ……。

2009-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20090903215859

よくわからんのだが。

ペンのデザインが気に入って、その部分だけトレースした場合、「俺の画像からトレースするんじゃねえ」って言われてもセーフ。「ペンを持たせる角度にもこだわって撮影したんだから、トレースするな消せ」って言われても、たぶんそれくらいじゃ著作権は認められないからセーフ。

なんで?

著作権法第10条8で「写真著作物」が挙げられてるし、どんな写真でも一応「思想又は感情を創作的に表現したもの」との推定がはたらくだろ。

著作物の一部も著作物だから「その部分だけならOK」とは言えない。

つか、それを許せば他人のイラストから部分ごとにつぎはぎしてイラストを作れることになる。

猫の画像も、寝転んでる姿を「ここしかない!」って撮影したんだから構図に著作権ある、と主張すれば、ギリギリ通らなくもない気がするけど、たぶん認められないだろうな。顔や模様なんかが酷似してたら、所有者である飼い主が文句言えば勝てるはず。

所有関係と創作性は関係なくね?

ただし、ペンをデザインした人だとかに「俺のデザインしたペンを、なんで勝手に使ってるの?消してもらえる?」って言われたらアウト。製品としてのペンの権利を侵害しちゃってるから。

製品としてのペンの権利って何? トレスによる表現は意匠権の実施に含まれんの?

2009-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20090807172637

プログラム論理だけじゃない著作物ってことですね。

コンピューターのためだけでなく、人間にもわかりやすい記述が必要。

しかし、それは論理だけではなく経験も必要ということか。

2009-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20090707001053

俺も素人なので詳しくは知らないけど、

なんとなくそれは詐欺とは違うんじゃないの?とおもったので書いておくよ。

アイディア著作権保護されるものだとはまったく思わないけど、

著作権の発生と保護はまるで別物なんじゃないかなと思うよ。

たしかに著作者人格権自然発生だけども、じゃぁ実際にパクられた時にどうやってそれは自分著作物をパクったものだと証明するの?

たとえばある著者が小説あたりを書いて出版社に送って、

それを出版社編集者あたりが勝手自分のなまえで出版したとして、

その原作者はどうやって自分著作権を主張しよう?

原本はここにあります!

書いた日付はこの日です!

なんの根拠もないところで訴えても無意味だし証明にならないよね。

内容証明でもなんでも自分以外にそれを証明してくれる人が必要だよね。

これがブログみたいに誰かが見れる状態にあるのであれば証明は比較的容易なんだけど、

特に公にしたくもないからという理由で公開しなかった場合余計困難。

で、著作権については20人だかなんだかの、それを証明してくれる人が必要になるんじゃなかった?

著作権管理会社著作権の発生権利を保障するだけじゃなくて、その証明をしてくれる役割もあった気がする。

1万円が高いか安いかわからないけど、

自分でやれば数百円で済んだとしても人に頼むんだらそんなのは最低ラインじゃないのかなと思う。

もしかしたら意匠を含んだもので、内容証明とかじゃまにあわなかったのかもしれないし。

少なくとも自分の権利を守りたいというその人の要望は満たされてるのであれば妥当なんじゃないかなと思ったよ。

もっとも公証人とか内容証明を使いますっていってまったく使ってなかったら詐欺だけども、

自然に発生する権利もきちんと守ろうとすればお金がかかるもんじゃないかと言ってみるよ。

あと、著作権自然発生よりこっちの方が意外と知られていないのだけど、

特許とか実用新案とか、、、

所得が0円の主婦とか前年年収が150万(だっけ?)以下の人とかは特許申請料の減免があるので、

そっちの方が安いから自分でやればいいのにねと思う。

http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/3_kojin.htm

これかな?

