ちなみにこの失敗は私のせいとはバレてません。
これから話す失敗をしたのは27〜28歳の頃のミスで、入社後1年経ったくらいのミスです。
入社先はIT業界の人売り企業で、客先常駐を主とする下請け企業でした。
ちなみに年収は300万くらいでした。
入社後はじめての常駐先。
チーム常駐でした。
常駐先は300人くらいの人が働いているビルでした。
そこでチームの席が移動になり、使ってるPCの移動をしました。
PCの移動の際にLANもPCと繋ぐ必要がありましたが、そこでやらかしてしいます。
繋ぎ方を間違えてLANがループになるようにつないでしまったのです。
と繋いでいるところに
と繋いでしまったようなのです。
これにより処理できないトラフィックが発生。300人規模のビルのネットが一切使えなくなる。約1時間後にやっと復旧。
ビル全体の業務を1時間も止めてしまいました。中には保存できていないデータがあったりすると思うので、被害はさらに大きいと思います。
なお、この災害の原因は我々のチームの席移動が原因というのは突き止められていました。
しかし、チームの責任として扱われ、私が(上司の指示で)挿したLANが原因だとは私以外は気づいていませんでした。不幸中の幸いというかなんというか…。
LANを挿す場所がすごくごちゃごちゃしてたので、きちんと上司に確認をとって挿す場所を教えてもらったのですが、どうやらそれが間違っていたようでした。
まあ、上司もチームメンバーなので当然私と同じく引っ越しがあり、自分のことで精一杯だったんだろうね。
次は別の常駐先の話。
私がメインで行ったプロジェクトがありました。
メインと言っても下請けなのでメンバーとしてなんですが、他のメンバーがあまりにもやる気がないので私が事実上プロジェクトリーダーとしてやってました。
皆がやる気がないのは、そのプロジェクトの内容が特殊で、お客様に見せてはいけない情報が登場するのでその情報を見せないように修正する、というプロジェクトだったからです。
要件定義もお客様が提案するのではなく、常駐先でのお偉いさんが作成。
案の定、よく意味のわからない(具体性に欠ける)要件定義でした。
さらに何を見せないようにするのか、と言った情報も下請けにまでは回って来ず、我々下請けとしては常駐先の社員さんが言った情報を鵜呑みにして設計やら実装をせざるを得ませんでした。
この常駐先の社員さんがまた適当な方で、プロジェクト自体失敗が危ぶまれていました。
本来は見せてはいけない情報だが、それを見ても問題がない特別な部署があったらしく、データが見れないというクレームが発生しました。
暫定処置は3日ほどで行い、本格対応は2週間かけて行いました。
しかし、このクレームをしてきたお客様は3日間も業務が滞ったわけです。ちょっと被害が大きいですね。
それで、この不具合の原因は、要件定義の不備と常駐先の社員さんの迂闊な承認が原因ということになったのですが、実は少し違います。
もともと常駐先の社員さんの要件定義の中にはなかった内容なのです。
ただ、その要件定義には矛盾があり、私が提案した要件の中で不具合があったのです。
だって、そんな情報を見ても構わない部署があるなんて知らないし。。。
まあ常駐先の社員さんが迂闊に承認したというのが一番の原因なんですけどね。
でも業務を3日も止めてしまったのはほんと申し訳ないです。。。
下請けって、その失敗の被害規模がどれほどかわからないんですよね。
システムを利用してるお客様が何人いるか、もしくはどの部署の人が使ってるのか分かってないですし、リリース日やリリースの影響を報告してもその報告がどういう方法で実際に利用しているお客様に伝わるのかも分かっていません。
ちなみにリリース日やリリースの影響などはお客様の中で課長級くらいの方に報告していました。
そもそも下請け客先常駐は情報が絶対的に欠けやすいので、クソですね。
最近は経験も積んできたので、被害規模をしっかり把握するように意識したり、被害規模を把握するための質問などをするようにしたりして、このような懺悔すべき事項はほぼないですが、未経験だとミスしてしまいますね。
IT業界の多重下請け構造は下請けに未経験が入ってたり、情報が下請けまでしっかり届かなかったりするので、ほんとクソだと思います。
どっちも別にお前のせいじゃねーじゃん