2024-01-09

anond:20240108091650

人類は、有史以来、男女という2つの性別定型として社会を営んできた。

今の男女を定型とする社会設計を維持したまま非定型である性別違和を感じるマイノリティ社会包摂をするには、男とはなにか。女とはなにか。性別移行する必要がある人はどういう条件を持つ人か。という『トランスジェンダー』の定義必要になる。

だが、例えば視床下部ホルモン値を測定して判定できる客観的指標ではない自認主義を掲げてしまうと、トランスジェンダー定義は極めて困難だ。解釈によってはススキノ殺人事件被害者レイプ女装男も含まれる。ましてや、このTwitter問題発言の多いアコという人がトランスジェンダーでないとする説明にはかなり無理がある。

性同一性障害医者による診断という一定客観性が保たれるが、主流のトランス運動家は、性同一性障害という診断を受けた人、受けたい人への攻撃も行っており、性自認病気ではないという主張をしている。)


一方、今のLGBTQ思想が、性は自認で時系列で変遷するものなので今の社会の男女という二元論的な区分事態廃止しようという考えならば、二元論前提の性区分スペースの利用にこだわらず、誰でも使えるスペース等の拡充を求めるのが筋で、MtF女性トイレに入れないのは差別だという主張は成立しない。社会認識の変遷期に、旧来の二元論運用する社会システムと新しい考えの性自認主義運用する社会システムは併存するものだろうが、一方が一方の存在否定することは包摂ではない。

ただし、自分は従来の男女二元論社会システム否定は、女性差別を透明化すると危惧している。

定型的な生物学女性だけ、望む望まないにかかわらず、生まれつき妊娠出産授乳する機能を持っており、その能力は、物理的な腕力を持った生物学男性から搾取され差別正当化する理由として使われてきた。

産まないという選択をした女も、男と同じ労働時間労働量をやってみせても、生物学女性からという理由差別をされてきた。

女装しているから女言葉を使うから差別されてきたわけではない。

これが最後まで残る差別と言われる女性差別本質だ。

女性差別の緩和のため、いくつかのアフォーマティアクションが始まったのはつい最近のことだ。

自分は、クオータ制が導入された政策決定委員会女性枠がMtFで埋まる状態や、女性スポーツ奨学金や賞金の受賞者リストMtFで埋まる状態を望まない。

かつ、性犯罪被害者社会被害を訴えてもバッシングされまともに取り扱われない状況は今も続いているのに、性被害による妊娠リスクを抱える生物学女性専用のスペースが減らされる状態も望まない。

記事への反応 -
  • https://twitter.com/allyoun50260224/status/1743960101546041372 「避難所で女性スペースに入れなかったら、ナプキンを配られなかったら暴れる。刃物振り回しても権利主張するし刺し⚫️してやる。...

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      • 女性としての生活実績が長く、戸籍性別変更が認められるGIDが、職場の女性トイレを使うことは職場の女性社員の同意が取れれば問題はないと思う。 一方で、認めたくないと主張してい...

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