主婦とかはどんどん特許申請をすればいいとおもうんだ。

著作権関係でセコくてうまい詐欺を見た

「あなたの作品著作権を登録することで、あなたのアイデアを守りましょう!手続きは代行しますよ!」

と誰かから言われたら、その人は詐欺師です。すぐに縁を切って下さい。この言葉の何が詐欺なのか分からない方は、この記事を最後まで読んだ方がいいと思います。

中小企業経営者個人事業主の集まりに、ネットやら法律やら色々と詳しい先生という立場で参加した時のことでした。手先が器用なのを何とかビジネスに結びつけたいというおばさんが、彼女が考案したというちょっとしたアイデア小物を手に話しかけてきたのです。

要約すると、そのアイデア小物がビジネスとして成功するかどうか率直な感想を聞かせてくれとのことでした。そのアイデアは、正直言ってアイデアと呼ぶのもはばかられるレベルでしたし、何より誰でも簡単にマネして同等品をつくることが出来るものでした。私はそのことを言葉を選びながら答えたのでした。

すると、彼女もその問題点は分かっているというのです。なんでも、知り合いの息子さんで著作権関係仕事をしている人に相談したところ、

アイデアを模倣から守るために実用新案特許を申請したいところだが、この程度のアイデアでは無理だ。だから、このアイデア小物の『説明文』についての『著作権』を登録しよう。私がその手続きを格安で代行してあげる。そうすれば間接的にあなたのアイデアは守られる。」

と言われたというのです。

その時点で詐欺としか思えなかったものの、知り合いの息子さんに持ちかけられたのならばと、出来る限り好意的に解釈する方向性で相談にのったのでした。

著作権というものは特許実用新案と違って、登録のための手続きなどは特に必要ないはずです。何かの勘違いじゃないですか?」

「いや、間違いない。手数料を1万円ほど払ったところ、ちゃんと登録番号の書かれた立派な証書のようなものが送られてきた。文化庁にきちんと登録した会社だと言っていた。」

「うーん…。もしかしたら、著作権『登録』ではなくて、著作権管理』のことなのかもしれませんね。
JASRACのように、著作権使用料の徴収などを代行してくれる会社とかなんですかね?
その便宜上管理番号が書かれた紙を送ってきただけとか?
文化庁が云々というのも、そういえばJASRACの寡占を防ぐために著作権管理団体を新しく届け出制にするとか言っていましたし。
ただ、あなたの説明文の著作権管理したところで、あなたのアイデア小物を模倣から守ることにはほとんど何の効力もないので、どんなに好意的に解釈しても、限りなく詐欺に近いと言わざるを得ないですね…。」

「ああ、そうですか…。はぁ…。ありがとうございます…。」

彼女アイデア小物がパクられる心配なんて、そもそもほとんど無いのだから、そのまま放っておくのも手かなとは思いましたが、何というかだましの手口が微妙に良くできていることに腹が立ってしまって、真実をそのまま口にしてしまったのでした。

帰って調べてみたところ、闇は思っていた以上に深いというかセコいというか…。

知的所有権協会という公益法人風の名前株式会社が中心になってやらかしています。

知的所有権協会 http://e-chiteki.com/

そもそも著作権については、日本を始めほとんどの国は「無方式主義」を採用していて、著作物創作した時点で自動的に著作権が発生するということになっているのです。登録なんてしなくても最初から著作権は発生しているのです。

知的所有権協会のセコいところは、著作権が「発生したことを一緒になって確認してあげる」ことを、「登録」と表現しているとちゃんと書いていて、完全なウソをついてしまうことを微妙に逃れているところです。ウソではないんです。ただ、何の役にも立たないというだけです。そして、著作権もちゃんと発生しているのです。何もしなくても自動的に発生するので当然ですが…。そして、登録料が非常に安いというか、だまし取られたところで何とも言いようのない微妙な額に設定してあるのが、これまたセコいというかうまいというか…。

更には、「著作権管理士」なる公的資格風の民間資格自分たちで勝手にでっちあげて、それになるためのハウツー本まで出版しているという、絵に描いたようなサムライ商法まで合わせ技でやっているのです。

知的所有権協会のせいで自分たちの領域を荒らされまくっている日本弁理士会が、何とかとっちめてやろうと裁判などを起こしてきた歴史があるようです。

日本弁理士会「民間業者の『知的所有権著作権)登録』の勧誘にご注意! http://www.jpaa.or.jp/consultation/protect/care/care2.html

