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はてなキーワード: 公序良俗とは

2008-08-17

トリ-ナチ-経営学論争への個人的疑問総まとめ

増田では概ね有意義な反応が尽きたようなので、戦闘的でも粘っこくもなさそうな方に試しにトラバ

http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20080814/1218670547

さて不謹慎な表現など多々あるかと思うけど、以下に私的な疑問・論点をまとめます。

時間掛けて経営学医学倫理学歴史学を学んでたら、軽くクリアーできる論点・誤解もあるかも知れないけど、その他も含めてご容赦を。

●論点1 トリアージを「極限状態」と呼んで忌避するが、何を以て「極限」と呼ぶのかが恣意的だと思う。

●論点2 「極限状態」という一種のフィクションを前提としなければ、ナチスホロコーストを行わなかったのだろうか?

●論点3 「資源の有限性を前提にするな」と言うけれど、実はこの世界ではあらゆる物が有限だったりする。

●論点4 経営学はそもそも社会全体について語る学問なんだろうか?

●論点5 トリアージに関連して「他者性がない」選択と言うけど、その「他者」の扱いも恣意性を含んでいるのでは?

●論点6 トリアージを「全体主義的な決定」「悪しき決断」と言うけど、平等な個人の自由な契約という所からも基礎付けられないだろーか。

●論点7 むしろ平時に「かわいそう」の論理を追求する方が、長期的には「かわいそう」な人を増やすのではないか。

●論点1

トリアージを「極限状態」と呼んで忌避するが、何を以て「極限」と呼ぶのかが恣意的だと思う。

たとえば、短い時間で選択を迫られるという意味でなら、(汚い例で恐縮だけど)映画館で上映開始数分前に便意を催し、

そこで素早くトイレを済ませるか、そのまま2時間前後我慢するかなど分単位決断を迫られたりとか、

あるいは語源となる(らしい)コーヒーの選別作業など秒単位決断を迫られる行為が、実は日常でもよくある。

もちろん時間以外の資源をモノサシにする場合も同様に議論を進められるはず。

つまり、時間等の量的な制約をその条件とするのであれば、いわゆるトリアージ以上に「極限状態」とみなせる

選択はいくらでも存在することになり、なぜトリアージだけを取り上げて「極限状態」と呼ぶのかがわからない。

そして呼ぶだけならいいとして、そこに殊更特別な意味を見いだそうとする行為には恣意性が入って来ないか?

明確な基準がなくはっきりしないせいで、そうした疑問が浮かんでしまう。

もし資源制約等々を最初から全部取っ払って、人の命を「切り捨て」るプロセスを指し「極限」と呼ぶのであれば、

蘇生行為の中断や、人工呼吸器の取り外し、あるいは脳死判定?など、(当事者にとっては非日常ではあるものの)

平時の医療行為の中にもそれらは存在する。これらはいずれも倫理学検討に値する問題ではあるんだろうけど、

今回の問題意識とはずれているのではないかという気がする。なぜなら、経営学講義中の「資源制約下の選択」

というトピックで取り上げる事は難しいと思えるから。よってこれも不適。

ここからはさらに妄想。そこで「資源」の意味をもう少し拡張し、技術水準まで含めるとしたら?

現代医療で人工呼吸や蘇生脳死判定が要請される重態の患者でも、実は簡単に救えるほどの医療技術

遠い将来いずれ誕生する事を想定すれば、それらの現場を「極限状態」と呼ぶ事も可能かも知れない。

けれど何事も有限なこの世界で、資源の有無は所詮相対的な問題でしかないから、逆に心臓マッサージも知らない

ような時代まで遡れば、現代医療は「極限」でも何でもなく、相対的にかなり恵まれた状態だとさえ言えるかも知れない。

だからこの妄想理論も、当然すぎるほど当然ながら、使えないよね多分。

●論点2

「極限状態」という一種のフィクションを前提としなければ、ナチスホロコーストを行わなかったのだろうか?

トリアージ現場では、住所氏名年齢性別人種思想信条宗教経済状態等ではなく、たとえばSTART法に

代表されるように、あくまで症例とその喫緊性を判断材料にして、医療資源の配分が決定されて行く。

そこでの個人は、生存者の最大化という観点から、同じ人間同士限りなく対等に扱われると見ていいはず。

他方、ナチスアーリア人種なんかにとって、異民族共産主義知的身体障害者等の存在有害だと

訴えてたわけで、その排除は平時であると有事であると問わず、進行していたんじゃなかろーか。

不謹慎な言い方をすれば、対等ならざる「異分子」の排除は、保健所動物駆除のように、

生存権私有財産権その他の人権を持たざる者と扱った上で、粛々と進められたんじゃないかなと。

また日本北欧等でも障害者社会的弱者の断種手術が進められたけれど、これらも特に有事であるからと

行われていたわけではないはず。社会ダーウィニズムや通俗的な理解によって「市場原理主義」など(あるいは

原理主義資本主義」?)と呼ばれる淘汰のプロセスは、ある緊急時の必要に応じて進む(進められる)

と言うよりは、むしろ長期的に徐々に着実に進行していくモデルだと考えるのが妥当だと思う。

そして比喩としての「極限」的危機のアピール自体は、かつてのワイマール共和国を含む(民主主義・非民主主義問わず)

