2021-06-28

母親アニメの話をした話

4月実家の猫が16歳で亡くなり、火葬。それに合わせて4年前に脳梗塞でなくなった父の遺骨と一緒に納骨をした。

母が新調し、父の趣味だった車と愛猫を象った石像付の立派なお墓。今頃ネコチャンとよろしくやってることだろう。

 

で、納骨終わったあと実家で母と話していると最近スマホ動画を見るようになったという。

機械音痴で、父が倒れたあと毎週録画になっているのが夜中に起動して機械音を発するのに気付かずに

怖いと言っていた母とは思えない成長ぶりではないか。録画設定は私が消した。

そんな母が今ではGYAO!アニメを見ているというのだ。

 

しかし、そんな小さい画面でみないでほしい。目が悪くなってしまう。

アマゾンプライムデーが来たら、ちょっとお安くなったFire TV Stickプレゼントしなくては。家の大きなテレビで存分に見てくれ。

 

かくして先日のプライムデーブツを手に入れた。

年末Wi-Fi環境も整っている。スマホと一緒に契約すると安くなるからだそうだ。

気になる部分はあるがネット環境が整っていることに越したことはない。

 

Fire TV Stickアレクサと4K対応のものにした。いつアレクサが同居しても対応できるしテレビ4Kに買い替えても大丈夫だ。

Fire TV Stickはすごい、テレビに挿すだけで済んでしまう。

もう終わったん!?と母が驚くのも無理はない。

あの小さい四角いやつで、ネットに繋がり、見るためのアプリDLしているんだよと教えたが多分もう忘れているだろう。

 

各種設定を済ませ、ふだん見ているというGYAO!アプリDLする。

視聴履歴を同期させるか、とログイン画面にいくと「yahoo! ID」を求められる。

なるほど。

母がヤフーアカウントをとっている訳がない。

アプリを見せてもらい、ログイン画面にいくとやはりログインなどしていなかった。

話を聞くと、視聴履歴だかお気に入り登録だかで次の話が配信された場合はお知らせが来るらしい。

ログインすらしていないのにそこまで手厚くしてくれるのか。

ひとまず、同期は無理だが一度クリックした作品履歴に残るっぽいぞ、と最近見ていた作品検索クリックしていく。

 

GYAO!に入っててもアマプラには無いものがある、両方に入ってるものもある。

アマプラでも無料期間が終わると見れないものがある等を理解した母。

アプリから更新通知きたらテレビで見るようにしようね、など話す。

 

「これ見てる?」

「これは面白いからおすすめ

「これは分からなくなって見るのやめちゃった」「わかる3話で切ったわ」

聖女さまのやつみてる」「いいよな」

「今はうんてんがわらう?見てる」「曇天に笑うやな」

マーズレッドみてる、吸血鬼のやつ」「見てる見てる面白い

モリアーティのやつが好き、お兄ちゃんの目がよくてね」「わかる~(お母様素養があるわね)」

高校生異世界いくやつもみてる」「いっぱいある……」「7人で…」「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!?!?!???」

異世界にいくやつとかいっぱい見てる」「今の流行りなのでそういうの多いデスネ」

 

母親異世界の波に飲まれてるのめちゃくちゃ面白かった。

 

ドラゴン家を買う、蜘蛛ですがなにか?、スライム倒して300年~等直近のものから

面白かったと教えてくれた神霊狩など2007年のものまで、私より見ているのでは????というくらいアニメ漬けになっていた。

寝る前までスマホで見るし、これ見てると掃除するのももういっかってなっちゃうと言っていたのでテレビで見れるようにして本当によかった。これでながら見ができる。

そこまでと思ってなかった。

私が買っていたジャンプや花ゆめを読んでいたので、素養はあったんだと思う。

 

父が亡くなってから、ずっと母の無趣味心配していた。

趣味はあるけど、それはドライブ好きな父との旅行だった。

外に出るのが苦じゃなく、人付き合いも盛んだけど趣味といえるものはなかったので、

平和的な時間つぶしを見つけていてよかった。

You Tube等で、思想的なものにハマって取り返しがつかなくなってしまった話などを見ていたので、そういう心配をせずに済んでよかった。

GYAO!を薦めてくれた従姉妹のねえちゃんありがとう

難しい登録作業なしに存分に楽しませてくれていたGYAO!ありがとう

 

若作りをしている方ではあるが、60歳を超えてしまった母、文字にすると改めて威力がすごい。

その母とアニメの話でも盛り上がったのが本当に嬉しかった。

昔々聞いたのはキャンディ・キャンディタッチが好きだったこと。

アニメコナン見るし、テレビでやっていて目に付けば多分なんでも見たと思う。

父が生きていた頃は、チャンネルの主導権は父にあったのでそれに合わせていただろう母。

今は存分に楽しんでいるようで良かった。

母の作った夕飯を食べながら、オススメの「はめふら」を

ファンタジーお約束等、解説をしつつ4話まで一緒にみてから帰った。

 

 

 

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