2020-05-24

クソ曲ってある?【追記あり

※ほぼ主観です。具体的なソースは出さない点、申し訳ないです

クソゲー、クソ映画、クソ漫画、クソアニメ

広く流通しているエンタメコンテンツ各種の中で、

音楽楽曲一般的上記のような表現酷評されるのは稀、というかほぼ見ない気がする。

もちろん、某アイドルグループ楽曲とかが定期的に炎上したりしているけれど、それは楽曲とりまコンテキスト含めての評価であって、

楽曲自体ひとつ創作物としてみたとき芸術的価値はさておき、その造形の完成度の水準で貶される状況は、

既存楽曲に似ている/盗作である

ボーカル歌唱力が低い

くらいのモノサシくらいしか思いつかない。前者については、ちょっとこれもコンテキスト領域評価で、造形そのものの完成度の評価とはやや次元が異なる。

歌唱力については、マスタリング過程リズム音程ともに補正できちゃうのでそもそも問題になることは特に近年は稀に思える。

自分の知る範囲でクソ曲としてよく挙げられるのは

The Beatlesのオブラディオブラダである、というのは何となく知っているけれど、

イギリスはじめ海外はいざ知らず、日本において本曲がクソ曲として扱われるということはなく、

しろかなり人気のある部類だろう。イントロピアノはさすがにどうかと思うけど……。

(もちろん英国本国でも批評家のぞき一般的には人気がある可能性もあるけど)

日本でも宇多田以降、一時は「小室ファミリー」的なる状況が邦楽音楽の水準を下げた、あるいは多様性を失わせたみたいな言説があったように思うけど、ある楽曲単体の出来の巧拙の具体的な評論評価があったかは思い出せず。

映画ゲームが、コンテキスト抜きでパッケージングされた創作物としての評価

カジュアルに「クソ」の烙印を押される一方で、少なくとも日本においては楽曲がそれらの評価から自由なのはなぜだろう。

いくつか仮説を考えてみた。

コンテンツ価格が各種エンタメの中で低く、拘束時間も短いため、損を感じにくい

音楽言語と相性が悪く、そもそも評論と不向きであるコンテキスト抜きでの楽曲評価の知見が不足しているか広く共有されていない

コンテンツに関わる人数が比較的少なく、クオリティコントロールが容易

●最低限リズム音程破綻していなければ視聴する人間不快にならないのかも

視覚的な表現に対して、聴覚依存する表現リテラシーが低い(というか生体的な感覚器の精度が視覚と比べてやや大雑把な可能性)

●「ヘタウマ」という言葉がある通り、実は表現巧拙はそこまで重要じゃない(この辺、おとなりの国と結構対照的な気がする)

●「実験作だから」と言えば何でも許されるスキームがある

と、何となく考えたところで、日本において(ある程度名の知れたアーティストリリースした)クソ曲って存在するもの

また、楽典とか音楽の専門的教育を受けた人からすれば、実は楽曲の造形的なよしあしって明確に見えてたりするものですか?

(展開/フレーズ効果のあるなし/要素の相互関係など)

====

【以下追記】5/25 0:50

予想外に伸びててびっくりした汗

読み返したら超読みづらい上に誤字脱字多く恥ずかし…

トラバブコメ感謝です。めちゃ勉強になりました。ありがとうございます

もう事実上活動していないあるバンドのある楽曲がめちゃくちゃ好きで、

というかひとつ作品としてものすごく美しさや言っちゃえば聖的なものさえ感じるのだけど

自分にはそれを言語化することが一切できなくてずっとモヤモヤしてて。

ボーカル音程危ういし抜けが悪いし、サビらしいサビもなく(10分ほどある曲のうち多分半分もメロディーラインがないのでは)

個人的にはすげー好きな展開も冗長といえば冗長かもしれずで(天国への階段いかも)

