2020-07-29

性教育の不十分さ

平成ギリ一桁生まれ増田です。

保険の授業はあった。女子だけ集められたかは忘れたけど、生理用品メーカーの人が話しにきてナプキンの入った袋を渡された記憶があるからあったんだと思う。あと出産ビデオマイルド版を見せられた。セックスの話はあったけど、「子供を作る素晴らしい行為、これは自然なことでみなさんも大きくなったらするようになります」って感じだった。これが小学生の頃。

小学四年生くらいかインターネットに触れるようになり、一瞬で耳年増になった。でも正直「セックス」と「妊娠」は頭の中で結びついてはなかった。ネットに溢れるエロGIFは大半が生・中出しだった。「子供を作る素晴らしい行為」感はなかったので、保健で習った「性交」とネットで見る「セックス」は違うもののように思えた。

コンドームというもの存在を知った、そのあと用途を知った。「精液を防ぐ」ものだとはわかったけれど、実感として「避妊」という意識はなかった。エロもの。変な雑貨屋で売ってるものコンビニの隅っこで売ってるもの。そんな感覚だった。

中学では自慰の話とコンドームの話があった気がする。装着時は先端をつまんで…みたいな話ってここで聞いたんだっけな?あんまり覚えてない。

ピルや緊急避妊ピル(アフターピル)への偏見、あるいは過信というのは性教育が充実していないことから来ていると思う。2001年に『思春期のためのラブ&ボディbook』という、避妊方法などを思春期の子供に向けてわかりやすイラスト写真で示したパンフレット作成されたのだが、「フリーセックス助長」「性の低年齢化」「ジェンダーフリー思想を後押しする」「命を育むという神秘的な側面を無視している」等の声が上がり、「性交奨励本」とまで呼ばれて回収になった。

しかし、情報を隠せば子供セックスについて興味を持たないというわけではない。当時の私のように、耳年増になる子供なんていうのは今の方がずっと多いだろう。偏った情報のみを得た子供実践する相手を得るなんてことはいくらでも起こりうる。または、その知識のまま成長するということも。

アフターピルというのは、一般に大変副作用が重いとされている。1日から2日、人によってはそれ以上、吐き気や倦怠感などが続く。にもかかわらず、決して100%避妊できるというわけではない。悪用というのはアクセスをむやみに制限することではなく、デメリットメリットを公平に詳しく教えることによって防げる面も多いのではないだろうか。

「男に強要されたらどうするんだ」というのは、私にはアフターピル云々以前の問題であると感じる。アフターピルがあるから悪いのではない。たとえ長期のパートナー同士であろうと、俗に言うワンナイトであろうと、性的サービス提供者であろうと、yes/noをはっきり言う・言えること、合意をとることの大切さというのは、少なくとも私は学校では習っていない。

  • 性教育以前に女性はしおらしく・おとなしくみたいな教育がなくなれば NOといえる女性が増えると思うのでおのずと望まない妊娠も減るんじゃないかな 性犯罪者に関しては人間じゃない...

    • それも一理ある。「嫌よ嫌よも好きのうち」とかも、愚直に信じてる人がいるよね。ただ、しおらしくおとなしい女性であってもyes/noをはっきり言えるようにするのも大事なのかなとも...

    • 毒親の問題だと思う

  • この増田の会話でとても不思議に思うのは、登場人物が「学校」と「私」しかいないこと。 普通に生きていたら「同性の友達」「異性の友達」、まあ状況によっては「親」「親戚」なん...

    • 元増田だけど、友達や知り合いと避妊等について話すようになったのはつい最近のことかな。普通は早いうちに友達と性的な知識について話すもの?もちろん下ネタとか猥談の類はある...

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