・犯人はエンディングでこの街の未来が見たいとか言ってるけど死刑になるので余命は長くないと思われる
後藤隊長がぶつぶつなんか呟いてるかと思うと突然上司にキレ出すところは共感性羞恥で発狂しそうになった
・バックアップ系の特車2課の面々は良い人たちだと思った
・登場人物が突然ギリシャ哲学対話編みたいな話をするシーンが萎える、押井守の語りはキモい
・登場人物に念仏みたいな厨二理論を語らせるあたり、押井はコミュ障のキモオタなのかと思ったが、
意外とギャグシーンを描くのが上手なので、その辺は功成り名遂げた映画監督だけはあると思った
【追記】
このエントリを書いてから何度か見返したことと、今話題の暇空茜がTwitterで感想を呟いていたのを見て
暇空の感想としては、ロシアとウクライナが相変わらずリアルな戦争状態にあり、
中国の台湾侵攻、沖縄侵攻もリアリティを持ってきた2023年の世界では、
自衛隊がクーデターを起こすというシナリオが牧歌的なもので迫力に欠けるのが傷というものだ
論旨はわかるが作品の評価としては後出しじゃんけん的なのでズルい
パトレイバー2が作られたのは90年代の初頭、日本が経済的上り調子のピークにあった時代で、
社会がどんどん豊かになっていく中でのカウンターとして平和ボケしているという社会批判が効果的だった時代でもある。
この映画で押井守が描きたいのも平和ボケした日本に喝を入れる戦争という状況だ。
今の時代から見ると色々と異をつけたい部分もあるし、拓殖や拓殖と南雲の関係の描き込みが説得力に欠けるとか、
批判しようと思えば突っ込みどころもあるのだが、押井のこんなところがダメねえフフンと片付けてしまうのは正当な評価ではないなと思う。
押井守やパトレイバー2の評価は、当時の時代状況やアニメーションという産業での位置づけも含めて評価すべき。
つまり、当時のアニメ産業の中でここまで政治的・軍事的な要素を持ったシナリオ・設定を曲がりなりにも構築できてアニメ映画を作れる人間というのは押井守と
あとはもう富野ぐらいしかいなくないかと。それに加えて押井節とも言える独特の語り口、作家性を持っている。
ガキ向けの低レベルエンタメでしかなかったアニメという産業が成熟して、ここまで強度のある重厚なシナリオを受け入れられるまでに成長したことと、
観客の喜ぶ要素主体ではなく、作家が描きたい要素主体として作品を作れるようになったことを押井作品やパトレイバー2は示している。
つまり押井守は神ということだな。
後藤隊長のブツブツ呟きからの激ギレは、「普段から正しいことを考えているけど、みんなに認められず不当に冷遇されてしまっている僕ちゃんが、ついに言ってやった!の図」という...
これみると、ARとかタッチパネルとかまさにいまの時代の技術だね https://www.youtube.com/watch?v=IsMTpSDAGxM
キーパーソンの一人である荒川さんについてはどう思った? 個人的には、カミソリ後藤のいる特車二課に尋ねた時点で詰んでいたんじゃないかな。
「この曲俺歌えるわ」のシーンはこの人は笑えたのかしら
「犯罪の陰に女と金 女は専門外なんで金の流れを追いかけたのさ」も
・押井の男女観もキモい これは確かに。キモいというかちょっと変わってるかな。 攻殻機動隊のバトーがなんであそこまで一途なのか よくわからない。 正確には攻殻機動隊ではなく...
TVシリーズのSACがすごく面白くて、そのノリを期待してイノセンス観に行ったら裏切られた思い出。 押井の攻殻機動隊は見たことないけど、押井ファンはイノセンスのことどう思ってる...
バトーはSACでも少佐にふり向いてもらえない一途な醜男ポジションなんだけど 押井版攻殻機動隊の何がキモいかって 士郎正宗の漫画原作版では最後に人形使いと融合した少佐が イケメ...
・登場人物が突然ギリシャ哲学対話編みたいな話をするシーンが萎える、押井守の語りはキモい 学生運動やってた頃にニーチェとかフーコーを引用してレスバするのが流行ったんよ。...
南雲さんの声優である榊原良子が悩みに悩んだってのが、押井の恋愛観のキモさを表してるよなって思う。
2なんか観るからやで…