あらゆる国家で行われる、支持者獲得の為の常套戦略で、たとえば、核戦争原発メルトダウンの恐怖を時に過剰に煽るのも、

類似の行為と言えるのでは?ナチスに特徴的な行動として取り上げるのは些か困難じゃないかと感じる。

以上の点から、トリアージ差別的な(どころか相手を人間扱いしていない)ホロコーストとなぞらえるのは

間違いであるし、また仮にトリアージが「極限状態」の選択であると仮定しても、ナチズムやホロコーストとの

同質性を認定するのは恣意的だと考える。トリアージの普及推進や例示がホロコーストと地続きである、または

そうした考えを広げるというのは、不謹慎である事を除いても有益な議論とは言い難いはず。

そもそもホロコーストの最たる物である絶滅収容所等におけるユダヤ人殺害は、ナチスドイツ

敗色が濃厚になった戦争後半期にかえって加速していたようで、一般的な意味で言う有事への対応や

資源の最適な配分という意図からは、どうも外れた感が強い。元々戦場の論理とは別物なのでは。

●論点3

資源の有限性を前提にするな」と言うけれど、実はこの世界ではあらゆる物が有限だったりする。

トリアージ現場においては人員物資設備等の制約がボトルネックとなっているけど、そもそも人員物資設備等が

無限であれば、トリアージはもちろん企業経営の探求や経済学考察など、資源の効率的な配分を研究する

学問・営為は生まれなかったはず。経営学経済学をはじめ、多くの人間知的営為はその濫觴において、

現実世界資源の有限性を前提としており、その有効活用目的としているわけだから。

たとえば、市場メカニズム根本を支える価格シグナルは、財やサービスの需要と供給によって決定されるけれど、

供給無限商品の物量だけでなく運搬供給設備やそれらの生産性等も)であればその価格ゼロとなり、

人は欲望の尽きるまでそれらを蕩尽するはずだが、もちろん現実はそうじゃない。一見価格ゼロに見えても

広告販促込みだったりして誰かが費用を負担しており(そのままでは持続可能ではない)、いずれにしても

価格」の存在は、資源の有限性がこの世界に付き物だという事実を、端的に示していると言えるわけ。

またたとえば、かつて環境問題が今ほど注目されなかった時期には、社会的制限が存在しない中で

工場は排煙を垂れ流し放題だったけど、現在では空気ですら無限ではないというのが、環境問題認識する

あらゆる人間の知る所で、その為に各種の環境規制や課税が行われ、少なくとも先進国では、工場経営者も排煙その他の

公害原因の扱いに注意を払うようになっている。逆に各種エネルギー補助金(それは低い技術水準とワンセットだが)を

与えている中国インドなどは、その凄まじい蕩尽によって資源の国際価格高騰や各種公害の原因としても台頭している。

以上のように、資源無限か有限か(≒価格ゼロか否か)は、その資源を効率的に扱うインセンティブを決定している。

そして、およそあらゆる物に価格税金規制が付きものなのは、それらが現に有限だからに他ならず、

経営学経済学トリアージはもちろんとして、多くの人間知的活動はその資源制約によって発展・流転を促されてきた。

よって「資源の有限性を前提にするな」という主張は、現実を無視し多くの知的活動を否定する行為に等しく、場違いな指摘だと考えます。

有限性の前提や資源の効率的利用・効用最大化と言った考えがナチズムへとつながるのであれば、必然的にこの世の

学問・営為・制度・生活習慣は、その多くがナチズムの眷属となり、今回の件を特別批判する意味は限りなく薄まるはず。

●論点4

上と関連して。経営学はそもそも社会全体について語る学問なんだろうか?

経営学経済学は、もちろん共に資源制約の下での効率的利用を目的とするんだけど、後者が主に

社会全体の効用最大化を目指すのに対して、前者は時に社会全体の効用をかえって損なう決定を推奨しかねなかったりする。

既に上で述べた環境問題における企業行動が典型例だし、あるいは独占や寡占の追求、他企業とのカルテル

最近も相次ぐ情報の非対称性を悪用した偽装問題など、企業は時に利益追求という存在意義に忠実なまま、

社会全体の最適化からは逸脱しちゃう場合がよくある。そうした行為には違法な物からグレーゾーンまで何でもあり。

他に経済学概念上でだけで考えれば、ブランド構築・製品差別化特許等の独占的使用販売権の取得等も、

完全競争を避ける狙いから行われる、社会全体の最適化に反した行動とみなせる。もちろんこれらの場合は

消費者社会利益となる場合もあるんだけど。ともかく経営が目指すのは本質的部分最適・部分均衡なわけ。

このように企業はいろいろな経営的実践を通して、市場における競争を避け、超過利潤・独占利潤を得ようとする。

それに対して、各種公害規制や独占禁止政策・不正競争防止、情報の非対称性の排除などを通じて、市場メカニズム

健全な作用を維持し、また時に所得再分配考慮し、社会全体の効用最大化を目指すのが、一般的な意味で言う経済学の使命。

つまり、別々の学問として定立している以上当然なんだけど、経営学的実践における「全体」と、

経済学的・政治的・社会的実践における「全体」とは、多くの場合かけ離れているんだね。

よって、(仮に)経営学的営為の例としてトリアージを取り上げる場合でも、それらが一般的な意味で言う「全体」、

社会国家全体に敷衍されて適用される恐れがあると考えるのは、学問目標を見誤った、飛躍を含んだ主張じゃなかろーか。

●論点5

トリアージに関連して「他者性がない」選択と言うけど、その「他者」の扱いも恣意性を含んでいるのでは?

既出のようにこの世界のあらゆる物は有限であり、ある選択は必然的に他者の選択を制限してしまうのが世の常。

だからたとえば、日常の買い物で財布の中身と照らし合わせながら商品を決める(予算制約下の最適化行動)裏には、

売り上げ好調で繁栄する勝ち組企業と同時に、売れない商品を作って経営不振に陥り、場合によっては

倒産する「かわいそうな」負け組企業存在があったりする。ひょっとしたら「切り捨て」られたその経営者

自ら命を絶ってしまうかも知れない。その他日常ありふれた選択が、当然のように多くの他者の運命を決定している。

政治上の決定で見ればもっとわかりやすい、再分配は必ず財源を必要とする。

たとえば公共事業を削ればどうしても倒産は増えてしまう。増税だって薄く広いだけで景気を落ち込ませずには居られない。

以上のように考えれば、無視出来ない他者の範囲は空間的・時間的に際限なく広げる事が可能であり、

トリアージだけを取り上げ、その「他者性がない」側面を強調する行為には、恣意性が含まれているのではないかと。

●論点6

トリアージを「全体主義的な決定」「悪しき決断」と言うけど、平等な個人の自由な契約という所からも基礎付けられないだろーか。

仮に「災害時に被災・負傷し、物的人的制約のある災害医療の拠点に搬送された場合にどのような治療戦略を望むか」

という契約をあらかじめ(被災時に意識を失えば意思の確認が出来ず不公平なので)交わすとすれば、

そして公序良俗に反するという立場から、金銭などの代償を対価とした優遇や、自己犠牲を禁じ手とすれば、

自由かつ平等な個人は、期待生存率を最大にする為=自分自身の為にトリアージを選択する権利を行使するはず。

これが全体主義国家ならマイノリティ放置され、地位や能力のある者の治療を優先させられるかも知れない。

よってトリアージは「みんながひとりのために」でも「ひとりがみんなのために」でもなく、

「ひとりがひとりのために」という個人主義ベースとした選択と考える事も十分可能だと思う。

また自分の命が常に他者の命と可換であるという強い認識が働くから、他者認識がないという批判も的外れとなるはず。

(ちなみに治療従事者自体はロボットだって構わないわけで、その他者性認識を問題にする意義は仮想の話の上では薄いと思われ)。

以上はリベラリズムの基本である無知ヴェールアイデアを多少拝借した物。

無知ヴェールとはリベラリズム上の社会正義のあり方を考える思考実験で、それを被された者は他人はもちろん

自分も含めたあらゆる属性・・・住所氏名年齢性別人種主義主張経済状態等々・・・がわからなくなってしまう。

その状態で、各個人は自身の利益も含めもっとも望ましく公正な社会の条件を考えてみよ、というのが実験の中身。

で、リベラリズム上の議論においては、その条件の下で「格差は最も弱い立場の人々の効用を最大化する目的でのみ正当化される」

という「格差原理」が導出される事になっている。では、トリアージ現場において、それがどのような人々に当たり、

かつその条件の下で選択要請される治療戦略とはどのような物になるだろうか、ちょっくらこれを考えてみる。

まず被災患者を症例・緊急度により以下のように分ける。

A.所与の医療資源技術では、どれだけ治療を施しても亡くなってしまうとされるグループ(START法では黒いタグを付けられる)