多分何てつまらない曲なんだと感じる人がほとんどだろうなーとも思うわけです。

5月末の何日だかがそのバンドボーカルギターの命日だもんで

毎年この時期になるとその曲の凄みみたいなものを何かしら言語化できないもんかなと思いつつ、

やっぱ無理ね、となるのです。

楽曲言語で評するって難しいなーと思うと同時に、

じゃあ明らかに作品として不出来と評されている楽曲って流通してるもんかな(自分は知らないので)と疑問に思い

増田投稿した次第でした。

ただクソ曲っていう強く不快ワードしたこと反省してます…。

特に音楽業界の方申し訳ないです。

  • 昭和の頃はアルバムでタイアップとかされてないやつは時間を埋めるための手抜きのクソ曲ばかり入ってたように思う

    • ありがとう。ギリ昭和生まれなので昭和の楽曲は全然体験できてないので、証言助かります。

    • レコード時代は外側と内側で音質が違ったから、内側には作り手側にとっての補欠レベルを配置していた話を聞いた事がある。

      • 捨て曲ってやつかー。レコードの中での配置とか全然知らなかった。。

      • 捨て曲ってやつかー。レコードの中での配置とか全然知らなかった。。

      • それはあまり正確ではない レコードの内周は外周よりも物理的に一周が短いので、低音が入らない、ボリュームが落ちるのは事実 なので、それを踏まえてバラードなど静かで落ち着いた...

        • どう言い繕っても音悪いんだから優先度低い曲が行くでしょ

          • そうとは限らんよ 例えばDoorsのThe Endが優先度低い曲のわけないけど、アルバムの最後に入ってるだろ 物理メディアの特性として音質が落ちるのは事実だが、 それを踏まえて曲のアレン...

  • うんち

  • ”クソカバー”はよく聞くな。Don't Look Back In Angerの日本語クソカバーみたいな、ダサダサ打ち込みアレンジ凡庸歌詞ニコニコ歌い手歌唱で酷すぎて笑えないやつもある。まあこれは原曲...

  • 平均感覚があると採点が難しい。 アトランティスの冒険とか今なら糞だろうし。 じゃじゃまるくんも当たり判定がシビアすぎて今なら糞と言われても仕方がない。 バンゲリングベイは...

  • 4分33秒

  • 曲にクソなんかねーよ、 聴いてる(決めてる)オマエがクソなだけだよ

  • アマチュアで作曲をやっている増田だが、クソ曲が滅多にない理由はほとんど全ての曲が理論に則っているからだと思う。 作曲には音楽理論というのがあって、数学的な法則の上で成り...

  • ヒャダインがゆいかおりに書いた曲(ウェイカウェイカウェイカッってやつ) アルバムの中であの曲だけクソ ヒャダインは時折天才だと思うがあの曲は凡才 まあ私の主観ですけどね ...

  • 森山直太朗のうんこ

  • 俺に作曲の依頼を出してくれればいい

  • 名探偵コナンのEDにもなった「無色」   全体的にしっとりした曲調でBメロ~サビの流れはむしろ名曲だけど 一番初めの歌い出しが「いくら泣いても 涙ってものは」となぜかべらんめえ...

    • 蘭姉ちゃんが自転車こいでるアレか 曲自体はむしろ良いと思ってた

    • 蘭姉ちゃんが自転車こいでるアレか 曲自体はむしろ良いと思ってた

  • 一人でゲーム作ってた時に俺が作った曲 曲になってない 音系はどう頑張っても駄目だった

  • 福山雅治の桜坂はコード進行もメロディもこれといった音楽的アイデアがなく、凡庸で素人くさい。 一方でアレンジやミックスはシンプルながらしっかりしていて歌唱の魅力もあるので...

  • ミニモニジャンケンぴょんが出てなくて驚いた

  • 増田の定義とは異なるのかもしれないんだけど、THE iDOLM@STERはマジでひどい。出た当時から嫌いだったけど今の世の中では完全なクソ曲だと思ってる。 多様なあり方を肯定しようとする...

  • 名探偵コナンのEDにもなった「無色」   全体的にしっとりした曲調でBメロ~サビの流れはむしろ名曲だけど 一番初めの歌い出しが「いくら泣いても 涙ってものは」となぜかべらんめえ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん