今日の夕方から仕事なので、もう既に正月感がどっか行ってる。悲しい。でも時給で働いてる身なので、休めばお賃金もないのだからしかたない。
年末にPOSAカード関係でちょっとした事件があった。その日は私は休日で、対応したのは女子フリーターアルバイトさんとDさんだった。ことの顛末は事件直後に出勤したというAさんから聞いた。
どんな事件だったのかというと、客がPOSAカードを1枚購入して店を出たが、すぐ戻って来て「カードが使えないから金を返せ」と捲し立てた、というものだ。
POSAカードはいかなる理由でも返品・返金ができないというルールだ。だから、対応した女子フリーターアルバイトさんはそのように説明して返金を断った。
だが、客は納得せずに追加で同じ種類のPOSAカードを二枚と他の種類のPOSAカードを二枚買って行き、また戻って来て「使えないじゃないか!」とキレ散らかした、とのこと。
で、対応に困った女子フリーターアルバイトさんとDさんはオーナーに電話をかけた。結果、客に2000円(客が最初に買ったカードの代金)を返金した。すると客は帰っていったという。
色々、不明な点が多い。まず、女子フリーターアルバイトさんの説明力が絶望的に無いという問題があり、女子フリーターアルバイトさんが話した事件の内容をAさんはいまいち理解出来なかったという。Aさんは頭の回転がすごく速い。そのAさんが聞き取れないレベルのお粗末な話しぶりだったのだから、事実とは大いに異なっている可能性がありまくる。
購入したはずのPOSAカードが使えない場合、店員のミスか詐欺、客側のミスか詐欺、あとは利用したサイトか店のレジの通信障害の可能性がある。
店員側のミスについては、単純にカードのスキャンし忘れなので、もう一度スキャンしてみればレジに登録され、支払うことで利用できる。まあ、この場合はレシートやレジの記録を見れば、スキャン漏れがあるなら一目瞭然だと思う。
店員側の詐欺については、品出し担当者がPOSAカードに偽のバーコードを貼って陳列した、というケースが考えられるけれど、その場合はバーコードがシール状になっていないか、見ればいい。
客側のミスは、POSAカードをアカウントに登録するときに番号を間違えて入力したとか、そもそも買うべきカードを間違えたとか。
客側の詐欺は、本当は登録出来ているのに登録出来なかったと店員を恫喝するというシンプルなものだったり、バーコードの上に偽のバーコード(これはこれで使える)を貼ったというものもあるだろう。
通信障害については、発生の数分後~数時間後には本部から各店舗に知らされる。通信障害の場合は、近隣の他店でも同様のことが起きている可能性が高い。
今回の場合、通信障害は起きていなかった。店員によるミスでもない(カードはちゃんとレジを通され支払い済みだとレジに記録が残っていたから)。店員による詐欺の可能性も低いと思う。0とは言い切れないけど、当店ではかなりやりづらいはずだ。POSAカードの置き場は監視カメラによく映るし、品出しの時間帯は昼間だからだ。レジで偽物とすり替えるのも、やれば監視カメラにばっちり写るはずだ。
あとは客のミスか詐欺。バーコードならばよく見れば見破れる。他の詐欺やミスならば、サイトのカード登録記録を見せてもらうという手があるけれど、個人情報なので拒否されたら店員にはなす術がない。
今回の事件で、客は一度店を出てから戻って来てクレームを着けてきた。だからちゃっかりカードを登録してから登録出来なかったと言いがかりをつけて来ているという可能性がなくはない。しかし、買って店頭ですぐスマホを出して店員の目の前でカードを登録する人なんかいやしないので、一度店を出て戻って来たから怪しいなんて言える訳がない。
今回の場合、女子フリーターアルバイトさんは客とどういうやり取りをしたのか、不明な所が多くて、スマホで登録記録を見せてくれと客に要求したかどうかも定かではない。まず、レジ情報をちゃんと見たのかもわからない。二、三週間ほど前に、私は女子フリーターアルバイトさんに偶々レジ情報の見かたを教えた。だが、女子フリーターアルバイトさんは「一度見たからもう大丈夫です」と口で言いつつ、説明しながらやって見せる私の手元をよく見ていなかったので、本当に覚えたのか怪しい。実はやり方を知っていたのに言わずに教えてもらうフリをしていたのか、横着者で常に人の説明をろくに聞かないし実践の手間をも省きたがる人間なのか、判然としない。
そんな訳なので、女子フリーターアルバイトさん自身が信頼できない語り手なので、真相究明もなにも事件当時の状況がわからないのだ。
客は計5枚ものPOSAカードを買ったというのに、たった2000円の返金で引き下がった。不思議だけれども、客が勘違い人でも本物の詐欺師でも、あり得なくはないようにも思える。たった2000円でも同じ手口で繰り返せばそれなりの儲けなのかもしれないし(そのために8000円も余分な出費してるけど)。
しばしば、自分のミスなのに店員のミスだと詰って来て、自分の主張が通るまでめちゃめちゃにゴネる人もいる。そういう人は、喚いてる最中で自らに非があることに気づくけど、引っ込みがつかなくなってしまい、案外お安い弁償金額でも文句言わずに引っ掴んで去って行く。
まあ、よくわからない事件だったけど、一アルバイトとしては自分が似たような事件にあたった場合、どういう対応をすればいいのかということを知りたい。オーナーに電話で相談するというのは、オーナーの傾聴力と理解力がバリ低いので、時間を食うだけで得るものがない。本部に電話するしかないのか?