B.放置すれば亡くなってしまうが、治療を施せば助かる可能性のあるグループ(赤、または黄色のタグを付けられる)

C.治療の必要が無い軽傷か無傷のグループ(緑のタグを付けられる)

そして以下のように選択可能な治療戦略が提示されているとする。

1.治療を受けられない人は「かわいそう」だから「公平に」症状は無視し、医療資源を人数分で割って全員に割り当てる「平等戦略

2.治療を受けられない人は「かわいそう」だから「公平に」症状は無視し、各人へのくじ引きで割り当てを決める「機会均等戦略

3.最も重症で生存の見込みのないAは一番「かわいそう」だから、そこに医療資源限界まで注ぎ込む「蜘蛛の糸戦略

4.Bに医療資源を注ぎ込む、いわゆる「トリアージ戦略

5.まずCに医療資源を注いじゃおうという、文字通りの「贅沢戦略

これら5つの内であれば、各人は全体最適など考えずとも(それを考えるのが完全な悪というのもおかしいんだけど)、

個人の利害に触発されて、自由かつ平等な権利の下に、最も自らの期待生存率の高い4のトリアージ戦略を選ぶはず。

ではその場合の「最も弱い」人はどの患者グループなのか、その効用はどうなるのかを不謹慎な表現も交えるかもだが次に検討

もし医療資源を注ぎ込んでも「ほぼ」助からない黒いタグ、この場合グループAの患者だとすれば、どのような治療戦略においても

「ほぼ」死亡という結果に終わり、効用は「ほぼ」不変=「ほぼ」常に最大だからトリアージを選ぶ事は「ほぼ」許容される。

次に死亡状態とみなされる人ではなく、助かる可能性はあるが治療を必要とする赤や黄色のタググループBに含まれる患者

「最も弱い立場」とするならば、トリアージによって最も手厚く医療資源を配分される事になるから、やはり許容範囲となるはず。

グループCの緑のタグ患者検討するまでもないとします。

問題はもちろんグループAについての「ほぼ」の取り扱い。技術水準の問題として閑却する事も話の上では出来るんだけど、

(前にネタのした時は確実に生存率を判定出来ると仮定したので簡単だった)、現実トリアージではそうは行かない。

ただ、いずれにしても確率的な選択を強いられるのであれば、やっぱり4のトリアージ戦略しかないと思うんだけどね。

あと検討の順序が逆だったり、戦略や条件の設定の重複・恣意性等あるけど、まあ素人なんで大目に見てくださいな、と。

基本的には無知ヴェールまで降りて議論するまでもなく、最初の期待生存率+公序良俗の「治療戦略選択契約」の話で

大体OKと思うし、そこで「全体主義的」なる批判はシャットアウト可能だと考えてます。よってここらでこの論点終了。

字数制限でhttp://anond.hatelabo.jp/20080817193711へと続きます。目障りでごめんなさい。

2008-07-04

落書きでクビとか

何を根拠に懲戒にしてるんでしょう。ちゃんと就業規則に書いてあるのかな。

不当解雇だって争ったら勝てるんじゃないの?

公序良俗に反する行為」とかですかね。ちょっと強権すぎやしませんか。

2008-06-27

http://anond.hatelabo.jp/20080627154844

公序良俗(こうじょりょうぞく)とは、公の秩序または善良の風俗の略であり

公の秩序は国家および社会の一般的利益を、善良の風俗社会の一般的倫理をそれぞれ意味する。

酸っぱい臭いは公序に反してるということで…。

2008-05-13

[]パロ同人誌の何が悪いの?

ちょっと前の記事ですけど…

おもしろさは誰のものか:“同人出身”ガイナックスが語る、同人誌のグレーゾーン (1/2) - ITmedia News

これに対する同人作家側の意見があんまり見当たらなかったので、自分で書いてみようと思います。

増田は15年くらい二次創作専門でやってる同人漫画描きです。

ファンの勢いをそいでしまってはつまらないじゃないですか。これは、良い悪いという判断ではなくて、それではつまんないでしょうという感覚です。

まあ、やっぱり同人誌の中には、つくり手側にとってカチンとくるような表現だってないわけじゃないですけれども、まあ、それはそれで作品の楽しみ方のひとつではある。

こういう風に版元側の人から「見てみないふりしててやっから、まあせいぜい面白いもん作れや」って言ってもらえるのは本当にありがたい話です。

自分の押さえ切れない妄想を形にし、「自分はこう思うんだけど、みんなはどう思うかなっ?」と問いかけるのが同人誌の「あり方」だと思っています。

だからこそ、版元にできる限り迷惑が掛からないように配慮し、「自分のケツは自分で拭く」精神を持つべきで、たとえ押さえきれない妄想を形にしたものだとしても、連絡先メールアドレス印刷所の名前も書いてない本を(サークル規模の大小問わず)売り逃げるような人達を心底軽蔑します。

(※「メールアドレスを書くとネットストーカーが…」とか「印刷所名から本の原価を割り出されて、もっと安くしろと言われる」とか言いますが、そんなのただの言い訳です。昔のように住所氏名まできっちり書くのは流石に危ないと思いますけど)

あと、同人誌でやるよりネットの隠しサイトでやった方が版元にばれないor迷惑が掛からないと思っている人は、即刻考えを改めるべき。

「我々のところにも『同人誌出してもいいですか』といった問い合わせは、時々きますよ。でもこれについては『OKを出すことはない』としか答えられませんね。これはもう暗黙の了解みたいなものを読み取ってもらうしかない。

許諾を出すということは、できあがった作品について、我々にも責任が生じるということなんです。ですから作品について監修を行う義務も生じます。公序良俗の問題も含めて。

前にいたジャンルで、そのジャンルは版元が自ら公式アンソロジーを出すようなところだったんですが、どうもその公式アンソロジーが今ひとつ面白くなかったんです。

普段よく買っているそのジャンル作家さん達が参加していたのと、あとは原作ファンのたしなみとして買っていたんですが、いつもは超面白いネタを描く作家さん達の公式アンソロでのネタは、それなりに面白いのだけれども、どうも勢いを感じられなくて。

