「格差社会」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 格差社会とは

2007-08-27

自己責任

あんまり難しいことは分かんないけど、景気回復でこれから社会に出て行く若い層は正社員就職が主流になり、就職氷河期世代とリストラにあった中高年だけが取り残されておしまい、で果たして済むんだろうか。

経済グローバル化で、"職"自体の格差が大きくなっていて、高いマージンを得られる上流職と低いマージンしか得られない下流職に二極化していて、その内実を見ると、上流職の高いマージンが下流職の低いマージンによって成り立ってるみたいな構造だと個人的には認識してるんだけど。

実際、少子化フリーター層が担ってるような下流職はなかなか人が集まらなくなり人件費を上げざるを得なくなるという状況が徐々に現れてきていて、それに対して経団連なんかは、国際競争力を維持するために不安定雇用低賃金を維持したまま外国人労働者を大量に受け入れることを強く主張してたと思う。

アメリカ中南米など格差の激しい国は慢性的な治安の悪さという問題を抱えてるわけで、日本もこの流れで行くと確実に治安は悪化していくと思う。

負け組の貧しさは自己責任勝ち組は主張するけど、勝ち組も自分や家族の身の安全を守るのは自己責任、となったらいっぱしの(?)格差社会って気がする。

2007-08-26

努力すれば格差を乗り越えられる、なんて思いつかなかった

格差社会の話で、個人の努力を云々する人がいて、

それは個人に責任押しつける結果にしかならないと思うんだけど、

ただまあ確かに当事者としての貧乏人に何ができるかっていうと、

選挙に行っても明日すぐに楽になるわけでなし、

明るく生きることを考えたり、這いあがろうと努力したりしかなくて、というのはあると思う。

自分の話。

親はブルーカラー労働者で、まあ極貧とまでは行かないけど、生活は苦しかった。

早く商業高校でも出て自分で稼いで、好きなことにお金を使いたかった。うまいものを食いたかった。

だけど僕の高校進学のことで中学先生と三者面談をしたときに、先生が親に「普通科へ行かせてやってくれ」と言いだした。

僕も親も、高卒就職することしか考えてなかったから、それはない、と言う。

でも先生は「こいつは大学に行かせてやって下さい」という。かなりしつこかった。しばらく問答したけど、

最後には「お金は何とかなりますから。何なら私が貸したっていい」とまで言いだす。しかも泣いてた。

今思えばどこまで本気だったのかはまあアレだけど、そう言ったことは事実

結局親に無理させて、大学に行った。国立大で、授業料はほとんど免除だったけど、それでも金はかかるし、バイトもずいぶんやった。

でも、あのとき先生があそこまで食いさがらなかったら、僕は大学になんて行ってなかったと思う。

あの先生が担任で、僕は運がよかった。結局お金は借りずにすんだけど。

いや、苦労話を聞かせたいんじゃなくて。苦労ならもっと大変な思いをした人はいっぱいいるし。

そうじゃなくて、「頑張って勉強して、能力を伸ばす努力をすれば、上の社会階層に上がれるかもしれない」

なんてことは、大学進学を真剣に考えるようになるまでは、まるで思いつきもしなかった、ってこと。

ああでも、お前が無知だっただけ、って言うんだろうなあ。

違うんだよ。社会に本当に階層があって、しかもそれが移動可能だなんてことは、全然リアリティのない話だったんだよ。

テレビドラマに出てくるような上流階級みたいのがこの世にある、ってことは知ってる。だけどもう全然リアリティないんだよ。

大学なんか行ったことのある奴は、親戚中探したっていない。

同級生には大学進学を考えてる奴もいたけど、そいつんちはウチとは違う。

ウチは金もないし、親も歳だし、早く手に職つけて働かなくちゃ。一生懸命働けば少しはマシな暮しだってできるだろう。

だけどもそれは、階層を上ることとは全然違うことだった。

努力なんて、せいぜい「まじめに働く」くらいの意味だった。

格差の固定化って、だからたぶん、努力するための資本がないとかいうことだけじゃなくて、

努力すれば格差を縮めたり、乗り越えたりできるかも、なんて本気で考えることができないような、

そういう環境の中で育つ、ってことでもあるんじゃないかなぁ、と。

貧乏でも実際なんとか大学には行けるけど、能力があろうがなかろうが大学進学なんてまるで想像の埒外、

という貧乏人の子だって結構いるんだよ。

派遣問題

格差社会を嘆きながら

その元凶とされた派遣で支えられている家電量販店

安いね安いねと笑顔で買い物をする。

ああ、なんて素晴らしい光景

要するに格差社会とは社会主義連中が騒いでるだけのくだらないこと。

格差社会

これを問題視している人間は全員が裕福な人間

要は社会主義連中と同じ構図。

2007-08-25

格差

novtan別館 - 格差社会の原因なんて、みんなとっくに気付いているよね

俺はこのエントリを読んで「うんうん、ある程度同意できるー」って思ったら、コメントやらブクマコメントでチクチクされてた。

んで、コメントブクマ含)を読んで理解したのは、自分は社会のことじゃなくて、会社のことを考えてたことに気付いた。

会社内格差。

格差社会ならぬ格差社内。ぷ。

ごめんそれだけ。

http://anond.hatelabo.jp/20070825175305

右肩下がりのトレンドが読めてるからこそ、賃下げ首切りがしやすい経営体制にしてるんじゃないの?そのトレンドが読めなかったのはとっくに倒産してるわけでトレンドが読めなかったのが格差の原因とみなすのは的外れでしょ。経済が右肩下がりなら売上利益も減り続けるわけで、その状況下で首切りも賃下げもしないならいつか倒産するしかない。派遣がなければバイトが変わりに増えるならまだいいけど、失業者になる可能性だって無視できるほどじゃない。企業が賃下げをするのはない袖は触れないから。消費者が財布のひもしめるのと理由は同じ。派遣を問題視するなら、そう思う人がもっといい条件で雇えばいい。自分たちにそんなカネはないというんだろうけど、それは派遣会社だって同じこと。多くの派遣会社利益率は低いし、人件費の比率も高い。たいていは派遣の時給一割上げれば赤字だろう。そんなに搾取されてると思うなら、そう思うやつがもっと少ないピンはね率で経営すればいいだろうに。規制緩和のおかげで起業は容易。がたがた文句言って責任転嫁してる暇あったらさっさと行動しろといいたい。誰一人高い賃金で雇わずに文句だけ言うやつより低い賃金でも雇う企業のほうがはるか社会貢献してると思う。

