「航空ファン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 航空ファンとは

2021-08-07

治安の悪さに嫌気が差して鉄オタをやめた話

最近の話ではなく、ちょっと昔の話だが。

自分は小さい頃から乗り物が好きで、高校生の頃までは鉄道研究部に入っていた。18きっぷで全国各地を周る「乗り鉄」だった。

Twitterでも鉄道好きの同年代FFになり、いわゆる鉄道クラスタの一員となっていた。(今はもう言わねえのかな、Twitterでの「クラスタ」って。)

しかしながら、治安の悪さにだんだん嫌気が差してきたのである

クソ撮り鉄を目にする機会が増える

乗り鉄」メインだった界隈に属していたので、撮り鉄蛮行罵声運行妨害、無断侵入による場所取りなど)を非難する側にいた。だが、連中は自分自身が正義だと思っているので注意や非難は聞き入れない。

なんなら警察・駅員すらも敵視し、バカにするのが撮り鉄界隈の雰囲気だったと思う。例えば、警察のことを「税金」(給料税金から来ている者という意味)と称してあげつらう文化などがあったようだ。

こういった状況から、撮り以外の分野の鉄オタ(乗り鉄模型鉄など)は、撮り鉄のことをアンタッチャブル存在として扱っていた。例えるなら、同じ地域に住んでいるヤンキー咎めたりせず、関わりを持たないために見て見ぬ振りをするのと同じようなものである

今考えると、こういった見て見ぬ振りが撮り鉄調子に乗らせてたのかもしれないと思うが、かといってどうしたらいいのかは分からない。本当に言葉が通じないようなやつもいたし。

別の趣味転向したら雰囲気が違った

そういった界隈の雰囲気の悪さに絶望し、鉄道列車自体が嫌いになったわけではないが、趣味として鉄道を追いかけるのを自然とやめてしまった。

その後、意図的に別の乗り物を選んだわけではないが、なんやかんやあって航空ファンになった。大学生社会人になってからは(コロナ前までは)飛行機に乗ってあちこちに飛んでいた。そして、旅先の展望デッキ飛行機を撮っている。

航空ファンにも飛行機を撮ることをメインにしている人たちはいるが、治安が全く違って驚いた。

(ちなみに、バスファン・船ファンの友人たち曰く、バス・船趣味治安に関しては航空と似たようなもので良好らしい。)

罵声を上げない

江ノ電の件で分かったと思うが、撮り鉄非オタ乱入されると罵声を上げる。乱入というか普通に通っているだけなのだが、それにキレるのは撮り鉄の悪習の最たる例であろう。

航空ファンでも一般人乱入はよくある話だ。たとえばエアフォースワン来日する際など、展望デッキは人で埋め尽くされるし。

言うなれば邪魔」なはずだが、そういった状況でも罵声を上げる人を見たことがない。非オタが来ることは織り込み済み、その環境でどうやって撮っていくかを考えている傾向にあった。

不法侵入違法場所取りをしない

飛行機撮影では不法場所取りなどを見たことがない。もちろん、空港不法侵入した時点で捕まるというのはあるかもしれないが。

ごく稀に見かけるならず者公道三脚を立てた者)に関しても、SNSで「あそこで撮ってるやつ居たけどダメだろ。そのうち撮影自体禁止になるし、こういう行為は許せない。」と複数名が批判しているのを見た。

これが撮り鉄だと、その不法場所で撮るのが当たり前になっており、それに疑問を抱くようなことをすると逆に叩かれるのである

職員無礼な人が少ない

前述したように、撮り鉄界隈は「撮影第一、それを邪魔する駅員・警備員はクソ野郎だ。」という雰囲気があった。どう考えてもおかしい。

他の趣味ではむしろ趣味のために邪魔しちゃってすみませんね」というスタンスでやっている人が多い。もちろん無礼な人もゼロではないと思うが、圧倒的に少ない。

写真の構図に多様性がある

撮り鉄界隈には「激V」という言葉がある。要は上手い写真が撮れたという意味なのだが、この「上手い写真」の定義が非常に狭い。

列車の編成が順光で全部収まっている、見切れていない、列車に周囲のビルや木などの影が落ちていない、パンタグラフに架線柱が重なっていない(串パン)など、様々な要件が挙げられる。