そうこうしているうち、何故かその公式アンソロ執筆依頼が増田のもとにもきました。

大変光栄なことですので、二つ返事で依頼を受けたのですが、いつものノリで描いたネームがことごとく修正の嵐でした。(セリフを丸々変更するよう言われたページも…)

結果、自分でも「これ面白いのかなあ?」というようなものになってしまったのですが、今改めて考えると「公式」アンソロなんですから、増田がノリで描いた漫画にすら版元の「責任」が生まれてしまうのですから、当然のことですよね。

同人誌であれば、ごく一部の人だけが「これは特に面白い!」と感じられる漫画が正解ですが、公式アンソロでは100人が100人「それなりに面白い」と感じられなければいけませんから。

同人誌に興味を抱いて日が浅い人や、ネット報道だけの知識で同人を知っている人には誤解されてると思いますが、実は同人活動って原作者や版元とすごく距離が近くなることがままあるのです。(原作者とお友達になれるとか、そういうことではないので、夢を持っては駄目です)

原作者が自ら補完同人誌を出すことはもとより、某アニメキャラクターデザイナーがファンの作った同人誌に参加していたり、某アニメシリーズの公式漫画を描いている方がファンと一緒に同人誌を作っていたり、某小説原作者が自分で音頭をとって同人アンソロジー企画したり、某漫画の作画担当の方がコミケで嬉しそうにそのジャンル同人誌を購入している姿が目撃されたり、某ゲームスタッフがお忍びでオンリーイベントに来て(でも濃いファンにはバレている)嬉々として同人誌を買い漁ったり、某ゲームスタッフオンリーイベントの終了後、主催者に「開催してくれてありがとう!」とねぎらいの言葉をかけてくれたり。(全て増田とその周囲で実際にあった事・実際に見た事です)

公式な場で容認の立場を見せることはありませんが、同人出身であろうとなかろうと、同人誌に寛容、むしろ楽しみにしている原作者・版元は多いです。

勿論それと同じくらい、同人誌を忌み嫌い、許せないと思っている原作者・版元もいて、それは当然のことだと思います。

そして、容認の立場をとっていても、内心面白くないと思っている原作者もいれば、禁止の立場をとっていても(こちらが一般的ですね)、こっそりやっているならいいよという版元もあります。

原作を手掛けた人々が実際にどう思っているのかは、当人達しか分からない事で、我々消費者が「同人は悪」「原作者がどう思っているか聞いてみるべき」と勝手に騒ぐのは、ナンセンスではないかと思います。(原作者や版元の気持ちは考えるべきだと思いますが…)

同人界に関わる人達は、すべてファン活動なのだから悪ではないのか、というと、それは勿論違います。

ただ1000冊単位で買い取って、それを販売するといった状況ですと、それはもうファン活動ではない。ビジネスだろうと思うんです。だから、株式会社会社がね。お金を出して同人誌を買い上げて、それを第三者に販売しているような場合だと、その同人誌の中身にあなたはちゃんと責任を持てますか、と聞いてはみたいですね。ビジネスになった瞬間に、そうした責任は発生してくるだろうと思うんですよ。そこのところをどうお考えなのか。

増田は新刊同人誌専門書店こそ、同人界最大の悪だと思います。

地方の方にとっては非常に便利なものだと思いますし、増田も大手サークルの列に並ぶのは確かに面倒なので時々利用しますが、やはり新刊同人誌専門書店って、何かおかしいと思います。(増田のところにも時々取り扱いのお誘いがありますが、お断りしています)

ところで、増田の思う「ワルモノ」順は↓です。(※二次創作のみで考えて)

新刊同人誌専門書店同人転売ヤービジネス同人サークル > 大手志向の買い手 > その他、原作・版元ありきなことを分かっていないサークル

それを踏まえて思い出したのが、だいぶ前にあった↓のスレまとめ記事です。

同人活動だけで貯金が1700万も溜まったんだけど何か質問ある?|2chテラワロス

たまたま売れてしまったものは仕方ないですし、だからこそ同人誌を生計を立てる道具にしてしまった気持ちも分かるのですが、それで楽しいかどうかは>>1本人が一番分かっているようなのが、もの哀しいスレだったと記憶しています。

よく、今は専門書店もあるし、同人誌が世間に知られてきたこともあり、頒布数は昔に比べ格段に増えたと思われがちですが、実は個々のサークルの1冊あたりの頒布数は、10年ほど前と比べると減少しています。(ソース増田の経験)

趣味が細分化したからだ」とか「ネットがあるから」とか色々言われますが、最大の原因は、専門書店などでなんとなく気軽に買えてしまうから、「価値」が下がり、書き手もなんとなく書いたものがなんとなく売れてしまうことにより、「パワー」が落ちた、そういう負のスパイラルではないかと思います。

だからこそ、なんとなく売れてしまったサークルに対し、「もっと楽に、もっと稼げますよ」という甘い言葉で近づいてくる専門書店こそ、害悪でしょう。

お金が動くことですから「市場」には違いありませんが、「市場」になってはいけない、それが同人誌なのだろうと思うのです。

2008-03-03

痴漢専用車両

痴漢されたい願望のある痴女と、男性だけが乗る車両

痴漢ならびに痴漢冤罪防止に強力な武器になると思うが、当然ながら公序良俗に反してるわな。

2008-01-28

クリプトン、「公序良俗に反する」ミク作品ニコ動から削除 判断基準も公開

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/28/news102.html

おどろいた。基準作ったり判断するのは勝手だけど、ニコニコから削除する権利までクリプトンにあるのか?

ミクは楽器ワープロみたいな「道具」だと思ってたクチなので、違和感を禁じ得ない。

ていうかマジでミク買おうか今までずるずる迷ってたんだけど、これで買う気なくした。

2008-01-25

裁判リテラシー講座番外 クリプトン社がエロ歌を削除した?>

裁判リテラシー講座を書いてる者ですが、ちょっと気になるニュースが飛び込んできたので言及。

http://blog.piapro.jp/2008/01/post-15.html

これによると、ニコニコ動画に、初音ミクに猥歌を歌わせていたものをうpしていたら、初音ミク制作者サイドが削除を申し入れた、ということらしいです。

しかもうp主デッドボールP氏。個人的にお気に入りな同人音楽家さんの別名義じゃないですか(あんまり知られてないみたいですが)。

あれこれ言説が飛び交っていますが、「ニコニコ、ひいてはCGMの萌芽をつむことになる」といった論調のものが多いように思われます。

ですが、あまり法律論からのアプローチがなかったので検討してみたいと思います。

Fランク法学部生が試験期間中に現実逃避しながらろくに推敲せず書いてる駄文なので、おかしい点があったらどしどし指摘してください><

さらば明日の民事訴訟法

クリプトン社の契約の有効性

クリプトン社は、「VOCALOIDライブラリ使用許諾契約書」で禁止されている

公序良俗に反する歌詞を含む合成音声」の「公開」をしていたので、これを削除したと主張しています。

そもそも、この「VOCALOIDライブラリ使用許諾契約」(以下、本件契約という)ってどうなんでしょうか。

これってみなさんもご存じの表現の自由を犯していませんか?

