はてなの国語力が心配って増田が少し前にあがってたけど、元記事自体を知らなかったのであまり深く読んではいなかった。
……のだが、マナー講師の記事の件で思うことがあり、自分も(自分自身の読解力も含め)心配になってきた。
元記事のブコメも(https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/b1db3381daf47f209c12b69c6d8bd962e7caa6ad)
これを紹介したブログ記事のブコメも(https://b.hatena.ne.jp/entry/s/koshian.hateblo.jp/entry/2021/06/29/162343)
マナー講師がリモートワークをわかっていないと責める声が多い。
でもあげつらわれている以下の箇所。
この発言の主だが、少し前を見れば
だとわかる。Mさんはマナー講師ではない(と読める)。というか、この発言の時点では記事内にマナー講師は出てきていない。
ともあるから、トレーナーだってマナー講師みたいなものだそんな気持ちじゃダメだ!みたいな感じなのかと思ったけど、それだけでここまでマナー講師という名詞を出されない気がする。
マナー講師と言える人たちの意見が出てくるのは記事の後半。以下にその方々のインタビューの答えを、元記事(https://news.yahoo.co.jp/articles/b1db3381daf47f209c12b69c6d8bd962e7caa6ad)から引用する。
画面上の配置は、いわゆる“謎マナー”なのかもしれません。画面上の席次にこだわる方もいらっしゃいますが、そこまで気にする必要はないと考えます。話している人がきちんとわかるような配置にすることを重要視した方が良いでしょう。それよりも、主催者が時間を守ること、また参加する人たちは会議を中断させないよう事前にネット環境を確認しておくことなどが、マナーとしては大切なのではないでしょうか
オンラインでも、できる範囲で顔出しするのがマナーとしてはいいのかな、と私は考えています。これまでは出社して必ず顔を合わせてきたわけですから。バーチャル背景やお肌をきれいに見せる機能もあるので、そういったものを駆使されるといいですね。ただオン・オフは、企業や部署によって、認識が違います。上司の方々がオフでいきましょうとおっしゃれば、オフでいいですよね。そのあたりは、柔軟に。いいとか悪いとかいうことではなくて、中にはオフにすることを印象として残念に思う人がいる、ということを知っておく。どのシーンでも、自分が相手にどういう印象を与えるか、という想像力が大切です
二人目:謎マナーについて
マニュアルが先行することで、目の前にいる方への配慮がおろそかになるのは本末転倒です。『ビールのラベルを上に』という謎マナーも、例えばそのビール会社の方への接待であれば敬意を示すことになるかもしれませんが、一般的には、心を込めて注いでいるという態度があれば、ラベルの向きはどうでもいいこと。ローカルルールと本来のマナーとを混同しないことです
もちろんこれでも重箱の隅をつついて「できる範囲で顔出しがいいとも言うべきじゃない!」と批判できるのかもしれない。また二人目はマナー講師関連の協会理事長だから、それだけで叩きたくなる人もいるかもしれない。
自分だって謎マナーを吹聴する自称マナー講師の話は大嫌いで、この元記事も穿った見方で読み始めた。
でも、マナー講師のインタビュー部分は案外無難なことを言っているという印象を抱いた。強いて言えばつつけそうな「できる範囲で顔出し」にせよ「私は」と一言置いている。
少なくとも記事だけから判断する限りは全体的に二人ともブコメでマナー講師死すべきレベルで叩かれてるほどのことは言っていないように思えて、名前を出している記事内のマナー講師が気の毒になった。
リモートワークではなるべくテキストを誤読しないことが重要なスキルになると思うのだが、でも、紹介ブログやブコメの読み取り方が正しいなら、今度は自分の読解力のまずさが心配になってくる。
予想される反論
・記事を分割するのが悪い
30分かけるほどのものではないでしょ