2021-08-13

河村市長の件で、前の職場上司のことを思い出していらいらとむかむかが納まらない。

ハラスメントハラスメント言うの好きじゃないけど、あれはパワハラだった。怒鳴ったり仕事押し付けたりではなくて、まさに河村市長がしたようなことを「親愛の情の表現」として日々だらだらとされた。大きくわけると、 

文具などで私が自分で買ったものを「ちょっと借りるね」と勝手に使う。机に置いた携帯も手に取って画面を見ようとする。一番気持ち悪かったのは、マグカップを持っていかれそうになって止めてください!って言ったら、「カップ忘れちゃったんだよ~俺今日コーヒー飲めないよ~〇〇さんは冷たいなあ」。

 

スカートはいていると「おっ今日合コンか!」。お土産をもって行くと「彼氏と行ったの?泊り?」。元カレや好みのタイプの話も聞きたがる。当たり障りなく答えていたけれどどんどん面倒になってきて、そういうことは話したくありませんと言ったら、その後仕事相談するたびに「〇〇さんは俺の質問に答えてくれないからなあ、どうしようかなあ」。

 

って感じ。上司はその後に「冗談冗談」って言って、全部終わった許された、と思っていた。最初新社会人だったのもあって、おじさんってこんなもんなのかなと思っていたけれど、その後上司と同年代の人たちに会う機会が増え、おじさんだからじゃなくてあの上司おかしい、と確信した。

 

こういうかたちのパワハラって、「そのくらい」って言われがちだけど、結構仕事パフォーマンスに影響する。私が日々いらいらして過ごさなければならないし、単純に上司への対策リソース割かれるのももったいない。文具や私物やバッグとかもデスクの奥に隠したり、上司オフィスふたりになりそうなときに逃げるために他部署への書類溜めておいたり、されたくないことをされないために、されている方が色々対策時間を割いてるの。無駄です。ちょっと前に、いまの会社パワハラ防止法の研修をしてもらったんだけど、「個の侵害」の例示にめちゃくちゃ当てはまっていて、やっと名前を与えられたんだね、みたいな気持ちになった。

 

河村市長の件は、金メダルのすばらしさと絵面の汚さで、金メダル噛んだことがクローズアップされているけれど、個人的にはこういう経験があるから恋愛禁止か?などの発言の方も同じくらい吐き気がする。金メダリストが来てくれて、試合のことやそのスポーツのことを聞けない頭の悪さにも絶望するけど。

 

ちなみに数年経って、我慢限界が来て、上司の上や人事にされたことと異動の相談したけど、「まあ上司さんもそろそろ定年だから、ね」みたいな感じでなんの対策もしてもらえなかった。上司の定年まで付き合わされるのかという絶望と、そのころ入ってきた男性新入社員普通に仕事しているのを見て「あー」ってなって、転職活動して辞めた。なんか変な話だけど、上司その男新入社員にも馴れ馴れしくしていたら、前の会社続けていたかもしれない。「私だけかー」ってのに妙にがっくりきた。

 

辞めるころには結構パワハラとかの意識社会的にも高まってきていたから、人事がだめなら、社労士弁護士?とかに思い切って相談してみたらって先輩が心配してくれたりもしたんだけど、今回の件で北村弁護士が「笑って許して」って言ったっていうのを見て相談しなくてよかったと思った。助けてって言った先の外部の人にこんな答えされたらマジで心折れるわ。

 

その後、転職先決まって、他にやりたいことが見つかりましたみたいな綺麗な感じで辞めたんだけど、お前が私にすることがもう嫌すぎるから辞めんだよばーーーかって言って辞めればよかったな。そしたらこうしてぶり返していらいらすることないのかなと思ったりする。

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