憲法の保障する「表現の自由」を前提とすれば、公序良俗に反しようがなんだろうが、

何を作ってどう公開しようと自由なはずです。

ここで問題となるのが、憲法は国による国民に対する人権侵害を予防するためのものなので、

クリプトン社と一般人のような、私人の間で憲法に由来する原理を根拠にどうこうできるかということです。

これについては、誰がしても人権侵害人権侵害だし、大会社なら国に比肩すべき権力を有しますから、認めるべきです。

しかしながら、なんでもかんでも憲法が出てくるのでは、規則にがんじがらめになり、私人は自由な経済活動が出来なくなります。

このような考えを私的自治といいますが、これにも配慮する必要があります。

したがって、ある法律行為、ここでは本件契約ですが、が憲法違反するかどうかを論ずるには、

憲法精神を、法律行為を律する法律に読み込むという解釈がされるべきです。

これを間接適用説といい、最高裁の取るところとなっています。

難しい話になってしまったので、簡単な例をあげましょう。

S役の人とM役の人との間で、「MはSに隷属します」という契約が結ばれたとする。

この場合、憲法では奴隷的拘束は禁じられている(18条)ので、このような酷い契約には憲法を適用すべきだ。

うるせーよ、俺たちの合意づくのSM関係に、他人や憲法が口を出すな(私的自治)。

どちらも一理あるので、両者のバランスを取って、法律憲法精神を読み込もうというわけです。

本件では、この契約が有効かどうかは、契約の有効性を律する民法90条の解釈に委ねられることになります。

つまり民法90条のいう「公序良俗に反する」かどうかを判断するのに、憲法精神を読み込めばいいわけです。

あてはめ

では、本件契約憲法違反して民法90条の「公序良俗に反する」かどうかについて簡単に考えてみましょう。

確かに、表現の自由は、表現を通じて人格を成長させる点、それから、憲法自体を支える民主制の根底をなすという点からすると、

非常に価値の高いものです。

しかし、外部行為を伴うものなので他者の人権との衝突は避けられず、「公共の福祉」に、厳格に判断されますが、服することになります。

(たとえばわいせつ文書)。

また本件では、私人国家ではなく、私人同士ですので私的自治が働き、その保障もいくぶん弱体化すると考えます。

たとえば、一般的に表現を禁止するという文言では、弱体化するとはいえ、憲法違反の問題になると思います。

かしここではクリプトン社の製品を買うのに、その製品エロなどに悪用しないで、というものだというのです。

これは、ボーカロイドブランドイメージの低下を防止するため、

また、表現の持つ影響力の大きさから社会への悪影響を防止するためという目的です。

特に、ボーカロイドは新しい技術であり、キャラなのかツールなのかわかりにくく、議論も詰まっていません。

そんな中でエロ禁止という手段を講ずるのは、企業の取る戦略として十分に合理性があると思われます。

ボーカロイド技術を持っているのがクリプトン社だけという点も見過ごせません。

どんな批判も全てクリプトン社に来るからです。

そうだとすれば、本件契約は90条の「公序良俗に反する」とはとうてい言えないと思われます。

結論

以上より、本件契約は有効であるといえます。

よって、当事者は合意して本件契約を結んでいる以上、クリプトン社の措置には道義的な問題はさておき、なんらの法的問題点は存しません。

また、どこかに話題に上っていた、

一方で公序良俗違反の表現を禁止し、他方で訴訟などの責任は負わないという免責規定については、

法律上、ふつうに私的自治の範囲内なので特に問題ありません。

これが賃貸借とか瑕疵担保責任とかだと、圧倒的に有利になってしまうので問題になるんですが、

この場合、訴訟になったら歌を作った奴こそが悪いですから、問題になりようがありません。

常識的に考えて、エロ歌作っておいて「こんなボーカロイドがあるから悪いんだ」なんていう弁解は通りませんよね。

この免責規定はそれを明文化したまででしょう。

感想

こう見てくると、この問題で見捨てられている視点が、クリプトン社の利益という視点です。

クリプトン社は、今までも初音ミク関係して何度か制限を掛けてきました。そういった意味では制限する側です。

表現を制限する奴は悪い奴と思うのは当然かも知れません。

ですが、新たな表現の手段を生み出すクリプトン社もある意味で、表現者といえるのではないでしょうか。

そうするとクリプトン社の立場も、表現する人同様に尊重されるべきではないでしょうか。

そうでないと、先進的な技術を持つ他の会社を萎縮させかねませんしね。

本人のコメントサイトを見るとひたすら平謝りしているようだし、

そもそも他人がとやかく言うことではないかも知れませんね。

彼は同人活動をやっているので、公式サイドからの圧力には慣れっこだと思います。

なのでこれくらいのことでは彼はへこたれないと思います。今後ともがんばって欲しいです。

クリプトンのデP作品削除について

ニコニコ動画のデPという人の初音ミク作品が削除された。

それは、初音ミク開発元のクリプトンの依頼によるものであったと言う。

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公序良俗に反する歌詞を含む楽曲について-ピアプロ開発者ブログ

http://blog.piapro.jp/2008/01/post-15.html

公序良俗に反する歌詞を含む楽曲について

VOCALOIDを用いて楽曲を制作する場合、「VOCALOIDライブラリ使用許諾契約書」に記載されております通り、公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を公開または配布することを禁じております(※)。

特にVOCALOIDそのものや、VOCALOID製品タイトルキャラクター(「初音ミク」「鏡音リン」「鏡音レン」等)、バーチャルシンガーなどとクレジットされた作品において、それそのものが、いわゆるエロティックな表現や、バイオレンスグロテスクな表現を、自ら発言/自己表現しているような見え方と捉えることが可能な場合、または視聴者がVOCALOIDキャラクターイメージを誤解し、困惑、嫌悪の感じをいだく可能性がある場合、 VOCALOIDキャラクターイメージに悪影響があると判断させていただく事がございます。

