2015-06-08

腐向け二次創作小説pixiv時代

今日Twitterで見たTwitter流行により「140字制限インターネット小説書きを限りなく殺していった」という言葉から考えたことです。

引用もとがプライベッターなのでそのアドレスはわざわざのせないけど、別に読まなくても通じるかな(そもそもそのプライベッターの内容とはずれた内容になってしまったのもある)。

まず、二次創作小説pixivというSNS中心になったメリットについて。

・発表の機会が増えた。

作品が一カ所に集まったことで検索性が向上し、人の目に留まる機会が増えた。

作家単位から作品単位で見られることが増え、一度初見切りされても、次に別の作品を目にしてもらえる機会が増えた。

ぱっと思いついたのがこのくらいで、デメリットというデメリットはあまり思いつかない。

強いて言えば個人サイト時代より閲覧者が増えたことによってトラブルが起きやすくなったことがあるかもしれないけど、それは「母数が増えることで変な人も増えた」で片づく気がするし、今の論点とはずれるため割愛

時々見かける「ネットという媒体小説の発表にむかない」「ネットのせいで小説を読む人が減った」という意見だけど、私はこれは少し違うんじゃないかと思う。確かに本としての小説を読む人は減ったかもしれないけれど(ここは統計などを調べていないので完全に想像)、腐向け二次創作小説に絞ればむしろ小説を読む人は増えていると思う。オタク人口自体の増加って言うのもあるかもしれないけどそこまで考えていたらきりがないのでこれも割愛

実際に、pixiv小説が本格化してから小説の閲覧数は延びていると思うし、イベント会場を見ても小説本が買いやすくなったイメージはある。

それでも小説書きから小説を読む人が少ない」という不満があがる理由自分なりに考えたのが下の2つ。

二次創作小説全体の評価底上げされたことにより、以前よりも多く評価されたいという欲が出た。

小説ネットでお手軽に楽しめるようになった分、掲示板形式SNS形式などのお手軽感のある小説が多く誕生→今まで「小説」をあまり読んでいなかった層が流入、主にその層が評価する作品評価されることを気に食わないと思っている人がいる。

この2つの不満が生まれ理由は、おそらく「自分他人評価が数値化されて目に見えるようになった」ことが原因だと思う。

(※ちなみに掲示板形式小説のこと「お手軽感」って言ったけどあくまで読む側のことを指したことであって書くのはお手軽ではないと思っています。)

この辺りで話をまとめてしまうと、結局のところ「小説絶対評価pixiv時代になって全体的に底上げされてるんだけど、それと同時に他人評価可視化されることになったから、今まで気にすることがなかった(そもそも気にすることのできなかった)相対評価が目に入ってイライラしてるって話」でしかないように感じる。

絵の方が見てもらえるっていう愚痴も多分絵と小説の閲覧数やお気に入り数が見えるようになってしまたから表立って口にすることが増えてきたんじゃないかな。Twitterのfav、RT可視化された評価だって取れる。

もちろんこれに当てはまらない人もたくさんいるんだろうけど、人間嫉妬って感情がある限り他人評価自分評価と比べることができる状態って言うのは一長一短なんだなって思う。それをうまく何かの原動力にできる人ばかりではないもんね。

あとはまあ、ここに来て絵描きよりも字書きがこういうことを言いがちなのは、絵よりも小説の方が自分作品客観的評価しづらいからじゃないかなって感じ。ある程度の読みやすさまでは自分でも評価できるけど、どうしても人に評価をしてもらわないとわからない部分がある気がして人の評価を気にしてしまう人も多いんだと思う。

逆に言うと個人差はもちろんあるけど、何らかのアクションを起こされることに対しては絵描きよりも字書きの方がインパクトある人が多いような気がする。

それから、そもそも同人活動交流っておえび、手ブロ、絵茶が多かったこともあって、小説書きがこんなに交流に乗りやすツール流行ったのはTwitterが初めて、とまでは言わなくともある程度それに近いところがあるんじゃないかな。

から、まだ文字書きの人のスマートな(?)交流スタンスっていうのが確立されていなくて、こういうネガティブな話が目に付いてしまうことも多いんだと思う。

から、まあ、文字書きのこういうのって「小説が今のマンガくらい読まれてる世界なら自分はメッチャ評価されたのかもな」みたいな、そういう愚痴に近いところあるんだと思う。

それに対してイラっとする人もいるだろうけど、そういうもんなのかなって流してしまうのが正解なのかも。自分もこれを書いたら負けだなって思いつつ色々考えてしまたから思いつくままに書いてみただけであんまりまとまりのある話にはならなかったし、pixivの話に準じてしまってそもそもの発端のTwitter小説書きを殺すってとこの話からそれてしまったけど、そういうこともあると言うことでこの話を終わります

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