2020-11-26

こういう時代個人的に好感が持てたのは寧ろ日立幸福度研究とかなんだよなあ

まず、幸福とはなんぞや?

という話から始めることになるわけだが

これはこれで正解がない問題に思える

ブコメには当然、

市民幸福義務です ZAP! ZAP!」

みたいな文字列が並ぶし、まあ、自分大喜利としてそう書きたくなる気持ちは山々なのだけど、

でも、俺はこういう科学的な探求はすごくいいと思うんだよなあ

最近多いパターンなら、ものすごい短絡に、

幸福=〜です!

みたいに、できっこないのに結論から入ってくる

そこからスピリチュアルな話を展開するとか、微妙論文を持ってきて、さも科学的な話に見せかける

ライフハック!って感じであるw(これもゴミみたいな用語になってしまったよなあ

でも、日立幸福度の研究はそういうものではないように思っている

例えば、社内で人の移動する量が多いほど幸福感が高まるのではないか、という仮説が出てくる

ここで短絡にこれを結論にしてはならない

移動するほど幸福なら、キャノンの座らせない工場とか滅茶苦茶社員幸福ということになる

個人的に考えても、そうなるようには思えない

ただ、社員が社内を移動した量、というパラメータは当たり前だが計測しなければ見えない数字

(計測するためには会社セキュリティカードデータBluetoothのビーコンを持たせて位置推定をするのもありだと思う)

計測しないで、地頭だのコミュニケーション能力だの言い始め、こうすべき、という結論を持ってくる

科学検証をしたの?という話である

疑似相関だろうが因果関係不明だろうが、まず仮説にはたどり着かなければならない

仮説を立てるためにはデータ必要

幸福とはなんぞや?という正解があるんだかないんだか分からんテーマに、

まずはデータを取る、というアプローチを取った点で、

日立のこの研究はまったく間違ってない、科学考察として非常に正しい展開だ

データも取らんで、なんとなくこうなんじゃないの?で語るのが寧ろダニング=クルーガー的だろう

ただ、データから短絡に疑似相関を正解にしたりするなら、本当にディストピアであって、

ブコメに書かれているような皮肉対象としては適切なんだと思う

自分ブコメに自信を持ってそう書くだろう(https://www.youtube.com/watch?v=bK95lWHl7js

そういえば、部下を上司の相性で決めていい、みたいな話が増田に前にあった気もするが、

自分なりに科学的に考えるなら、そんなもん、何の実験検証もしてないのに分からん、としか言いようがない

勝手結論付けるな

これも、相性とはなんぞや?という話になってぼやけてしまうが、

自分なりに考えるなら、とりあえず相性はなんとなくでもいい、10点満点中何点というアンケートでもいい

いや、本当は良くないが、相性と会社業務遂行能力が比例するのかの問題を優先したいので、敢えてそうするわけだ

会社の多くの中間管理職に協力してもらい、相性の数値データを取る

それと何らかの業務遂行を測るデータを照らし合わせる

そういう蓄積をせめて数年やってから上司は部下を相性でセレクトしていい、というならまだ理解できる

それから人同士の関係というならグラフ理論にも持っていきやすいのではないだろうか

Googleなどの検索エンジンページランクみたいなものである

人間関係ソーシャルグラフみたいな表現方法もあったはずだ

有向無向グラフ、隠れマルコフなど色々な数学的要素が頭に浮かびやす

行列計算に持ち込むことができる

会社幸福度とは?

上司と部下の相性と業務遂行能力は比例するのか?

といった曖昧問題曖昧なまま語るのではなく、

そこからデータを集め、

データから仮説を立て、行列計算などに落とし込み、

その仮説を検証するためにまた調査し…、

という繰り返しもないのに、

寧ろ、そういう努力を怠って、科学的な話もヒューマンな話も安易結論を語るなよwなんか最近の世の中病んでるよなあ…

そんなことを思いながら、朝から炒飯を食べてしまった

痩せないとなあ

痩せるめにも計測、仮説、実験検証だよなあ

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