今回、公序良俗に反する歌詞を伴う作品がニコニコ動画連続的に投稿されているとの通告を一般視聴者の方より受け取りました。弊社で調べましたところ、確かに公序良俗に反すると認められました。また初音ミクイメージを損なう恐れがあると見受けられ、それらが同一人物と思われる作者による投稿ということもあり、誠に残念ではございますが、黙認のレベルを超えていると判断せざるを得ませんでした。何卒ご理解いただけますようお願いいたします。

※"公序良俗"の判断基準については弊社では「TV放送できるか否か」をひとつの判断基準としています。例えば性的表現に関しては視聴者に困惑・嫌悪の感じを抱かせないように注意しています。家族がそろって視聴した場合、露骨な表現描写をすることによって困惑・嫌悪の感じを抱かせないように注意をしています。(民放連の放送基準より一部参照)

そして、この件に関しては批判的な意見が多いようだ。

クリプトンは「やっちゃった」と思う

http://scientificclub-run.net/index.php?UID=1201194080

クリプトン社による削除声明 - さぼり

http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/20080124/1201205569

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しかし、今回の削除は仕方ないと思う。

なぜなら、初音ミクには藤田咲さんという中の人が居るからだ。

クリプトン初音ミクイメージを守るということ以上に、藤田咲さんのイメージを守らなくてはいけないのだ。

初音ミクに歌わせる」ということは「藤田咲さんに歌ってもらっている」ということに他ならない、ということは忘れてはならないと思う。

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ここからは妄想だが、もしかしたら今回の件は彼女所属事務所からの依頼なのかもしれない。

しかし「事務所からの依頼で、中の人イメージを損ねるから」としてしまうと、間違いなく彼女ブログ所属事務所サイト炎上する。

だから「一般の人からの削除以来で、初音ミクイメージを損ねるから」としたのではないか、と思う。

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最後に、個人的にだが、俺はこういうのは削除によってネタとして完成すると思っている。

だからむしろ積極的に削除すべきだと思う。

思えば、今回の件で初音ミクが歌えなくなった歌など実は存在しない。

初音ミクはすでに僕らの手の中、パソコンの中にあって、どんなことを歌わせることも自由なのである。

ということは、もはや初音ミククリプトンのものではない。僕らのものである。

いくらクリプトン削除しようが関係ない。もう僕らの好きにできるのである。

ならば、クリプトンは、もはや僕らの味方である必要はない。

むしろ、クリプトンはかわいい娘を守ろうとする雷親父で、「初音ミクを妖しくたぶらかす僕ら」の敵であってもいいのではないかと思う。

2007-12-25

http://anond.hatelabo.jp/20071225094750

公序良俗って何?

それって反証可能性がないから

概念としては失格だろ

民法90条憲法31条違反で違憲無効とすべき

http://anond.hatelabo.jp/20071225093015

規約そのものが公序良俗に反する場合は場合は責任を負うことになるだろ(民法90条)。

それ以外の場合(通常の場合)は責任を負わないんじゃね。そのことを確認するために裁判やるんだし。

2007-10-22

えっ!都の施設でポルノコミック即売会

 東京都台東区の「都立産業貿易センター台東館」で、平成17年から5月にかけて、ポルノコミックの即売イベントが計6回行われていたことがわかった。同館は「公序良俗に反している」として、イベントの主催者側に今後は貸し出しを許可しない方針を伝え、主催者側も了承したという。

糸色望した!

産経新聞糸色望した!

2007-10-16

アニメオタク にありーいこーる エロい」という図式に絶望した

だって、最近アニメって男性向けで、女性のHな描写が多いんだもん。

  1. 最近アニメエロい
  2. アニメオタクアニメが大好き
  3. 上記より、アニメオタクエロい
  1. 公衆でのエロ公序良俗に反する
  2. 上記より、アニメオタクを公言することは公序良俗に反する

って感じで頭の中で理論ができあがっちゃってる。

アキバ系オタク嫌悪感を持つのもこの延長。同人にしろ、アニメゲームにしろ卑猥な作品ばかりが目立ってしまったものだから、秋葉エロ公序良俗に反するというイメージを外部の人間は想起せざるを得ないのではないかと仮定してみる。

上記の仮定のもとでは、世間一般が抱く嫌悪感はほとんど、「エロ」に起因するものであると説明できる。Youtubeニコニコ動画が非難されるのも、インターネットが非難されるのも、オタクが非難されるのも、そこに「エロ」が在るからである。これは18禁描写という意味ではなく、異性を強調するような描写という意味であり、その判断は曖昧で、誰か一人でも「これはエロい」と言えば、おそらくそれはエロなのだ。そして、少しでもエロが含まれていれば、その部分だけが強調され、「○○はエロいので、公序良俗に反する」とすぐにレッテルを貼られてしまう。

その点、エロ成分を含まない軍事マニア鉄道オタクアニメオタクほどバッシングが話題にならない。(が、オタクマニアといった言葉が既にエロと関連づけられている上に、分類が非常に繁雑である。そのため、いろいろとまとめて「○○マニア/○○オタクキモい」と誰かが言ってしまうことが多々ある。そのたびにオタクの分類についてもめる事件が後を絶たない。(仏教でもいろいろ宗派があるように、オタクにもいろいろと分類がある。))

ただし例外もいくつかあって、文化や伝統に裏付けされるような物事はエロが含まれていても許容される場合が多い。例えばスポーツマンである。スポーツ伝統という蓑に巧妙に隠されているのか、なぜかあまりエロい部分が話題にならない。フィギュアスケート新体操で女子選手が着用するレオタードなどの衣装や、一部の技(イナバウアー等)は明らかに性を強調している。にも関わらず、これらの競技に対する非難を目にしない。(自分が興味ないだけなのかもしれないが。)

動画、静止画、文章、音楽といった著作物にはエロが少なからず存在する。最近深夜アニメの台頭により、アニメエロ化がますます進んでいる。それにともない、アニソンエロ化が進み、初音ミクTBS報道によりエロとの関連が強められた。今後、これらのエロの部分が強調されていくようなことがあれば、それらを楽しむ人は全て公序良俗に反する趣味を持った人として扱われることとなるのである。

上記に対する反論パート

  • 昼ドラで真っ昼間から過激な性描写がなされる場合があるが、それらも一般人から嫌悪されているのか。
  • 音楽オタクよりも分類が一般的に認知されており、初音ミクなどもアニソンの一形態として片付けられ、その他の新しい邦楽とは分けて考えられるはずだ。

2007-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20071012222136

よしんば「実際人間としておかしいし劣って」いたとしても公序良俗に反しない限りそういう人間差別しないのが成熟した社会だろ?

中学校あたりからやり直しておいで。

2007-10-11

http://anond.hatelabo.jp/20071010221021

こりゃ酷いな。

ブログサービス初期のLivedoor叩きとか知らないのかね。

なんでココログユーザーの質が高いのかとか。

所詮金に集まったスーツテンプレ固有名詞差し替えただけなんだろう。

権利主張が異常に広範で非対称な一方的権利主張なんで公序良俗に反するので契約無効でいいんじゃねえのとも思うけど。

2007-09-25

サンプル数が少ない=社会全体で規制する必要性が無い

心理的分野、とくに異常心理学犯罪心理学においては、そもそもサンプル数がお話にならないほど少ない。統計的な手法が糞の役にも立たないから、科学的手法ははっきり言って信用ならない、と個人的には思ってる。

さらに、重犯罪に限らず、ある著作物がその程度その人物のこころに作用するのか、なんてものは定量的に計れないし、そもそも個人差が大きいので計る意味も無い。

だから、そういうものに頼っていたのでは、結局何も言えず、従って何も規制されない事になる。(何も規制されないという状況が良いか悪いかは置いといて)

「悪影響があるかもしれないというパーセンテージ、またはわずかな可能性」を定量評価すべきだと言うのならばしても良いと思うけど、意味のある数字が得られるとはとても思えない。

一応言っておくが、一般に暴力的な表現が規制される理由は「公序良俗に反するから」であって、「殺人の要因となるから」ではない。言うまでもない事だが、前者はとてもとてもファジーな判断で出来ていて、その基準は複数人の識者が議論して決定する、というとてもアナログな方法に頼っている。ついでに、判断基準はそれを読んだ人とその行状では、勿論ない。

http://anond.hatelabo.jp/20070925063301


本文投稿者です。一点だけ反論しときましょう。

おっしゃる通りに異常心理学犯罪心理学においてサンプル数が少ないとすれば、猟奇的な殺人事件のケース自体が希少という訳ですよね。ということは、"国会の時間を割き、官僚を動員して、それに伴う予算を割り当てて少数の異常者を取り締まる/異常者を出さないような新しい規制をひく"ということですか?非常にお金のかかる割に、社会全体へのプロフィットはめちゃめちゃ少ないですよね。"さらに、重犯罪に限らず、ある著作物がその程度その人物のこころに作用するのか、なんてものは定量的に計れないし、そもそも個人差が大きいので計る意味も無い"のであれば、ほっときましょう。立証できないものをもってきて、これを規制しないととんでもないことがおきる、ってそれオウム真理教ノストラダムスぐらいしか言いません。10人の異常者を取り締まるよりも、10000件の犯罪を抑制するインフラ整備のほうが重要だと思います。

あと公序良俗に反する暴力的な表現に対する規制というのはどの法律でしょうか。青少年有害社会環境対策基本法案ですか?たしかこの前廃案になったはずですが。

http://anond.hatelabo.jp/20070924234823

科学的な立証というときに私が念頭においているのは、主張・証拠・サンプル数(qualifier)・論理などの要素から成り立つ科学的な議論形式のことです。

心理的分野、とくに異常心理学犯罪心理学においては、そもそもサンプル数がお話にならないほど少ない。統計的な手法が糞の役にも立たないから、科学的手法ははっきり言って信用ならない、と個人的には思ってる。

さらに、重犯罪に限らず、ある著作物がその程度その人物のこころに作用するのか、なんてものは定量的に計れないし、そもそも個人差が大きいので計る意味も無い。

だから、そういうものに頼っていたのでは、結局何も言えず、従って何も規制されない事になる。(何も規制されないという状況が良いか悪いかは置いといて)

「悪影響があるかもしれないというパーセンテージ、またはわずかな可能性」を定量評価すべきだと言うのならばしても良いと思うけど、意味のある数字が得られるとはとても思えない。

一応言っておくが、一般に暴力的な表現が規制される理由は「公序良俗に反するから」であって、「殺人の要因となるから」ではない。言うまでもない事だが、前者はとてもとてもファジーな判断で出来ていて、その基準は複数人の識者が議論して決定する、というとてもアナログな方法に頼っている。ついでに、判断基準はそれを読んだ人とその行状では、勿論ない。

2007-09-21

Re:http://anond.hatelabo.jp/20070921133712

俺的にはそれ(HTTP問題)とこれ(公序良俗問題)はまったく別の話だと思うのだが

私の目からは野田純生さんは公序良俗の話しかしていないし、マラはHTTPの話しかしていないように見えるのだけど、誰か一緒くたにしてるの?

自分らが暴言的な文章を書いたことをHTTP問題を広めるための手段だったんだとか後出しで言うのはあまり賢いやり方ではないと思う。

そんなの後出しでも先出しでも賢いやり方じゃないでしょ。

本当に理想的なのは礼儀正しくソフトな物腰で、正しいHTTPステータスについて広まる事だろうけど。

2007-07-27

Re: いよいよ登場するか?著作物ナショナルトラスト活動(下書き初

http://anond.hatelabo.jp/20070727084903

実は大手企業に連なる知的財産のBtoB取引では著作権なんか存在しない。

たいてい、業務委託書の中に

甲の提供した情報データプログラムその他と乙の最終成果物と作業中のメモや書類も含む中間成果物は甲がすべての権利を有するものとし、期間終了後は速やかにこれらすべてを納品または返却してコピーも廃棄すること

みたいなことが書いてある。

これは公序良俗に反するから無効になるんじゃねえのとも思うんだけど、でかい会社法務ほどいろんな部署のトラブルを未然に防ぐために最大の権利譲渡を盛り込むのでこうなる。

本来はこれをベースに実情に合わせて交渉してね、と思ってるかもしれないのだが法務が作った文章なんか怖くて誰も手を入れられるわけが無い。

さらに下請けや孫請けにはまともな法務なんか無いから親会社の作った契約書を意味も分からずコピーして使いまわす。

だから「最大限」としての契約条件が良く分からないからと「最低限」から適用されている悪夢がここにあるのだ。

もちろん、大企業がそれを売るときには「貸していてその間は使ってもいいよ」というガチガチの著作使用権ライセンスを売るわけなんだけどね。

果たして大企業様以下の下請け孫請けひ孫請けの知的財産製造のサービス業レンタルビデオを借りるような小銭で素材テープからマスターテープに至るまで全部取り上げられる仕組みになっているのだ。

これって著作権の調整が無くて生産性が高いと思う?

それとも正統な対価の無くなった業界が死ぬと思う?

