はてなキーワード: チノクロスとは
私もそうなんだが、服が好きすぎて、買いすぎて、多すぎて、結果クロゼットからはみ出したり、買った服を忘れて似たような服を買ってしまったり、クリーニング代が異常にかかったり、にもかかわらず毎日着る服がないと悩んでしまう、など、楽しいどころかイライラしている人ってけっこう居ると思う。
ファッション雑誌ではたびたび「少ない服で着まわす」特集が組まれる。
自称少ない服で着まわしている一般人が有名ブロガーになり、本なんか出したりする。
でも私こういうの見るたびいつも思うんだよな…
「みんな制服みたいに同じ服ばっかやん!!」と。
殆どが無地だがとくに、柄物=ボーダーTシャツ 率の高さには目を見張るものがある。
私はボーダーはあまり好きじゃない。みんな着てるし太って見えるし「ボーダーを着ている主婦はだいたいダサい」という説も根強くあるのになぜミニマリストはボーダーなのか。ダサいと思われても別にいいのか。そもそもダサいと思っていないのか。
あと困ったことにミニマリストの二番目の定番柄物=花柄 も、あまり好きじゃない。
一番好きなのは動物柄であるが「動物柄をアクセントに着こなす」なんてミニマリストは見たことがない。
無地の話に戻る。これもまた一辺倒で
・黒か紺のパンツ
・ジーンズ
・黒か紺か白のスニーカー
・黒のパンプス
・黒か紺のダウンジャケット
こんなところだろう。
素材は(自称)上質な「綿」「麻」が殆ど。どっちも上質なくせに素材の特性ですぐシワシワになるから、アイロンかけ必須だが、服を選ぶ手間は嫌だけどその手間はいいのだろうか。とくにチノクロスはいくらアイロンをかけても、長時間座るととても汚いシワが出来るので私はほんと嫌いなんだが、ミニマリストにとってはそのシワすらファッションなのだろうか。
あとここからが本題というか、大事なところなんだが、私は猫を買っているので、黒と紺は着ないと決めている。
ダウン(ナイロン)みたいに毛が付かない目立たない素材ならともかく、綿と麻はもちろん、ウールみたいに、とにかく猫の毛が目立つ素材の黒や紺の服はまず買わない着ない…この時点でもうミニマリストの仲間入りは出来ないのである。
ちなみにグレーだったら猫の毛が目立たないから唯一好んで着られるのだが、なぜかグレーはミニマリストには不人気、な、気がする。
だいたいそんな、すぐシワシワになる綿と麻しか持ってなくて、それで仕事に行っていいのか…オフィスカジュアルはこのさい無視か。いやそもそもシワシワでも可能な職業にしかつかないのか?
あと結婚式とか呼ばれたらどうするんだ。レンタルか。紺のスーツでシワシワになるのか?とか色々考える。
話は変わるようであるが、ドラマ「家売るオンナ」シリーズが大好きなのだが、第一話から、イモトアヤコ演じる白洲美加のファッションの可愛さに衝撃を受け、そうだ…私はこういうラブリーな服がとても好きだったんだ…とあらためて気がついた。20代か、せめてイモトと同世代くらいならすぐにでも取り入れたいのだが、残念ながら少々年をとっているもので、そのまま同じ服は着られない。
しかしそれでも幾つになってもラブリーを取り入れた服を着たい私が、ミニマリストになるにはどうすればいいのだろう。
雑誌の特集もブロガーも、上記のようなもはや制服と化した服しか着まわしてくれないもので、参考にならない。
とくに夏は、クリーニングいらずで涼しい綿や麻をメインに着たいと思う気持ちはよくわかる。が、ミニマリストだって、洋服が大好きだからこそ一生懸命洋服のことを考え、増やしたくない!でもおしゃれに見られたい!と思っているはずなのになぜ、制服化してしまうのだろう。
だって本当に服に興味が無い結果少ないなら「いかにも昔流行りました」デザインの服でも、何も気にせず平然と穴があくまで着るはずだ。汗を吸うとか防寒とか、衣類本来の目的さえ達成できれば他はどうでもいいのである。うちの兄のことだが。
服が大好きなのにもかかわらず、ミニマリストの間で制服化されてしまった服しか着られなくなるのも哀しいものだ。
きっとそれは「少ないモノで暮らしたい」「本当に自分が好きでおしゃれだと思う服を着たい」を両立するのが難しいことの表れなのだろう。
どなたか、ラブリーで女子力高い、だけどアラフォーが着ても大丈夫な服を、少ない量で着まわしているブログをやってもらえないだろうか。有料でも見る。
もしくは出版してくれないだろうか。5千円でも買う。