http://anond.hatelabo.jp/20070727084903
実は大手企業に連なる知的財産のBtoB取引では著作権なんか存在しない。
たいてい、業務委託書の中に
甲の提供した情報データ、プログラムその他と乙の最終成果物と作業中のメモや書類も含む中間成果物は甲がすべての権利を有するものとし、期間終了後は速やかにこれらすべてを納品または返却してコピーも廃棄すること
みたいなことが書いてある。
これは公序良俗に反するから無効になるんじゃねえのとも思うんだけど、でかい会社の法務ほどいろんな部署のトラブルを未然に防ぐために最大の権利譲渡を盛り込むのでこうなる。
本来はこれをベースに実情に合わせて交渉してね、と思ってるかもしれないのだが法務が作った文章なんか怖くて誰も手を入れられるわけが無い。
さらに下請けや孫請けにはまともな法務なんか無いから親会社の作った契約書を意味も分からずコピーして使いまわす。
だから「最大限」としての契約条件が良く分からないからと「最低限」から適用されている悪夢がここにあるのだ。
もちろん、大企業がそれを売るときには「貸していてその間は使ってもいいよ」というガチガチの著作使用権ライセンスを売るわけなんだけどね。
果たして大企業様以下の下請け孫請けひ孫請けの知的財産製造のサービス業はレンタルビデオを借りるような小銭で素材テープからマスターテープに至るまで全部取り上げられる仕組みになっているのだ。
それとも正統な対価の無くなった業界が死ぬと思う?
日本のソフトウェア業界を見るに死んでるんじゃないかなあと思うけどね。
まあ、そんな未来を先取りした世界もここにあるよって事で。
さて、サブジェクトで大体の内容をお察しの方もいるだろうが、ひとまず最近の話題を、ある意図を持って並べてみる。 同社は今回、JASRACが24日に発表した「動画投稿(共有)サービスに...
http://anond.hatelabo.jp/20070727084903 実は大手企業に連なる知的財産のBtoB取引では著作権なんか存在しない。 たいてい、業務委託書の中に 甲の提供した情報データ、プログラムその他と乙の最...