日本弁理士会の書き方を見ていると、この悪徳商法被害者は、意味のない登録をお金を払ってした人よりも、その意味のない登録をふりかざして「お前の会社の○○という製品は私のアイデアパクリだ!著作権も登録してあるんだ!権利侵害だ!内容証明郵便を送りつけたから覚悟しろ!」みたいなことを言ってくる困ったさんにつきあわされる企業の方がかわいそうっぽいです。

いやはや何というか、色々と哀愁漂うセコい詐欺現場に立ち会ってしまった話でした。

(※ブコメで、文化庁の正式な登録制度の存在 http://www.bunka.go.jp/chosakuken/touroku_seido/index.html を教えてもらったので、冒頭の言い回しを微妙に修正 ブコメの指摘で日本弁理士協会→日本弁理士会に修正)

2009-07-01

http://anond.hatelabo.jp/20090701121020

配色って著作権あるの?

ない。著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」。ただし商標登録されてれば商標権上でひっかかることはある。また類似性が著しければ不正競争防止法でやっつけられることもないとはいえない

2009-05-10

Google Book Right Registry問題

売れ筋書籍だけでなく、絶版書籍著作権保護期間切れ作品を、Google Book Right Registryが勝手出版権を設定して、データ課金販売をできるようになるという問題である。

絶版書籍は、インクのついた紙の束では採算が取れないからという理由で絶版になった商業絶版と、内容が間違っていたり時代にあわなくなったりといった著作権者の意思によって絶版になった物とがある。このうち、商業絶版については、出版権の設定に伴う報酬さえ話し合いがつけば問題なく成立するであろうが、著作権者の意思によって絶版になったものについては、権利存続期間中は、その意思を尊重するべきであろう。無論、図書館が実本を閲覧に供したり、所蔵者が個人的に引用して批評する行為を妨げる事はできないが、それとて、著作者の意思によって絶版にしていますという前提があれば、けじめをつけている事をほじくり返す方が問題となる。言論活動の記録を残すにしても、間違いを取り消した行為も含めて残すべきで、その為の手段としての絶版削除といった手段を否定するのは、言論活動を萎縮させる行為となってしまう。

つまり、Google Book Right Registryのopt-out方式での出版権の設定はやりすぎなのである。全ての著作物対象にしないと、選択の基準がトラブルを招くという可能性は十分に存在するし、著作権者の意思によって絶版になっているという情報は、著作権者しか知りえない情報なので、それを教えて貰う為には著作権者からの通知を期待しなければならないというのももっともである。それらを考慮すると、私が同じような立場に立ったならば、opt-out方式での出版権の設定を選択するであろう。しかし、それは善意の暴走でしかないのである。

ネット外のコンテンツネット上に持ち込みたいならば、権利者に許諾を求めるべきであり、ネット上に持ち込んだ方が利益になる状況を作りだすべきであるし、ネット上での活動の方が、ネット外での活動よりも有利であるという状況を維持し続ける必要がある。

Google Book Right Registryの理念は面白いが、理念を実現する為の努力の方向性が間違っている。法廷闘争を幾らやっても、儲かるのは法律顧問や受任した弁護士であって、ネット外での活動よりもネット上での活動の方が有利になるわけではない。

さらに、Google Book Right Registryが著作権使用料を支払うのは、Bookとして出版された事がある作品に対してのみというのであれば、web上のコンテンツに対して著作権使用料を支払っていない事との差を、どのように説明するのかという問題が出てくる。将来、著作権者が、Google Bookに登録されている著作物自分webページでも公表するようになったときに、出版権が解約されたとして、Google Bookからは排除されるのであろうか。だとすると、絶版書籍に対する取り組みについて、矛盾が発生するし、支払いを続けないだけで公表を続けるというのであれば、データを売った利益広告収益Google横領しているという事になる。