それに今マスコミとかで言われてる格差社会ってのはただの貧困化(右肩下がり)を問題視してるだけにしか見えない。もちろん金持ちを撲滅できれば貧乏のままでいいと本気で思ってるなら、貧困じゃなく格差が問題ってことなんだろうけど。

派遣労働格差社会原因ではないという意見について

僕の見識によると日本経営者現在環境下で経営が失敗していることを棚上げして、正社員を雇うリスクを避けた結果2002年と比較すると3倍近い派遣労働市場を産み出し、結果として景気が良くなっても家計にまでそれが行き渡らず、格差を促進している、というものなんだけど。

派遣スケープゴートになっているとは思うけれど、根本は右肩上がりの景気しか知らずにトレンドを読めずにおきた経営の失敗を下に押し付け目的でいろんな労働の形態ができたんじゃないかと思っていたのだけどね。

http://www.jassa.jp/association/special_bk/007/index.html

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070824_jassa_haken/

2007-08-22

http://anond.hatelabo.jp/20070822030824

企業が金にこだわるところについては反論とくになし。

ただひとついえるのは企業にとっての金は信用と同義というところかな。

そういう点において従業員会社への信頼などはまさに財。

下請について

下請法の改正でちょっとはよくなるかとおもったけど、まったく改善しないね。

摘発数を聞いて悲しくなったよ。

町工場にしても企業にとっても干されるほうが怖いか。

内部告発はずいぶん機能してきたので下請け告発もそろそろ策をろうじて保護育成するひつようがあるとおもうよ。

何をしたらいいんだろうね。

人口減少、少子高齢

日本の景気は、上昇するにもかかわらず、その規模をどんどん小さくしていくように思えてくる。一部の人たちのための景気になってしまうのではないか。文字通りの格差社会だ。

いまから出生率が増えても労働人口の急激な減少は避けられない。

こないだマスコミが隠す世界のタブー

http://www.kajisoku.com/archives/eid1615.html

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/18(土) 09:47:02.72 ID:+xhi3sbS0

>>153

事実が結果から生まれるとするなら事実だろうな

ともかく、外人の友人から

日本ヤングはあの状況で怒ろうともしないのが理解できない。

ヘタレなのか?!」みたいに言われたことはあんよ

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/18(土) 09:49:40.05 ID:re9OI6zlO

>>156

なるほど。

俺も外国人が「今の日本は何故革命が起きないのか不思議」だと言ってるのを聞いたことがあるが…

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/18(土) 09:54:20.65 ID:zG5IDp0jO

革命とか…アホか。こっちゃ世界でもトップの先進国だっつーの

こんなやりとりがあって失笑しちゃったけど、実際、海外の知日層からは「日本若者革命を起こす権利がある」みたいなことはよく言われるよね。

日本経済海外視点からレポートしてくれるような外人さんの講演会でもよく聞く。

もっともそんなのを聞いてるのは年齢いったおっさんばっかなんだけどね。

海外からみると経済的な面で若者が負担している現状を合理的に理解できないみたい。

たとえるに、友人が遊びたい金ほしさに「おまえあそこの消費者金融いって金借りてこいよ!」言われて、

まじめに借りに行って、その金を友人に渡したあげく返済に困って多重債務に陥いって困ってる。

そんなのが日本若者の現状だと認識しているみたい。

なんで黙って返済してるんの?みたいにやっぱり外からみれば不思議なんじゃないかな。

中にいても不思議だけど。

おまけ・「企業は誰のものか」について

企業というのは法人で法律上も擬似人格をもっている。

企業は誰のものかを論じるのは「子供は誰のものか」を論じるようなものだと思う。

ここまで外部ブログトラバされる増田も珍しい

http://anond.hatelabo.jp/20070821033820

上場目的ベンチャーに限らず、多くの企業にとって「人材は宝」などという言葉が方便であることは、先のバブル崩壊で証明されている。

全てはカネ、カネが全てだ。

リストラとは名ばかりの、芸のない人材切り捨て、雇用抑制が横行し、派遣パートバイトなどの賃金の低い非正規雇用労働者が増加した。企業は「低い人的コスト」という蜜の味を占めた。同じ仕事内容でありながら、正社員でないばかりに生活の困窮と雇用の不安にさいなまれる多くの人たちが悲鳴を上げている。

企業内の構造改革も行わず、高い労働コストが必要なシステムのまま人員だけを切り落とし、クビになったら「失業」、会社に残ったら「過労」という、「いびつな二極化」も生み出した。過労死過労自殺社会問題化した。1998年以降「景気は上向いた」と言われる現在であっても、自殺者は3万人を下らない。

しかし世論(いや、マスコミか?)は「企業コスト削減が推進されている」と称賛し、その影で泣いている人々を無視した。

アウトソーシング」という響きのいい言葉を担ぎ上げて、多くの製造業人件費の安い中国東南アジアへ進出した。今まで長年築きあげた、国内の中小零細企業との関係をばっさり切り捨てて。そのため東京大田区大阪東大阪市、他全国の都道府県に広がる、小さな町工場たちが無念の内にシャッターを閉め、二度と開けることがなかった。

なかには、元請けの立場を利用して圧力をかけ、下請け工場財産である設計図や仕様書技術マニュアルを奪い取り、それらを中国の提携企業に横流しして、現地での生産体制が整うやいなや、その下請け工場から仕事を全て引き上げる、などの卑劣な行為も起こった。これは、企業による強盗殺人にも等しい。

