疲れてて辛そうで、スマホをいじってても友だちと喋ってても寝てても、
どこか不安が頭の上に乗っかってるような感じの就活生を、最近よく見かけます。
そういう子を見かける度、ああ自分もそう見えとったんやろうなあ、けど大丈夫なんやで、なんとかなるんやで、と声をかけたくなるのですが、
人見知りなのでそんなことはできない(というかやったら不審者)ので、この文章を書いてみました。
もしこの文章を読むあなたが就活生で、しかも不安がどうしても消えなかったり自信を持てないでる方なら、伝えたいことはただ一つ。
ということです。
不安を抱えられて自信が持てないでいるのは実は素晴らしいことだし、そもそも就活なんて不安がる程大したことじゃない。
というか僕、友達にガールズバーに連れてかれたら人見知り&女の子恐怖症が炸裂して
酒一滴も飲んでないのにストレスでトイレでゲボ吐く人間なのになんとかなったから、大丈夫だよ!!!!
僕は理屈っぽいので、大丈夫やで、あなたなら、いけるで!ということをでっかい声で言うために、
うだうだ3っつの理由を用いて理屈っぽく言います。(長くなってごめんね
まず一つ。不安を持てる、ということはあなたのひとつの能力です。
なんで不安がある方がええねん、自信ないよりあった方がええに決まっとるやろが、
就職活動してて不安でいっぱいで余裕のなかった一年前の僕が言われたらこう返したと思います。が、そうでもないと今では思うんです。
なぜか。不安が生まれるのは、あなたがきちんと自分の将来を見つめようとして、頑張ってる証拠だからです。
きちんと頑張ってて、きちんと自分の苦手なことや駄目な所を自覚できている。そこがわかってるから不安になる。
至らないことを自覚できているから、自信がなくなる。言い換えれば、自身のなさや不安感は、問題をきちんと把握できる冷静な視野を持っている、ということの裏返しなんです。
「無知の知」ではないですが、自分の至らない点を自覚できている分、あなたは他の学生より一歩先にいます。
あとはどう戦うのか。改善しようと努力するのか、無理なら開き直って進んでいくのか。それだけです。
大事なのは逃げないこと。逃げずに、戦えば、どんな結果になっても、後できっと納得できます。真面目で頑張り屋なあなたなら、きっとできます。
どうでしょう。こう考えると、少しは、自分に自信が持てませんか?(持ててくれたらいいな
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二つ目。そもそも就活なんてラッキーチャンス、不安がる必要すらない、ということ。
就職活動はめんどくさくて苦しいです。五里霧中な感じが続くし不安でいっぱいになるものです。僕もそうでした。
けど、就職活動を苦しいと言える学生は、不安がれる学生は、実はとっても幸せです。
だって、就職活動なんて予めチャンスが与えられた、ラッキーチャンスですから。
就職活動で挫折があるとしたら、それはチャンスが無数に転がっていて、そのチャンスをモノにできない、という挫折だけです。
あなたの目の前に与えられてるハードルは、くそ面倒くさい手書きESとかドSな面接官がゴリゴリ攻めてくる圧迫面接とかも、
全てモノに出来たらきちんと自分にリターンが約束された、チャンスなんです。
企業側が採用のためにわざわざうちの会社のこと聞いてくださいと説明会を開き、ESやら面接やらの試験も向こうから開催して段取りしてくれる。
お膳立ては全て向こうがしてくれて、そのお膳立てに乗りさえすればいい、自らチャンスを作り出す必要もない。しかも無料。
こう考えると就活なんてもはやラッキーチャンスです。ハードルや、困難、苦労ではないんです。
例えどこかに落ちてショックだったとしても、落ちることができた、すなわち受けるチャンスがあっただけ、ラッキーなんです。
まあ挫折できるチャンスがあっただけいいか、という気分になりませんか?(なってくれたらいいな
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最後に三つ目。「シューカツ」は、そもそもハードルや関門になり得る程厳密なシステムではない、という話。
面接でどんな学生が通るか。「一緒に働きたいやつ」、これは有名な話ですよね。じゃあどんな学生が「一緒に働きたいやつ」なのか。
最低限共通する要素はあるとは思いますが、要するに、重要なのはぶっちゃけ平たく言えば面接官の好みであり、相性です。
そもそも、社会経験がなくて大人が聞いたらあんまたいしたことしてない学生を、
せいぜい一時間かそこいらの面接で、学生の能力を定量的に把握して将来を予測して評価する、これ自体が無理な話なんです。
例えば想像してみて欲しいんですが、野球やって全国大会優勝しましたという学生と、企画やって1000人集めましたという学生が二人いて、
どっちがウチの会社で仕事したとき優秀なの?なんてのは決めようがないわけですよね。だってどっちもすごいし。
だから面接での評価には、面接官の好みというバイアスが強烈にかかる。そして面接官はこちらでは選べないですよね。だから、ある程度の部分は、もはや運。
落ちてもある程度運だし、受かってもある程度運。世間はシューカツだシューカツだ、大事なのはコミュ力だアピールだとか騒ぐけど、実は悩むほどきちんとしたハードルでもない。
落とされても受かっても、全然大したことじゃない。思いつめるほどおおごとでもないし、好きなようにやればいい。
本音でぶつかるのもアリだと思うし、話器用に盛るのもアリだと思うし、せっかくだし自分が楽しんでやるか、っていうのもアリ。
どうでしょう、こう考えると、少しは肩の荷がおりませんか(おりたらいいな。
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というわけで、でっかい声で言ってやる!
それは努力してきちんと自分を見つめて自分の仕事を考えている証拠だし、
そもそも就活なんてラッキーチャンスだし、運に左右されて努力しようにも限界があるから、好きなように悩んで、前に進んでけばいいと思う!(長い
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就職活動における僕の最大の後悔は、自分に自信が持てなかったことです。
嘘でもいいから自信をもたなきゃ、前に進めない瞬間がきっとあります。
それは就活だけじゃなくて、この先もきっと同じです。
最悪、このやり方しかしらないんだよ!って開き直っちゃうのもありだと思います。
あとちゃぶ台を全部ひっくり返す話かもだけど、勤め人になるだけが人生じゃないし、
本当にすごい人は自分で事業やったり面接とかせずどこかに潜り込んでったりできると思うから、
まあ就活のチャンスあるしやってみっか、くらいでいいと思うよ!!!!
もうずいぶん前のものですが、就活の時に本当に本当に救われてずっとお守りでした。随分長いこと就活しててうまくいかないことの方が多かったけど、頑張れました。ありがとうござ...
今はもう仕事とか生活とか安心できる?だいじょうぶ?
就活終わってはや数年。転職を意識しだして思い出しました。幸いにもコロナの影響をほとんど受けない企業で希望していた職種で働いてます。