Googleは、変化ではなく変質を始めているようである。Google生え抜きの人がスピンアウトし始めたのは、Google内部に理由があって出て行ったようである。

2009-04-29

http://anond.hatelabo.jp/20090429104752

著作権は、著作者の権利を守るための法律

コレが既に間違っているんだぜ。

第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

著作者の権利を守るのは、手段であって、目的は、文化の発展。

一つキャラクタが世に出てそれが多様な形でぶわっと広がるというのは文化の極みだとは思わんかね。

だから日本全体や世界全体の文化の発展のためなら本来は著作者単独の権利なんてぶっつぶしても良いんだ。

でも、著作者の権利をほどほどに保護した方が文化が発展しそうだから保護してるだけなんだぜ。

2009-03-31

[2009.3.30]

 知識がお金になる時代の終焉。

 知っている人が得をし、知らない人が損をするという情報の非対称性は、あらゆる取り引きに存在している。その一番極端な例が金融取引である。買いたい人は売りたい人が居なければ買えないわけで、買って利益が生まれる理由を独り占めしておかなければ、売りたい人を増やせない。同様に、売りたい人は、持っていると損をする理由を独り占めしておかなければ、買ってくれる人を増やせない。

 知っている事が利益になり、知らない事が損になるという、知識がお金等価であった時代の仇花がCDSであり、CMO(Collaterized Mortgage Obligation)であった。それらの加工された債券は、元本である債権情報が隠され、高格付けの高利回りの債券として売られていた。

 それらの偽装された格付け情報を信じて買ってしまった所が、大火傷をしている。

 インターネット社会に受け入れられたのは、知識を手に入れやすくなるという点を評価した人々が飛びついた為である。しかし、それが一般化すると、知識はあって当然であるという状況へ向かう事になる。

 つまり、知識・情報を独占して間抜けを騙して損を背負わせるというアンフェアビジネスを否定し、地道に汗水流して働く事でしか利益が発生しない社会へと向かう選択となっているのである。個人の利益の為にとった行動でも、全員が同じ行動を取ると、誰も利益を独占できないばかりか、社会構造自体が変化していくという結果に繋がるという、興味深い変化でもある。

 金融バブルと違うのは、こちらの方は、その変化を続けた方が、社会全体にとってメリットが大きくなるという点であろう。

 このwebで、著作物の独占的所有権を否定して、情報を生み出す能力を評価する仕組みを提唱しているのも、同じ文脈に沿っている。

 医療介護費用の削減においても、いろいろな取り組みが行われているが、究極的には、知識の独占を解除するという方向に進まざるを得ないであろう([2008.2.9])。知識の独占がある為に、病院に行けば治してもらえるし、治らなければ期待を裏切られたとして裁判沙汰になるというトラブルが発生しているとも言える。患者の側に、病気に対する知識と、どれだけの費用をかければどれだけの事ができるのかという知識があれば、無理難題の持ち込み先は病院ではなくなる。

 病気で苦しんでいる人に、病気に対する知識や治療法を説明して、説明にかかったコストを請求するなんて事は、神経を逆撫でするだけでしかない。合意を取り付ける為には、相手に十分な知識がなければならないが、その知識を相手が持っているかどうかなんてことは、誰にもわからない。文書で説明し、サインを求めるという手段で説明と合意は成立したとしているが、訴訟対策でしかない。

 どんな名医でも、自分の身体を手術できないし、レントゲン等の個人所有するには高価すぎる機械を使うには、それを所有している他人の手を借りなければならない。この、サービスの対価が医療介護コストであるべきである。知識を独占する事は、利益の源泉ではないし、むしろ、デメリットの方が増えていくという状況が、生まれつつある。

 知識の独占が利益の源泉であるという考え方は、軍事においては正当化される。それは相手が滅ぼすべき敵だからである。共存しなければならない相手に対し、軍事ドクトリンを当て嵌めてしまった所から、ボタンの掛け違いが発生しているのである。