「国際的な企業競争に勝ち抜くため」と、多くの大企業競争社会を謳(うた)っている。グローバルな経済で勝ち抜くためには、必要不可欠だと。ただ、競争社会なら、全ての企業、個人が、「公平」とは言わないまでも、「対等」なはずだ。実力のみで優劣が決まるからこそ競争社会ともいえる。しかし、日本においては、企業内部における「上司と部下」「先輩と後輩」などの年功序列企業間における「元請けと下請け、孫請け」などの、いわゆる「親分と子分」のような舎弟関係が幅をきかせているのが現状だ。

つまり「無能だがカネ、権力のある親分が、競争で勝ち抜くために、その下の子分達に大きな負担、苦痛を強いている」と取れる状況も多い。そういった仕組みが良いか悪いかは分からないが、それで本当に競争社会で勝ち抜けるかどうか疑問だ。

景気回復基調、と、さんざん多くのメディアで目にする。東京証券取引所株価表示は、銘柄と価格の流れるスピードが速くなるほど、売買が活発に行われていると聞く。景気も、お金の流れる速さや量が多くなっているのであれば、確かに回復したと言えるだろう。しかし、その流れる輪は、明らかに小さくなっている。多くの地方都市が、バブル崩壊以降その巡回経路から外された。もちろん、輪の中心が東京なのは言うまでもない。

先の政権末期、少子化対策にかなり大量の予算が拠出されたが、特殊出生率は、予想を遙かに下回り、戦後初めて人口が減少した。しかし、先の参議院選挙少子化が争点になることは皆無に等しかった。個人の推測の域を出ない愚考だが、政府は「人口減を前提とした経済政策」にシフトしたと考えている。

だとすれば、日本の景気は、上昇するにもかかわらず、その規模をどんどん小さくしていくように思えてくる。一部の人たちのための景気になってしまうのではないか。文字通りの格差社会だ。

一行目のトラックバックに、企業経営者ベンチャー創業者の反論を読んでみたいところだ。

「そもそもが生きるに値しない、代わりなど幾らでもいる労働者は、会社のためだけに働いて至極当然だ」という極論を、誰もが納得できるように書いてのける人間がいるとしたら、見ものだね。

2007-08-21

農業経営の法人化

http://anond.hatelabo.jp/20070821013548

いいね。農業経営企業に任せるという話。

そういえば前の農相は「攻めの農政」とかいってがんばってたみたいよ。例の自殺した人ね。

ひとつの問題としては土地があるよね。農業って土地集約型の産業だからさ。

基本的に農家の多くは家族経営だから、どうしても耕作面積が狭くて効率が上がらないの。

機械を入れるには区画を広くして、土地を平にしないといけない。

でも農地の所有者はバラバラでモザイク状になってるの。

そこを誰かが買い上げるなり、借り上げるなりして大きくまとめないといけない。

誰かというのはもちろん株式会社とか資本のある企業になるよね。集落経営するってのもありだけどね。

法人が土地を買うために現在農業をしている自営業者には一度、農業市場から撤退していただいて土地を安く企業に売るというのが私はベストだと思うの。

でも国は農業保護政策とかいって中小農家保護してきたから、今は何もしなければ撤退していた人が農業市場に残ってしまっている状態なんだと思う。

団塊世代退職したら農業の担い手になってもらおうなんて生ぬるいこといってないで

一度農業を自由に競争させればいいんだ。つまり弱者は退くべきなんだ。

でもこんなこというと地方切捨てだの、格差社会がどうのと言われるから

絶対に選挙で勝てない。だからだれもこんなこと本気でやりとげようとしないんだ。

できるとしたら、小泉さんくらいの役者じゃないとね。

2007-08-20

http://anond.hatelabo.jp/20070820152822

この格差社会でそんなこと気にしてる奴は非国民でしょ

でっかいビルにつとめてる男ってだけで贅沢

カフェに寝てるカス男がどれだけいると思ってんだろう

まあみんなたそがれの40歳くらいになって気づくんだが

今気づいた方が得策だな

2007-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20070818133551

http://anond.hatelabo.jp/20070818135658

http://anond.hatelabo.jp/20070818141853

旧来型の貧乏

・自分が住んでいる地域とか、血縁とか、性別なんかで貧乏かどうかが決まっちゃう貧乏

生まれたときから親兄弟親戚近所一同皆負けてます、みたいなもの。

部落とか、母子家庭とか、田舎に住んでいるかとか。生来的なもので決まっちゃう。

だから地縁血縁、性別、伝統からの自由が必要だった。

あとインフラ格差の解消とか。下水道ありません、とか、電車通ってません、近所に病院ありません、とか。

その解決の道具がお金(土木公共事業・ばら撒き行政)と教育

田舎貧乏人の子供は家の手伝いで小学校までしか行かせてもらえなかった分、就ける職業も限られてた。そのために夜間中学なんてあったし。女が学問するなんて!って驚かれた時代。

でも、昔は学歴小学校非モテニートでも親の家業農業を継げばよかったし、自分の家のクラスや住んでいる地域に合わせて勝手に決められた見合いで結婚できた。後天的なコミュニケーション能力不足なんて関係ない。とにかく家の面子を守ることと嫁という労働者が欲しいということ。離婚なんてタブー。嫁が子供が産めないという理由で離縁されることはあった。そこに職業選択の自由結婚の自由はないけど。