日本ソフトウェア業界を見るに死んでるんじゃないかなあと思うけどね。

まあ、そんな未来を先取りした世界もここにあるよって事で。

2006-12-24

47NEWSメールしてみた

以下ははてなブックマークのホットエントリになっている47NEWSリンクポリシーである。

47NEWSは原則的に「リンクフリー」です。ただし、リンクをされる場合は、次の点に留意してください。

* 公序良俗に反しないこと

* フレームの一部として表示させないこと

* リンク元が「47NEWS」であることを明記すること

リンク元が「47NEWS」ではない場合は、そんなことを言われても困っちゃうよね。どういうことやねんと問い合わせ先メールしてみた。

そうしたらば、自動応答メールがきた。どうせ「ありがとうございます、後から返事します」みたいな内容だろうと思ったら、こんなんだったのでびっくり。

あなたはこのメーリングリスト <newsmap-ml@kyodonews.jp> のメンバーではありません。

メーリングリストについての一般的な案内はメールの本文に

guide

と書いたメール

newsmap-ml-ctl@kyodonews.jp

宛に送ると送られてきます。

どうやらメーリングリストに参加しないといけないらしいと解釈して、指示に従った。

メーリングリストの一般向けガイド(参加者及び非参加者向け)

このメーリングリスト<newsmap-ml@kyodonews.jp>は

(ここは管理者のあなたが書いて下さい)

について議論するメーリングリストです。

このメーリングリストサーバへの参加(登録)は

subscribe あなたの名前(ここは管理者のあなたが書いて下さい)

例:

subscribe Sakura Kinomoto

というコマンドメール本文に書いて

アドレス <newsmap-ml-ctl@kyodonews.jp> へ送って下さい。

“(ここは管理者のあなたが書いて下さい)”と言われても私は管理者ではない。どうしろというのだろう。よくわからないので、素直に“subscribe あなたの名前(ここは管理者のあなたが書いて下さい)”と書いて送ってみた。

あなたからのメーリングリスト登録意志を確認しました。

登録依頼はメーリングリストの管理者へフォワードされました。

少し待ってみて下さい。

--newsmap-ml@kyodonews.jp, Be Seeing You!

************************************************************

If you have any questions or problems,

please contact newsmap-ml-admin@kyodonews.jp


************************************************************

しかし登録依頼してもすぐには登録できるわけじゃなくて、管理者の承認が必要みたい。ちっ。いつになったら問い合わせができるんだろう。

2006-11-07

dasmタソ

# dasm 『http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%E6%C6%B2%B2%AC%B7%BC%BE%BC?kid=188230&mode=edit#c

早く対処してください。いつまで待たせるのですか?

本当に作業が遅くてスキルが無い、能力が無い、自意識過剰馬鹿ばかりの会社ですね。はてなとは。

早く dasm の編集権限を返してください。被害が拡大するばかりです。まだですか?』

# dasm 『id:kyoumoe は言っていることがよくわからないので、千葉県警か愛知県警に相談してもらってください。頭がおかしい人はこれだから困る。』

# dasm 『お願いですから dasm を始末しないでください。まだ生きたいのです。

怖い!!! 死ぬ1くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

# hatenadiary 『コメントに不適切な内容があったため削除しました。』

# dasm 『id:matsunagaサリン事件という前代未聞のテロ事件の主犯・加害者の一味ですよ? なぜ公人ではないのかきちんと説明してください。

隠れオウムの横行に手を貸さないでください。治安の乱れにつながります。』

http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20061106#c

# dasm 『はてなバーガーだかケツ毛バーガーだかはどうでもいいので、早く dasm の編集権限を戻してください。まだですか?』

# dasm 『現役オウム信者に本を書かせたり殺人犯キチガイキーワード編集放置するはてなはさすがです。どの会社も怖くて真似できません。懐が深くてもワキが甘すぎです。ワキガです。』

# hatenadiary 『コメントに一部不適切な内容があったため削除しました。ご了承ください。』

# kyoumoe 『昨日のコメント欄もお願いします。』

# dasm 『id:hatenadiaryコメント削除の基準が不適切です。

私は現に「始末する」と脅迫されているのですよ?

http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/

[はてな]dasmくんがキレた 12:21

そろそろカタつけた方がいいのかねえ。

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/

kyoumoe 『あの子そろそろ始末した方がいいんじゃね?』』

# hatenadiary 『> dasm 様

ご指摘の件はメールにてご連絡させていただいております。ご覧いただけますでしょうか。

また今後本日記でのコメントにつきましては対応できない場合がございますので、メールにてご連絡いただければと思います。』

# dasm 『それは、この id:hatenadiaryコメント欄で行われたことです。

繰り返しますが、警察の証拠保全措置の前に証拠隠滅をしないでください。

警察の許可を取ってください。』

# kyoumoe 『そろそろ本当に退会処分にするなりなんなりしてくださいよ。

やられるたびに削除依頼するの大変なんですよ。』

# dasm 『> ご指摘の件はメールにてご連絡させていただいております。

「いつ」ですか? 何故重要情報を記載しないのですか? はてなのミスです。これによって dasm にふりかかる如何なる不利益も全てはてな責任によるものです。まず謝罪してください。』

# hatenadiary 『再度不適切な内容が含まれるコメント削除いたしました。』

# kyoumoe 『削除するだけじゃ本質的な解決にならないですよ。』

# dasm 『繰り返しますが、証拠隠滅をしないでください。

# dasm 『id:hatenadiaryコメント削除の基準が不適切です。

私は現に「始末する」と脅迫されているのですよ?

http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/

[はてな]dasmくんがキレた 12:21

そろそろカタつけた方がいいのかねえ。

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/

kyoumoe 『あの子そろそろ始末した方がいいんじゃね?』』

# hatenadiary 『> dasm 様

ご指摘の件はメールにてご連絡させていただいております。ご覧いただけますでしょうか。

また今後本日記でのコメントにつきましては対応できない場合がございますので、メールにてご連絡いただければと思います。』

# dasm 『# kyoumoe 『君の命なんか何の役にも立たないからいりませんよ。

つかこれ以上勝手な解釈で人を犯罪者呼ばわりするようなら

きちっとした場所できちっとした人に解決してもらった方が早いような気がするんだけど。』

警察の証拠保全措置の前に証拠隠滅しないでください。id:kyoumoe (A藤M生) は dasm を脅迫しました。命の危険を感じました。』

# dasm 『それは、この id:hatenadiaryコメント欄で行われたことです。

繰り返しますが、警察の証拠保全措置の前に証拠隠滅をしないでください。

警察の許可を取ってください。』

# dasm 『> ご指摘の件はメールにてご連絡させていただいております。

連絡されていませんでした。キーワード編集権限が説明無しに不当な圧力によって奪われています。重大な権利侵害です。直ちに謝罪してください。まだですか?』

http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20061107#c

http://www.hatena.ne.jp/rule/rule

第6条(禁止事項)

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