 知識・情報の独占に偏り、それを作り出す能力技能といった部分を軽んじると、敵味方の識別を間違う事になる。著作権者が、消費者著作物を盗む泥棒であると主張したり([2008.7.9])、手数料収入を稼ぐ為に返済能力の無い人にローンを組ませ、格付けを偽装した債券に加工して売り飛ばしたりといった、罪刑法定主義の下では違法ではないが、不正な行為をやらかしてしまうのである。

 お金マネーゲームチップとして使われるのではなく、財やサービスを生み出す為に使われるべきであるという考え方は、至極まっとうな考え方である。ただし、マネーゲームの原因を作った人が言うのは、企業献金を受け取って蓄財してきた人が企業・団体献金の禁止を言い出すのと同じで、おまえが言うなと突っ込まれて当然の、渾身の自爆ボケと言える。このボケを言う為に、あれだけの迷惑を引き起こしたのかと考えると、すさまじい芸であるとしか言いようが無いのであった。

2009-03-28

データは遺産として相続できるんだろうか

先月亡くなった父は、ネットショップ経営していた。

10数年前に務めていた会社がなくなってしまい、再就職も結局決まらず、

いろいろ試行錯誤の末に輸入雑貨ヤフオクでぽつぽつ売り始めた。

だんだんとペースをつかみ、実績を積んでヤフオクにストア出店し、

自社サイトも開設し、楽天ヤフーショッピングにも店を開いた。

そんな矢先にガンが見つかり、胃とか胆嚢とかを取った。

その後、経口の抗がん剤を投与しながら、それまで以上にガンガン仕事

していたんだけど、手術後1年の検査で腹膜に転移していることがわかって、

通院で抗がん剤を投与しながら、それでも仕事を続けてた。

本人も医者ギリギリまでずいぶんがんばったけど、結局やっぱりだめだった。


仕事については母と私で引き継いでやっていくことになったんだけど、

借りてる店の名義変更とか取引銀行口座とかカード決済代行の契約とか、

いろいろと超めんどくさいことを1ヵ月近くかかって捌き、

最後に一番めんどくさそうだったヤフー電話した。


細かいところは忘れたけど、オークションカスタマー窓口では

ビジネスID管理者変更手続きをすれば、既存のストアをそのまま使える」

というような説明があった。(自分はそう理解した。) 

でも、その後別の部署から電話が来て

個人事業主の場合は他の人がIDを引き継ぐことができないので、一旦解約する形になる」

というようなことを言われた。

だからもう一度カスタマー窓口に電話して、手続きを申請しなくてはならないそうだ。



私が一番恐れていたのは、これまで父が作ってきたストアの商品ページや取引評価が

全て"消えてなくなってしまう"ことだ。



確かに、本人以外の人間がその人のIDを使うことは規約違反(まぁ、今その状態なんですが)。

だけど、父の"作ったもの"をその妻や子が相続することはできないんだろうか。

店舗で取り扱う商品について、まだまだ勉強しなくてはならない私たちにとって、

父がヤフオクストアに作ったたくさんの商品ページはマジでプライスレス財産だ。(ストア出店はページ保管できるよ)

それに、父が数年かかって積み上げてきた数千の評価が一瞬で消えてしまうのは。。。。さみしい。。。くやしい。


そう思ったら何だかガックリきてしまって、まだ窓口に再度の問い合わせはしていない。

だから、ほんとうに全部消えてしまうのか、それとも何とか引き継げる手だてがあるのか、

実際どうなるのかまだ正確にはわかっていない。

評価については遺族の感情論なのかもしれないけど、少なくとも商品ページは説明文・写真とも

父の作った著作物という面もあるんじゃないかと思う。法律に詳しいわけじゃないけど。

最悪、データをまとめてダウンロードするくらいのことはしたい。やっぱ、手作業でコピペしなきゃいかんのかな。


ああ。

なんとか良い方向で解決できればよいのだが。

月曜。 電話しなきゃ。

2009-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20090323233615

彼のやった「ドット絵改変」はまあ、一般の同人とは手法が異なるが、それは原作者が決めることで外野が口出す問題ではないと思う。

著作権法上でもそれをことさら強く規制してはいなかったと思う。

二次的著作物には二次的著作物の作者にも著作権が発生するので、原作者がOKを出していても二次的著作物の作者が「改変して使っちゃダメ」と言ったら、それは使っちゃダメって事になるんだけど。