それと長男は親との同居が当たり前。女は姑と同居が当たり前。介護に嫌気が差して座敷老人なんて問題もあった。

『ALWAYS三丁目の夕日』みたいな貧乏があっても皆幸せだったのは、『皆いっしょ』に貧乏で皆一緒に豊かになろうとがんばっていたから。

あと労働人口多かったから社会が体力的にも余裕あるし。

新しい貧乏

・『中流家庭』に育ったはずなのに、ある日突然貧乏。またはいつのまにか貧乏

生まれたときは一応中流(中の上、中の中、中の下)だったけど、いつの間にか自分ひとり負けてましたもう這い上がれません、みたいなもの。

雇用の流動化、核家族化、少子高齢化消費社会化による行き過ぎた個人主義グローバリゼーション自己責任

ばら撒きしようにも、今の家族単位が小さくなりすぎた結果(中年独身男女も含む)、ばら撒く家族が増えてしまったことと、独居老人が多すぎることで、ばら撒けるお金限界が見えた。

だから、国に頼る前にもっと皆繋がってください、支えあってください、自分の人生自己責任でということになる。

繋がれないと、老人孤独死。中年はへたすりゃ自殺自殺率最悪。職のコネがないローン抱えた中年の親父が自殺。息子勉強して大学行ってサラリーマンになっても、同じサラリーマンの親自殺。自分の職業労働単価の安い海外に外注で自分の職がなくなっちゃうかも。自分の職がいつ職業ごとなくなるかわからない。学問よりもコミュ能力。英語だのファシリテーションだのコーチングだの。

ニートの親はサラリーマン。自分が継げる先代から脈々と続く家業なんてない。地域社会商店は大型ショッピングモールが出来てからボロボロ工場は単価の安い中国に出ちゃった。農業は、海外から輸入作物の価格に影響されて、国内農作物価格が安くなりすぎるもんで、補助金に頼らないと生活できない。でも国は地方にばら撒ける金もうないよ。

それと、昔は正社員の職しかなかったけど、今は契約社員とか、派遣とか、バイトとか、いつ首切られて孤立するかわからない立場の職ばっか。フリータになりやすい。雇用が流動化して職場すぐ変るから人間関係も不安定。山谷とか釜が崎とかに集っていた日雇い労働者高齢化。若い日雇い労働者ネカフェの個室に一人きり。

こういうときに必要なのは、お金ばら撒きや職業教育よりも、人とのゆるい繋がり(コネ)と根拠なき自信。一旦繋がりが切れると対人関係の自信もなくなって二度と繋がれない。皆問題抱えためんどくさい他人と付き合いたくない。昔は地縁血縁で面倒くさくても嫌々人と繋がってたけど。それで、格差っていうのは世間にある幸せコミュニティには自分は二度と入れないんだっていう絶望みたいなもの。ちがう?うーん、どうなろう?

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/h0628-1a.html

で、家族っていうのは相互扶助社会の最小単位。昔は伝統世間体を理由にして嫌でも家族と付き合う、っていう前提があった(その代わり家族の中でどんなドロドロが起こっているかわからない。嫁姑問題とか親から子への体罰とか当たり前。貧乏な家の子供は小さな大人であり労働力なので、ひっぱたいてでも働かせる。中流以上の家庭の子供は、親の面子そのものであり大事な家を支える跡取りだから、親の敷いたレールからちょっとでも外れたら親とドロドロの喧嘩)。

そういう前提が日本消費社会化するにつれて変った。まず、日本住宅団地というものが登場して、核家族が爆発的に増えた。核家族っていうのは1970年代アメリカンホームドラマを模倣したもの。家電製品に囲まれた消費社会的な家族の始まり。そこから消費社会的な自由が進行して、お父さん仕事オタク趣味、お母さんも仕事女友達とお買い物、子供モバゲーで皆バラバラな家族の出来上がり。一人に一台携帯電話持ってるから話したい人と話せる一方で、話したくない人とは絶対に話さないということも出来る。最近家族はLDKの持ち家やマンションに一人一室の個室を割り振られて住んでるし。昔ながらの障子や襖で仕切られているだけのプライバシーの無い部屋なんてありえない。だから皆付き合いたくない人とは絶対に付き合わない。付き合っても嫌なものは見ない。というか無関心。でも、おばあちゃん、おじいちゃんはどこ行った?親に事情のある子供だって、昔は親戚に養子に出されたのに今は施設直行

そんな人付き合いの伝統や義務が無くなって人間関係が流動化した時代に、一旦自信の無さの塊になって、人付き合いに自信がなくなるとあっという間に孤立。行政はお金が無く、制度は家族の相互扶助の前提を崩そうとしないのに、「家族が嫌いでも、それでもやっぱり家族なのだから支えあうのは当たり前」という大義名分を主張することが、消費社会的な自由を阻害しているということを皆直感的にわかっているから中々主張できない。そして地縁血縁義理や情などで、面倒くさいんだけど義務的に構ってくれる人はどんどん少なくなり、他人の無関心に囲まれて消えるように自殺する。

これから日本人は、縁に縛られて毎日同じ他人といがみ合う苦しみと、生まれたときから将来が見えてしまっている不条理と共に生きることを選ぶのか。それとも、縁から自由になりすぎて高速で自分の前を通り過ぎる周りに無関心になるむなしさと、不安定な将来への漠然とした不安と共に生きることを選ぶのか。今の時代はそれらの選択の分岐点なのか、それとも折衷の機会なのか。国が行うシスティマティックなばら撒き福祉が大事なのは当たり前。けれどもそれだけじゃなくて、自分が嫌いな人や嫌いな世代に対しても、関心を持って扶助しあうような相互扶助社会も必要なはずなのにね。皆自分のことだけを大事にして生きてきたわけでは必ずしもなく、お互いに面倒くさいことを求めない、嫌なことはしなくていい、貴方は自由に生きていい、という優しさと気遣いを持って生きてきただけなのに。

だから格差社会っていうのは、世代間や地縁血縁の相互扶助と承認が機能しなくなった、今の核家族・孤立家族といった家族社会の拡大版だと思う。

2007-08-12

http://anond.hatelabo.jp/20070812231210

クロヨンとかで自営で上手くやってる人は結構金を貯めているだとか、

家はさほど大きくなくてもアパート経営を手広くやってる人は収入が多いだとか、

聞かない話ではない。

自分の経験で言えば、

規模的には中小企業な家の子が開業医の子と同じぐらい羽振りが良かったりというのもある。

ただ、アパート経営ってどうなんだろうな。格差社会で家賃払えん人が多くなってきてそうなイメージがあるが・・

格差社会

存在しない物をどうやって解消すんだか。

2007-08-11

制限したら

http://anond.hatelabo.jp/20070811222816

皆伸びなくなって日本が傾くだろw なんで最近日本人は、なんでもかんでも低い水準に合わせようとするんだよw 逆だろ。金のない家は金が無くても良いように、学費とか必要品の購入費を全て国が負担するんだよ。さすがに遊び代まで負担しろとは言わないが、必要経費を負担してくれるだけで大分違う。その中には家賃などの生活費も含めてな。そうしたらバイトは必要最低限の小遣い分で良くなる。これならそんなに負担にならないな。

そんな一方で、自民党がやろうとしているのは育英会奨学金の廃止(特に無利子のもの)。授業料免除の基準もどんどん厳しくなってる。

やっぱり格差社会。本当に、今の世代が無理して国公立大の上位学部を卒業して上流階級に付いておかないと、この次の世代は貧乏人の子は大学にもいけなくなるんじゃないかな。そして永遠に負のスパイラルの中に落ちて行く、と。

2007-08-09

この世の真理

格差社会を擁護するのは貧乏人だし、

ゆとりを批判するのはゆとりのガキだし、

高学歴を賞賛し低学歴侮蔑するのは低学歴人間

2007-08-05

NHKワープア特集を見て

格差社会が問題じゃなく、貧困拡大が問題なのだと再確信。

関連:http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007080301000187.html

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070805k0000m020027000c.html

まぁ、これじゃ国力の低下は実感できないよね。

2007-08-03

格差社会を考える STOP!THE 格差社会市民との対話集会

【格差の実態】

財政再建構造改革を進めるにつれ格差が拡大する構造にあるが、障がい者高齢者など社会弱者いろいろな形で重層的な格差がのしかかっている。(大学教授

格差が固定化されつつある。社会学者が10 年に一度、社会階層調査というものをやっているが、高度成長時代は親の学歴子供学歴、親の職業子供職業相関関係はあまりなかった。最近はそれが非常に強くなっている。身分社会とは言わないが、身分社会化しつつある。(大学教授

○ 中央と地方の格差については、ある意味では格差を超えて、地域の消滅ということが進んでいるのではないか。2月20日南日本新聞に、2,641 の集落が消滅のおそれ、400以上が10年以内に消滅という形で、いわゆる過疎と言われる地域の集落が、消滅という極めてショッキングなことに今なっている。(大学教授

○ 全国と本県との所得格差について、高度経済成長期以降、平成13年ごろまでは一貫して格差は縮小してきた。しかし、平成14年度から、格差がまた開きだした。これは全国との格差なので、いわゆる首都圏とか中部圏などとの格差はもっともっと広がっている。(地域行政担当

○ 県内の格差については、やはり就労、雇用の場が多いか少ないかといったところによって、県内でも二極化が進んでいると言っていいのではないか。有効求人倍率については、18年11月時点で全国1.06、当県は0.79。ちなみに正社員雇用に対する有効求人倍率は、全国では0.6ぐらいだが、当県は0.3ぐらいだと見ている。やはり正社員の有効求人倍率はまだまだ低いというのが実態。(地方行政担当者

生活保護世帯の過去20年間の動向を見ると、10年前の平成9年までは、低下傾向を続けてきたが、平成10年ごろから一転して増加傾向で推移し、県内で生活保護を受けている人の数は大体20年ぐらい前の数字に戻っている状況。(地方行政担当者

パートタイマーのほとんどが今までは既婚者と想定されていたために、家計の収入は夫がほぼ稼いでくるということで、パートタイマーの方の賃金は小遣い稼ぎ程度でいいという考えがあった。しかし現在は妻の収入に頼らざるを得ないというような状況に変わってきている。また、離婚とか未婚の母などの理由で母子家庭が増えてきている。この母子家庭の貧困率が高く、2001年の統計では53%、つまり母子家庭の約半分が貧困に苦しんでいるのが現状である。(大学関係者)

○ さらに追い打ちをかけるのが、低すぎる日本最低賃金OECD諸国中9カ国の統計をとったところ、1997年には日本は下から3番目という低い水準にあることがわかった。しかもさらに、その最低賃金さえも満たしていない労働者の割合が10%にもなる。この最賃が生活保護を受けている方の支給額よりも低いという、非常にひどい現状があることが問題だと思う。(大学関係者)

フリーターの数が現在200万人を超えているということで、1982年に比べると4倍。そのフリーターの方々も正社員希望しているわけだが、当時の経済情勢とか雇用情勢の影響もあってかなわなくて、やむを得ずフリーターになっている場合が多いと聞く。このフリーターの平均年収が140万ということで、生活できる最低限ギリギリの収入だ。そうした生活がずっと続くと、家庭を持ち子供を持つという一般的なライフサイクルもかなわないという状況に陥る。(大学関係者)

ニートはもっと深刻な状況。この10年間に約20万人増え、現在60万人を超えている。特に深刻なのは2000年代に入って30歳前後の壮年のニートが増大しているということ。いったんニートの状況に陥るとなかなか抜け出せないという問題がこういう現象になっていると思う。ニートの人たちは所得がありませんので、多くの場合、親の経済的支援に頼っている。そのために親が病気になったり亡くなった場合は、彼らは一気に貧困層に転落することになる。早く自立して生活できるだけの最低限の賃金と働く場所の確保が必要。(大学関係者)

セーフティーネットであるが、日本社会保障制度はここ10年から15年の間に縮小の一途をたどり、貧困者の数を増やしている。知人から聞いた話だが、千葉県常磐団地、1万人居住の大団地単身者の人たちが住めるようになっているが、ここで昨年、21人の孤独死が見つかったということだ。中には3カ月以上もそのままでミイラ化されていたという。亡くなった方の3分の2は50歳未満で、リストラされて失業し、病気になって離婚孤独死に至ったという非常に怖い話を聞いた。(大学関係者)

