というのも、どうもこの世界で生きて行く上で自身と他者の認識の違いから歯車が噛み合わない会話になるからだ。
ここに書く事は自身の思考整理の為であって誰の為にもならないだろう。
この世界で生きて行く上で欠かせない「他者との相互理解」をする基盤が自分にはないと感じている。
それは他者への思いやりや心理的同調ではなく、生まれ育つ上で基礎として積み上げられている部分。価値観。
私が基盤にしているものが他者の基盤とは思っていないのだが、あまりに違うのかよく会話が噛み合わなくなり困る。
この世の金の回り方、その金が元で生きてる現状についての価値観だ。
私自身が考える金銭的価値観とは、物・時間・空間全てに価値がありそれを動かす事で金銭が発生する事。
…まぁ、正直簿記についての知識がある人間には常識だと思うのだが。
例えとしてお店に入るとしよう。
おそらく大抵の人は「商品」と答えるのではないだろうか?
それは間違ってはいない。ただ、それだけでは足りない。
この中には商品の原材料、人件費、機材費、家賃、光熱費、維持費、その他雑費が含まれている。
よく耳にする「値引き」や「サービス」というものは上記の様々な費用の収益を減らすものだ。
店側が不人気や期限が近い等で値引きする分には問題はない。それは店側が収益を減らしてでもコストを回収するための手立てなのだから。
だが、最近は客側から無理な「値引き」や「サービス」の強要が目立つ。
最近目にしたものは3ヶ月前に発売したばかりのゲームの値下げ要望だ。
何を言っているんだ貴様。
ゲームの定価が高いという点だが、これは何と比べて高いのか。
の問題だろう。
その商品は同ハード機のソフト平均定価内の価格だ。これが適正価格なのだ。
更に発売してまだ3ヶ月……まだまだ開発費用・宣伝費用等の回収も終わってない期間だ。
それを値下げする事など出来るわけもない。
私自身は長年オタクをやってきて、先輩オタクから様々な価値観を学んできた。
その教えの中に「気に入った作品は定価で購入する事。出来る限り発売日初週に購入する事」がある。
定価で購入する意味がわからない人も居るだろう……最近はレンタルコミック市場も大きくなり、昨今では中古コミックの売り場面積も狭まってきた事を鑑みても定価購入<中古購入<レンタルコミックになってきているのではないだろうか。きちんと統計を取ったわけでもないので私の想像でしかないが……。
発売日初週に購入する意味は出版社側の今後の方針に関わる…要は作品の今後が左右されるからだ。
最近の若いオタクたちは古いオタクたちからこのような事を学ぶ機会が減ってしまい、ローカルルールやローカルマナーがどんどん失われて無秩序になりつつある。
乱文で申し訳ない。
ところで読んでくれているあなたは自分が何で出来ているか知っているだろうか?
成分の話ではない。この世の回りの話だ。
商品が売れたので売上金を貰った、これで食料が買える。
この流れがあなたを作り上げている。
あなたがそうなのかはわからないが、もしかして働いている際に「お金が貰えるから」「生活の為に仕方ない」と考えているのではないか?
だがシンプル故にみんな忘れている。
と考えると多少は世の中が生きやすくなる。
給料をもらう過程で避けられない他者とのやり取りで嫌な事もあるだろう。
嫌な時は目の前に、電話越しにいる相手を「よく喋る給料」だと思うのだ。給料だと思えば少し寛容になれるのではないだろうか。
ここで一先ず終わろうと思う。
ここまで読んでくれたあなた、ありがとうございます。