このように、原著作者に、二次的著作物経済的利用の場面で「当該二次的著作物の著作者が有するものと同一の種類の権利」が認められるということは、二次的著作物の利用については、当該二次的著作物の著作者(著作権者)の権利とその原著作物の著作者(著作権者)の権利とが併存することを意味します。従って、二次的著作物の利用を欲する者は、その二次的著作物の著作者(著作権者)の許諾はもちろんのこと、その原著作者(著作権者)の許諾をも得なければならないことになります。

http://park2.wakwak.com/~willway-legal/keyword34.html (強調は引用者によるもの)


改変使用された二次的著作物を作ったサークルサイトにあるFAQではスクリーンキャプチャの掲載において「画像の改変」をことさら強調して禁止している。

この事から、「スクリーンキャプチャの掲載」以外に作品内の画像の二次的な使用をされたくないという意図があるのは明らか。

取り込み及び転載可能な画像は、マニュアルに含まれる画像、このHP上に掲載されている画像(ただし、バナー画像のうち黄昏フロンティア製作物ではないものを除きます)、

及びゲーム画面を直接スクリーンキャプチャした画像のみに限定されます。

特にゲームリソースから画像を直接抜き出す類の行為は、理由の如何に関わらず一切禁止させて頂いております。


という事で、これは「同人という小さい世界でのマイルール」の問題ではなく

しっかりと著作権法抵触する問題なので、非難されても仕方がない。

2009-03-19

企業・団体献金は必要か?

企業・団体献金は、効果があれば賄賂だし、無ければ背任である。企業・団体献金が長く続いてきたのは、公共事業に参加したいとか、規制・許認可で既得権を維持したいという企業・団体に、政治が従ってきたというだけでしかない。

第二次世界大戦の敗北から、国土を復興し、先進国に追いつくという目的を達成するのに、規制・許認可による制御された競争が必要であり、利権を独占したい企業・団体と、利害関係が一致していたという事である。国家の方針に沿って活動するならば誰でも良く、誰でも良いのであれば、献金をしてくれる所であっても良い。先進国に追いつくまでは、それで良い。しかし、追いついてしまってからは、その構造が問題になってきている。それらの利権を金で維持している存在が、守旧派となり、社会構造時代遅れのままに維持しようとして、矛盾を発生させてしまっているのである。

献金は、民主主義を実行していくコストであり長い歴史の結果であると主張している者がいるようだが、公民権が無い企業・団体がコストを負担するという事を、異常だと感じない程に、その状態が続いた為に、理性が狂ってしまっているのであろう。

個人献金だけにするという話もあるが、企業・団体が個人に変わったとしても、本質は何も変わらない。献金に見合う利益があれば賄賂であるし、なんの利益も無いのにお金を出す人がいるわけが無い。

政策や調査を請け負うシンクタンクを作り、政党助成金企業・団体からのコンサルタント料をそこに流し込んでという、アメリカ的なやり方も、否定するべきである。

私は、著作物使用料やミラーサイトの公認料という広告宣伝費から賄う方法を提案している。

必要悪は、対策が無いから、やむを得ず行われる物である。より良い方法を開発できない者が、それから利益を得るようなことは不当であるし、長年続いてきたから正当な手法であると主張するのは、無能を晒してきたというだけでしかない。

2009-03-07

http://anond.hatelabo.jp/20090307104722

  • なぜ儲けるのは悪いことなの?

嫌儲拡大解釈しすぎ。儲けること全てが悪いっていってる嫌儲なんてほとんどいないだろ。

とりあえずネットくらいに限定しないと共産主義どうのこうのみたいなわけのわからん話になるぜ?