障がい者の立場から格差を考えた場合には??健常者と障がい者の格差、??地域間格差、??障害程度区分認定による受給格差、??成長発達の格差、??医療による命の格差、以上の5つの格差があると思う。(障がい者

○ 取引のあるほとんどの零細・中小の企業人達は、景気がいいとは実感していない。中小企業経営者は、非常に苦しんでいる。バブル崩壊後、このような企業のほとんどの経営者は、自分の給料は未払い、あるいは給料を10万ぐらいまで下げている。なぜ10万かというと、健康保険雇用保険厚生年金の半分負担分、それから市・県民税が納まらないからだ。(社労士

○ 急速に変化し、激動の時代を迎えている中で、人も変わってきている。派遣会社の営業マンは、自分たちの仕事を謝罪業と言う。なぜなら、派遣スタッフ企業に紹介、面接を行い、雇用してもらっても、派遣スタッフが「1日行って、もう次の日に黙って行か

ない」、「半日行ったら、午後いない」、「朝、就業時刻に来ない」など企業から連絡があり、朝から晩まで謝らなければならないからだ。今、派遣会社の営業マンはまず「起きたか」、「ちゃんと会社に就業時刻に行きなさい」と派遣スタッフの自宅に電話をかけることから始めるという。企業新入社員教育で、若い人たちに「どういう人生を送りたいか」とか、「どういう生き方をしたいか」、「どんな仕事をしていきたいか」と聞いても、「別に」と言う。高い技術、高い知識を持っている方は、派遣スタッフでも高い賃金を得ている。朝なかなか起きられないスタッフと高い技術を持って高い賃金を得ている人、きちんとしたプランを持ってチャレンジしていく人と「別に」と言う人、これも二極化している。200万、300万円台の給料に対して、そんなに違和感を持たない若い人もたくさんいる。企業に入って拘束されたり、上司の指示に従ったりすることが「うざい」という人も増えている。一体、これから社会はどうなるのだろうなと最近よく感じる。(社労士

○ 今の若い人たちはコミュニケーション能力、表現力が不足している。コンピューターで一人作業はできるが、共同で作業するのは苦手で意思の疎通ができないという企業側の相談もよく受ける。世の中が目まぐるしく変わっていくと同時に、人の生き方、それから人の考え方、人の対応というものも変わり、教育の問題、社会での家庭環境の問題、社会性の問題も全部絡んできて変わってきている。(社労士

最近大学モンゴル学生が増えてきている。モンゴルは世界の格差社会の下の方なので、授業料が払えない人がいる。かつては授業料が払えなくても卒業できたが、大学も法人化になり、授業料を払わなかったら即除籍処分、つまりいなかったものと同じ扱いにされる。非常にかわいそう。格差社会の最も典型的な例だ。(大学教授

学生に実施したアンケートで、「『格差社会』に対して、『平等社会』というものを創り出したいとすれば、あなたはどうやって創造しますか」という問いに対し、「無理、不可能、わからない」と答えた人が、339人中97人いた。また、「『格差社会』という言葉を知っていますか」という問いに対しては、「まあまあ知っている」という答えが73%であった。「『格差』が大きいのはどんな領域ですか」という問いに対しては、国別(豊かな国、貧しい国の格差)という答が29%と一番多かった。その理由としては、学生の意識の中には、まだ親のすねかじりなので、父親がどんな苦労をしているか、どんな格差社会のことを議論しているか、そういうことに耳を傾けないが、大学で自分がつき合っている留学生の話とか、グローバルなことについては意欲満々に関心を持つからだ。国際学部に入ってくる学生のほとんど全員が、世界の飢餓、危機、それから戦争、貧しい国、かわいそうな子供たち、教育のない国というふうに、自分の足元を見ることよりも、グローバルな視点に目がいくので、この回答に飛びついていると思う。(大学教授

○ 格差というのは貧しい人と富んでいる人が二極化していること。これがあるかないかという議論もあるが、OECD の報告からも日本では高所得者低所得者が二極分化し、相対的に貧困になっていることがわかる。(弁護士

○ みんながお互い助け合い、みんなで利益を分配していくという社会保障の原理が崩壊し、医療に関してみても金があるものがいい治療を受けてなぜ悪いというようなことが、堂々とまかり通るような社会が今の実態。(医療関係者)

○ 国の予算の問題が、医療の問題にすりかえられ療養病床の削減や高齢者医療の負担増がおしすすめられている。(医療関係者)

○ 所得が低い人に対して厚い手当てをして賃金を上げるべきなのに、今度出てくるホワイトカラーイグゼンプションとは要は残業代を払わないという制度で、本末転倒だと言わざるを得ない。(弁護士

政治というものがきちんとしていないから、世の中が二極化し格差が生じる。それによってもろもろの社会的な矛盾が起こり、いろいろな問題が起こっている。(弁護士

日本では、パート等の非正規雇用者になるか、正規雇用者になるかによって、賃金、その他の労働条件や社会保障に格段の差がある。この格差があることがいろいろな社会問題点を生じている。(弁護士

非正規雇用の問題は3つある。短時間労働による低賃金、働く期間に定めがあること、そして労働関係の中に商取引関係を含んでいるという問題だ。(弁護士

正社員には派遣より高い賃金に見合った成果が要求され、長時間労働にならざるを得ない。格差が広がるのと同時に長時間労働化も進んでいく。(弁護士

タレント業は厳しい世界だ。短時間雇用とか長時間雇用とか一切なく、来いと言われればすぐ行き、長時間になっても「また何かありましたらお願いします」といつも笑顔でなければならない。常に背水の陣だ。(タレント

正社員ホテルマンの時は年収200万円でサービス残業は当たり前だった。しかし、結婚式の司会は1回につき5万円。私は食事をする時間もなく働いて月12万円ほどだった。格差はどんな社会にもあるが、仕事の仕方や正社員非正社員かで大きな格差がつくのはどうかと思う。(タレント

○ 高年齢者雇用安定法が改正され、雇い主には65歳まで雇用を確保する義務が生じた。しかし、定年の引き上げだけではなく、再雇用雇用延長でもよく、また、原則は希望者全員だが当面は一定の基準を設けてもいいため、雇用が不安定になる状況がある。(大学教授

派遣社員の受け入れ窓口は人事ではなく、購買部門だという現状もある。派遣労働者人件費ではなく、物件費として取り扱う企業もある。(大学教授

○ 中央と地方の格差は全然縮まっていかないというのが実感。(行政関係者)

○ 中央ではいざなぎ越え、史上最高益という言葉が並ぶが、地方にいるといったいどこの国の話だという感じでまったく実感がわかないのが現実。(行政関係者)

○ 地方の人はまじめに一生懸命働くが、自分たちが働いてつくった価値を自分たちのところに取り戻すことができず、中央に貢いでいるのが現実。(行政関係者)

○ 地方の中小企業経営者労働者利益を配分していないから賃金が安いのではなく、そもそも利益が地方にこないから賃金があがらないという構造になっている。(行政関係者)

○ 地方で働いても高い給料をもらえないからもらえる中央に出て行こうということで、若い層を中心に首都圏への移動が進んでいる。その結果地方は人口減少が進んでいる。(行政関係者)

○ 地方では医師不足も深刻化している。中央と地方の医療格差も問題。(行政関係者)

東京大阪で見たホームレスブルーシートが、地方でも見られるようになっているのが実態。(経営者団体関係者)

○ 格差という定義があいまい現実に格差はどこにあるのかという議論が不足している。(マスコミ関係者)

国民一人ひとりはかつても格差はあったと感じているが、今ほどひどい時代はないのではないかと感じている。(マスコミ関係者)

○ 地方の中小企業経営者は、ある意味では社会的責任を感じて健全性があるが、今の大企業株主だけに目を向けて、社会的な責任倫理観が欠如している。企業社会の安全網でなくなってきている。(マスコミ関係者)

○ 県内の雇用状況は非常によくない。有効求人倍率が0.44 から0.46 ぐらいを行ったり来たり。とりわけ若年者、20代の失業率が、全国平均の約2倍で仕事をいかにして確保していくかが問題になっている。ミスマッチということもある。高知ハローワークの事務職の40人の求人に対して女性の求職は2千人いるという状況もあり、解消を図っていく必要ある。中高年の再就職雇用対策も深刻な状況。(市長)

規制緩和郊外に大型店ができた影響で、市内の中心商店街も空き店舗率が3年ぶりに上昇し8%台に突入。来街者数も10年前に比べて驚くほどの激減となっている。さらに、エリア内での格差が出ていることの弊害のほうが、今非常に問題になってきており、中心商店街一人勝ちでいいのかというような議論になっている。(商店主)

○ 非常に若者雇用率が悪化は、後継者問題を生んでいる。働けるけど働かないという若者もいるのではないか。(商店主)

就職活動をして感じることは、やはり、新卒のうちに就職を決めておかないと大変だということを今実感している。(20 代求職者)

ジョブカフェで、若者就職支援として職業適正検査キャリアアップのための相談、能力アップのセミナーなど色々やっているが、せっかく入社しても半分以上が3年以内にやめられるという現状で、高知は全国平均より高い状況にある。(経営者協会)

雇用に関して今は売り手市場だと言われるが、県内にあっては全くそのような実感はない。(20代求職者)

○ 県内就職が厳しいから、各種の情報を自分で入手して県外へ出られるというケースが増えている。(経営者協会)

若者が都会へ出ていけば何か仕事があるようだということで、当県はこれから先、少子化の問題ではなくて、社会人口流出が急激に起こりそうな状況に既に入りつつある。(医療経営者

○ 県内の専門学校卒業生は1500人に対して県外から4万1000人の求人が来ており、人口流出は間違いなく始まっている。10年後を考えたときに中堅職員が全くいなくなるのではないか非常に危機感を持っている。(市長)

公共事業税金無駄使いだと揶揄されている中で、田舎建設会社を継続していくことがいいのか、凄い戸惑いを感じる。建設作業員は季節雇用が多く、身分は不安定。仕事があれば通年雇用としたいが、今の仕事量ではそれが出来ず、経営者として力のなさを感じる。仕事さえあれば、真面目に働く人は沢山いるのに仕事がないというのが現実。(経営者

パートタイマー解雇が大変多い。今現場正社員以外のパートタイマー含めて、何とか仕事が回っているというような状態なのに、パートタイマー会社財産というよりはどちらかというと物件費のような扱いで、削減の対象とされるなど大変不安定。同一価値労働・同一賃金と言われるが、パートという名称だけで正社員とほぼ同じ仕事をしている人もたくさんいる。また、午前と午後のパートを掛け持ちしても10万円位にしかならないというような方がたくさんいる。(労働委員会委員)

東京本社の中の数十名かも知れないが、地方の工場で働く従業員の顔も見ずに社長工場を閉鎖して首を切ろうという話があった。市場原理があると言いつつも本当に経営者としての品格道義的責任はないのか。1円でも多く儲かればいい、効率良く稼いだ社長が偉いというような国になっていくのか物凄く危険を感じる。(労働委員会委員)

 

http://www.jtuc-rengo.or.jp/campaign/shuukai/youbou01.pdf

anond:20070803010119

それは別に格差社会とは言わないが。

そんなこと言ったら金持ちから金を奪えば格差社会解消になってしまう。

現代における「飢え」

格差社会なんてそれこそ幻想だろ吾輩はひんぬーである。を読んで。

確かに戦後生まれである私は、生まれてこのかた食べ物に事欠いたことなどないし、おっぱいだけで女性を判断するようなこともない。

だけど、豊かなおっぱいを前にした時のあのもどかしい感じは…

モノの溢れた消費社会にあって現代人がほとんど体験することのなくなった、

まさに「飢え」としか呼びようのない感覚じゃね?

見るだけじゃ何も得られないし、それが自分の持ち物でないこともよく分かっているはずなのに、

そこから目を逸らすことは、とても損な行為のように思えてしまう。

例えば豊かなおっぱいを持った女性と向かい合っている時、

(チラ見)0.2秒×(多くても)5回=合計たった1秒!、だとしても

その谷間を少しでも記憶にとどめたいと思ってしまうんだよなあ。

女性には分からないだろうが、例えて言うなら

戦後まもない頃、たまたまレストランの前を通りかかった貧しい家族光景なんだよ。

子供が腹を空かせてるところに、身内が亡くなった時でも食欲を催してしまうような匂いが漂ってくる。

でもカネがない。

母親は「ウチにはそんなお金はありません!匂いだけで我慢しなさい!」て言う。

子供は泣く泣く匂いだけ嗅いで目を閉じ、

「母ちゃん、牛肉食ってるみたいだよ!いつかは本物を食べられるようになりたいな!」

あの頃の感覚なんだよ。

2007-08-02

格差社会なんてそれこそ幻想だろ

20代中盤の男だが

世の中がバブル景気だったころなんて小学校に入ったかどうかってころだし全然記憶に無い。

父は下っ端の地方公務員だったから年収もせいぜい400??500万円くらいだった。確か小さいころ見た記憶では月22万??30万。ボーナスが50??80万くらいだった気がする。ただ、毎日5時半くらいには家に帰ってきた。

母親はからだが悪くてパートにも出られなかった。医療費がかなりかかっていたようだけど、詳しくはわからない。

月の小遣いは小学校時代に300円、中学校でも1500円くらいだったが、犯罪ではない程度になんとかしていたので特に不満も無い。

常にバザーで買った服と、1000円丸刈りカットだったので、服のセンスと髪型のセンスはちょっとイマイチなまま育ったが、まあ大学4年くらいにはまあまあまともになった。

家賃3万3千円の家で親子3人暮らしていたが、特に不自由も不満も無い。というか、そんなもんだと思った。

ファミコンは買ってもらえなかったので友人の家でやった。

休みの日はよく図書館家族で行った。

俺が中学のときに、どこをどうやってひねり出したのか、田舎にだが新築マンションも買っていた。2300万円くらいの35年ローン。

節約上手な母だったと思う。

昨年、父の退職金で完済したらしい。勤続32年間だった。外勤だったので腰を悪くしたらしい。

酒も煙草ギャンブルもやらない物静かな父だった。

世帯年収500万円で、特に何の問題も無く一家3人で生活できていた。

小中高大と全て国公立に進んだから学費は多分それほどかかってないんだろうが、教育もしっかり受けさせてもらった

格差とか、生まれたときにすでに勝負がついてるとか、それこそ怠惰な生活を送っていたキリギリス言い訳だろ。

バブル時代の狂った好景気なんか持ち出すなよ。

ここ20年の日本のどこが不況なんだ。一度も食べ物に困ったことなどないぞ。

2007-07-31

事実誤認

格差は年収のばらつきを指しているわけではない。

格差社会って何だろう - 内田樹が犯した3つの誤認 -

メディアの論を徴する限りでは、

格差社会って何だろう (内田樹の研究室)

メディア(マスコミ)が言う格差の話である。あなたの話がどこの業界の話なのかは分からないが、少なくともマスコミは「格差=年収の差」といった話をしている。

「金さえあればとりあえずすべての問題は解決できる」ことに罪を着せても

格差社会って何だろう - 内田樹が犯した3つの誤認 -

「金さえあればとりあえずすべての問題は解決できる」という拝金主義イデオロギー

格差社会って何だろう (内田樹の研究室)

イデオロギー、つまり事実ではなく思想であり、「したい」という思想ではなく「できる」という思想が駄目だと言っている。今現在が「金さえあればとりあえずすべての問題は解決できる」社会だとは言っておらず、問題にしていない。問題にしているのは「金があってもすべての問題が解決できるわけではない」という前提の元、「できない」のに「できる」という間違った思想が広がっている事である。

能力(生産価値)とは

格差社会って何だろう - 内田樹が犯した3つの誤認 -

能力=生産価値ではない

ボクの労働が生み出すものの貨幣的価値が、キミの労働が生み出した生産物よりはるかに高い

エラソーな口調だが、言ってることはメチャクチャだな

増田はそれを「能力」と呼んでいる

彼らの遺伝子が優れているからだ

Re:

能力=遺伝子ではない

労働力が正当な対価に効率良く変換できないこと=格差

Re:

人間の能力≠労働力

市場が機能していないのは特殊な例でしょ。何らかの理由で独占が行われている事業、例えば国防お仕事とか

スゴイ決めつけですね

対人関係全般は市場が機能していないが、非常に一般的。

その格差が固定的で貧困層からなかなか抜け出せない

スゴイ決めつけですね

親が市場に出ていないから

労働は時間を消費することだけでは発生しえない」→「労働力が正当な価値を効率良く生産できない」→「労働力が正当な対価に効率良く変換できない

漁師は海と魚がなければ、価値を生み出せない」→「漁師は価値を生み出す労働力がない」→「漁師は価値を生み出す能力がない」

漁師は海と魚がなければ、価値を生み出せない」→「金さえあればとりあえず価値を生み出せると言う思想」→「価値を生み出せないのは金がないからだ」

一生懸命仕事していっぱいお金稼いでできるかぎり地位を高めて自分に見合った異性と結婚する、というのが「1」だとして、

仕事がなくてお金をもらえなくて地位もなくて異性と出会うことすらない、というのが「0」だとする。

で、いまの日本には「0.5」がない。

それが格差社会ってやつじゃないの?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん