はてなキーワード: 普通解雇とは
日本企業での解雇はアメリカやインドなどと異なりめちゃくちゃ規制されているためよほどのことが無い限り解雇にすることはできないんですね。なので日本企業の解雇の基本戦略は「社員から辞めてもらう」です。
解雇には普通解雇、整理解雇、懲戒解雇があります。パフォーマンスが悪いだとか病気になっただとかで働けない人を消すためのものが普通解雇です。これがいわゆる「クビ」というやつですね。次に整理解雇、これはいわゆる「リストラ」というやつです。英語だと「レイオフ」と呼ばれるものですね。そして「懲戒解雇」です。これは犯罪を犯したなど従業員がめちゃくちゃ悪いことをしたので即刻解雇したいし退職金も何も払いたくないという時に使われるやつです。
「お前クビな」だけでクビにできるアメリカとは違い日本で誰かをクビにすることはものすごく手間なんですね。かなり厳しい条件を満たさなければ解雇されることはほとんどありません。なので米国企業がレイオフをしたいな〜というような状況でもクビを切ることができず希望退職者を募ったりして自分から辞めることを推奨していくわけです。
自分から辞めさせるための芸術がいわゆる世界的に有名な「窓際部屋」または「追い出し部屋」です。これはあえて意味のある仕事を与えないことでキャリアの発展を阻害し(もちろん裁判になっても勝てるよう表面的にはキャリア破壊でないような名前を付ける)従業員を精神的に追い込んでいく方法です。給料は支払われますが給料が上がっていくことはないです。あなたのキャリアは終わっているのですから。
退職勧奨という名の普通解雇で直接上司から君、態度悪いから(チクチクミスをでっち上げられたりして遂に)クビになったよ。
で、月曜の朝礼で「残念ですが、・・・」で始まる俺の自己都合退職扱いの発表。
こういう会社には何度も労基法とかを挙げて注意したが、解雇予告通知書にしても
退職日当日に渡すとか言っていつの間にか退職証明書を出す約束(勿論自己都合扱いの)になってたとか言われる始末。
挙句に、退職後の仕事先やマナーについてありがたくもない訓示を就業後延々聞かされるこっちの身になってくれ。
どうもこの会社、というよりこの上司の常識というのは俺が今まで出逢ってきた一般常識的な物から乖離してるようだ。