撮り鉄投稿する写真を見ると分かるが、どの写真も同じような構図(編成写真)ばかりである。要はこの型に収めないと評価してもらえないし、彼らも満足しないのである

もちろん、これを満たすための撮影条件は限られている。だからこそ熾烈な場所取りが行われ、マナー悪化に繋がっているのではないだろうか。

航空ファンの界隈でもある程度上手下手の話はあるが、この構図に収めないといけないという話を聞いたことはない。(展望デッキなどから撮影にはどうしても限度があるため、妥協が生じている結果かもしれないが。)

意味不明な潰し合いをするクソガキがいない

撮り鉄もクソだが、走行中の列車張り紙したり、窓から物を出して撮り鉄妨害する「妨害鉄」という連中もいる。

こいつらは撮り鉄が乗るようなマニアック列車しか出没せず、通りすがり一般人とは異なる。

こういったクソガキの潰し合いのような話は他の趣味では聞いたことがない。

https://stat.ameba.jp/user_images/20210523/09/amooi-310/23/14/j/o0640042414946060881.jpg

https://livedoor.blogimg.jp/menssokuho/imgs/a/4/a45ba397-s.jpg

何が違うんだろう

どうしてここまで治安が違うんだろう。

航空趣味は金が掛かるからバス・船の趣味人口が少ないから?色々と理由はあるかもしれないが、決定的なものがわからない。

少なくとも、撮り鉄界隈はすでにマナーがクソ最悪になっており、新規参入者も「このマナーでいいんだ」とマナー悪化していく負のスパイラルに陥っているように思う。

2020-06-02

伊丹空港に降りる飛行機が真近で見られるスポットがあるらしいですよ、と藤井さんが話しかけて来てたからちょうど行こうと思ってたんですと適当に合わせたら、ついて来たいというので一緒に行くことになった。

阪急曽根駅。通ったことは幾度となくあるけど、降りたことは一度もない。ちょっと緊張しながら下車してみたが、なんてことはない普通の駅だ。いかにも阪急的だった。

方面が違う藤井さんは改札を出たところで待っていた。そういえば私服を見るのは初めてだ。なんてことはない普通の服だ。曽根駅のような人だな、というと失礼だろうか。

春の終わりというよりは夏の始まりというべき気候で、遠くを走る車の波音みたいな走行音に混じって気の早いセミの鳴き声も聞こえた。Hey Siri、今の気温は?はい、今の気温は28度です。「暑いですねえ」と笑う藤井さんと一緒に千里川の土手に向かう。

道中から飛行機は見えていた。飾り気のない倉庫のような建物が並ぶ上を、飛行機が見たことないくらいに低く飛んでいく。年甲斐もなくテンションが上がって思わずとなりの彼女をみると、彼女も見たことないくらいに楽しそうだった。

土手の細い道を歩いていくと、航空ファンらしい人々の集まる一角があった。なにやら無線機材のようなものを持った人が航空インフォメーションを口にしていて、独特の一体感がある。

遠くにジャンボジェット機が見えて、場の期待が高まるのが肌で分かった。ほどなくして爆音が聞こえ始め、機体はどんどん大きさを増していく。もう来るぞ、と思った瞬間には頭上が埋め尽くされていた。エンジンの轟音と歓声のなか、見上げた機体の灰色が目に焼き付く。うおお、と勝手に声が出て、身体が震えていた。

人間デカ飛行機が頭上を通り過ぎると自動的に興奮するようになっているらしい。

す、すげえっすねこれ、と藤井さんを見る。見たことのない表情をした彼女と目が合う。いま鏡を見たら俺もこんな表情をしているのだろうなと思った。

その日は結局更に10機くらいみてから帰った。気が付かない間に日焼けしていたみたいで、鼻の頭の皮が少し剥がれた。

(追記)

ジャンボジェットって固有名詞だったのか!

かい旅客機って意味だと思ってた。そういう意味で俺が見たのはジャンボジェットなんだよな(頑固)

2016-07-11

アラサーヲタ読書遍歴

端的にいうと、バカの為の読書術のおかげで、ミリオタ歴史オタになりましたという感じ

高校時代
大学時代
社会人
 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん