2018-12-17

コネの力について。時給10000円、年25回の無料国内旅行というお仕事

私の話ではない。

いわゆる上級官僚天下り先の仕事の一例として、たまたま知ったことだ。

また、コネの力と言っても「コネの力でイージーモード人生を手に入れた」ではなく「コネの力があると人生イージーモードにできる」が近い。

誰かから得た力ではなく、自分が持っている必要がある。

某切り込み隊長が「コネってのを誰からに気に入られると人生イージーモードになる仕組みである勘違いしている輩が多い」と言っていたが、その意味が飲み込めた。

しかし、やはりモヤッとしたもの払拭しきれないので吐き出させてもらいたい。

特定を避けるため適当にぼかすが、具体的にはこうだ。

天下りを受け入れる会社ビジネス一例

とある公共財産を社会的に役立つ形で活用したビジネスをしている会社がある。ちなみに創業者は元官僚とかではない。賢い人っているものだ。

さて、腐っている公共財産が役に立ち、税外収入を産むとなると基本的自治体も断る理由はないのだが、下記のような問題がある


飛び込み営業が例えば県の部長クラスに「いい話があるんですよ!」で会ってもらえるか。

また「あの話どうなりました?滞ってないですよね?」なんて話ができるか。答えはNO(らしい)

「だれの損にもならず」「理屈としては誰が話しても推進する話」なのだが、まず話の場を設ける、それを継続的に設けるためにコネの力が必要だということだ。

そこで知人の登場である。彼は全国の地方公務員に知己がいる。というより多くは元部下、または元部下の部下だ。

そりゃ話聞くよね。

官僚天下りってなんのために受け入れてるんだよ、て、これだよ。なるほどね。


時給10000円のお仕事

さて、時給10000円のお仕事の内約はこうだ。

およその労働時間は1500時間(話から推定)程度なので年収は1500万ほどになる。

ちなみに彼の退官前の官僚ランクからすると天下り先の給与はやや高めらしい。

年180日ほど、1日8時間都内一等地オフィス

全国のプロジェクト進捗を確認する。

滞ってる、または新しい開拓先があればそこに務める知人をリストアップ県内行事などを確認した上でアポを取る。

出張の日程、経費は完全に裁量があるらしい。

年50日ほど、1日2時間出張

知人に会い、発破をかける。ついでに部下を紹介してもらいコネを広げる

残り時間観光旅行

もともとあまり旅行好きではなかった彼だが、1年で航空会社上級会員になったと言っていた。コストゼロ、全て経費だ。

別の知人が沖縄往復修行していたのとはエラいいである。

今度一緒に釣りに行く際、ラウンジに入れて貰う予定だ。


これでいいのだ?

いかがだったろう。

「誰が考えても良い話」を「行政の非効率に対して継続的に働きかけることで通せる」のがコネの力の一旦だ。

まさに、彼に類似した人間しかできないことだ。人材有効活用適材適所である

いや、それってなにかどこかおかしいんだけど。

同時にこの類のコネが全く通用しない人間社会って、ちょっと想像できない。

  • 夢があるようなないような話だな

  • 誰か、ネコの力ってタイトルでパロ増田書いてほしいわ

    • 労働史で経営者にやとわれたヤクザが段ボールに猫を入れて労働者の家に宅配する小説ね

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