  • このの儲け方はよくない!ってのがあったら教えて

人の著作物無料で借りたもので金取るのはアウト。基本的には自分無料で提供すべき。

これがここ数日の増田に生息する嫌儲の基本ラインだろ。(俺含む)

もちろん、明らかな犯罪で稼ぐのも当然アウト。これは嫌儲とか関係くそうだろうね。


悪徳商法みたいな、人を騙すような方法

この定義だって難しいわな。

明らかな詐欺とか脅迫はともかく、転売屋とか、まとめサイトAAとか、同人誌違法うpサイトAAあたりは自分嫌儲じゃないと考える人でもそれぞれ評価違うでしょ?

振り込めない詐欺」/嫌儲という正義

http://anond.hatelabo.jp/20090306040620の流れで感じたこと。

振り込めない詐欺

振り込めない詐欺」というニコニコタグがある。

詳細はニコニコ大百科を見てもらえればわかると思う。

http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E8%A9%90%E6%AC%BA

そして、そのタグがなぜ荒れているかも。

要は、「こんなこと言って、本当は振り込まないんだろ。気持ち悪いからこんなタグつけるな」というゴタゴタが起きてるわけだ。

大百科にこういう記述がある。

このタグをつけられた作者が「じゃあ今度からこの口座に振り込んでください」と言ったら何が起こるか

こんなもの、ツンデレカルタ騒動を見ればそんなの火を見るより明らかである。

振り込めない詐欺タグをつけた人間で本当に振り込もうとする奴なんて極わずかだ。

このタグは、「素晴らしい作品を無償で公開したことに対する尊敬」と解釈するのが正しい。

ゴミのような二次創作物を有料で売ってる奴もいる世の中で、それは確かに尊敬に値する行為だ。

嫌儲という正義

嫌儲は美しい。

なぜなら、対価を一切受け取らずに表現をするという行為は、自らの表現行為の純粋性を証明するもっとも有効な手段だからだ。

宣伝目的でただで配るケースもあるけど、それはさておき。)

著作権侵害せず、全くオリジナル創作を対価を取って販売する行為はとりたてて責められるべきことではない。

それでも、対価を取らない方がより好意的に受け止められることは「振り込めない詐欺」あたりの事例で推察できる。

一方、人様の著作物を無償で利用する人間自分は対価を取ろうという行為はどう考えても正当性があるとは思えない。

印刷代とやらを理由に正当化するのも到底理解できない。そこまで好きなのであれば印刷代くらいは自分で捻出すべきものだろう。

儲からないことが殆どという輩が多いが、そもそも世の中には儲かる可能性が無い趣味の方が多い。

もとより、赤字を覚悟で本を出すのであればいっそ、無料で配ったら良い話である。

配る対象を絞らなければならないのなら、アンケートと引き換えにする、同人誌同士を交換する(これは既に行われてるけどね。)等いくらでも方法は考えられる。

人に自分作品を見て欲しいというのが動機なのであれば、現在は既にインターネットという手段がある。

本の形態で販売するよりも確実に多数の人にアクセスする機会があるだろう。そして、反響を得る機会も同様に多い。

仮に本を出すのであっても、無料ネットに公開すればいいのではないだろうか。

自分のことを棚に上げて同人誌作者が嫌う転売屋(同人誌書店とどう違うのだろう?)のような行為の抑制にもなるし、ちょうど良い。

人の著作権に寄生する立場で、自分作品アクセスしたいと思う人にお金を出すことを強要することはやはり醜悪な行為であろう。

クリエイティブ・コモンズに非商用というライセンスがあるのも、このような考え方が世界的に存在することを表している。

決して、日本だけの足の引っ張り合いの文化でも嫉妬でもない。

間違いなく嫌儲は表現行為の純粋性を支える正義である。

コミックマーケットのような同人誌即売会は既にその歴史的な役割を終えつつある。

あれは表現行為の場が欠乏していた時代における戦後闇市のようなものだ。もはや現状では美しき嫌儲思想を汚す許されざる悪だ。

いつまでも闇市存在し続ける世の中であってはならない。

一度何かのきっかけで崩壊して、規模が縮小して本来の理念を取り戻す機会があればいいのだが。

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