2018-09-24

自転車の正しいムーブって自動車教習所で教えているんだろうか

趣味と通学でほぼ毎日自転車に乗っています


最近は横暴な自転車に対する風当たりも強いし、生真面目な性格なのもあって、わたしはなるべく道交法や市の道路交通規則を守るように意識しています

ただ、ちゃんとしたルールがまぁ一般にことごとく浸透してなかったり、守らない人が多数派になっているのが現状で、法律上正しい運転をしていると却って危ない目にあったりすることも多いです。

なので法律上正しい動きをしている「まともな自転車の動き」の中でも、特に知られていなさそうなことをざっくりとまとめてみました。


少しでも多くのドライバーさんが「そういう動きをする自転車がいる(本当はそれが多数派になるべきなのでしょうが…)」ということを気にかけてもらえたらと願っています

※「信号を守る」とか「一時停止で止まる」とか見て当然、当たり前に分かるのようなものは省きます

まともな自転車信号のない横断歩道で止まることがある

信号のない横断歩道についての停車条件は自動車と同じで、明らかに人がいない限りは減速しますし、横断しようとする人がいる場合は停止します。

わたしはふだん車道の左端を走っているので、自転車が変なところで急に止まったと思ってクラクション鳴らしながら右脇を追い抜いていく車が多いですが、

安心して渡ろうとした歩行者接触する可能性がありますし、そもそも横断歩道前で停止している車両自転車含む)を抜く際は一時停止する必要があります

まともな自転車二段階右折をする

これはちょくちょくネットでも話題になっているのでご存知の方も多いと思います

二段階右折するような自転車乗りは大体ちゃんと手信号を出すので、右折指示を出していたら「渡った先で止まるんだな」くらいで考えてもらえば大丈夫だと思います

よく危険を感じるのは丁字路で「丁」の横線部から縦線部に曲がるときでしょうか。

十字路と違って待機時に退避する先がないので、後続車両との間隔と速度、手信号理解していそうかを加味して、危険そうであれば丁字路に入る前くらいから十分に時間をかけて減速するようにしています

また、道路の左端は信号待ちの間に自動車をすり抜けで追い抜こうとするバイクに突っ込んでくる場所でもあります

(実際に何度か突っ込まれかけた)

まともな自転車自転車横断帯を渡るため、直進でも左に曲がるケースがある

個人的には悪法だと思うものその1。

横断歩道とよく一緒に設置されている自転車横断帯が交差点付近にある場合は、そこを通るようにして交差点を直進します。

大概の自転車横断帯は少し交差点を曲がった部分に設置されているので、自動車から見れば「自転車が一瞬左に曲がったかと思ったら急に道路を横断しだした」ように見える動きになります

わたし自身左折する際は左折の手信号を出すようにして、なるべく直進なのか左折なのかを区別できるようにはしていますが、それでも自分が(横断帯に向かうため)左折しているところを後続の自動車交差点内で追い越そうとしてきて、横断時に横から接触されたことが何度かあります

そしていずれのドライバーの方も、「左折だと思っていて、急に直進するとは思わなかった」と仰っていました。

まともな自転車は一番左の通行帯(レーン)が左折専用でも直進する

自転車原則として最も左端のレーンを走る規定があり、レーンごとの進行表示(左折、直進など)の影響を受けません。

そのため、左折する場合、直進する場合、(二段階)右折のために直進する場合、すべて左端のレーンを走ります

組み合わさると厄介なのが、歩道橋のある大型交差点に見られる「左折のみ信号なし交差点」や、赤信号左折青矢印です。

自転車が走っている左端のレーンはおおむね自動車左折レーンであることが多く、「直進したいが赤信号に従って停止する自転車」と「停止せずそのまま交差点左折したい自動車」が同じレーンに同時に存在することになります

わたしはなるべく路肩に寄って、後続の左折車が通れるスペースを空けるようにして停車しますが、そもそも自転車が停止することを予期していない自動車も多く、クラクションを鳴らされたり、怒ったように急加速していくのをよく見かけます

まともな自転車交差点歩道信号に従うケースがある

個人的には悪法だと思うものその2。

車道を走っている自転車基本的には車道信号に従いますが、歩道に設置された信号に「歩行者自転車専用」の表示があるときだけ歩道のほうの信号に従います

歩車分離信号だったり、歩道車道の青→赤のタイムラグが大きいと、こちらも交差点で停止する自転車と、交差点を通過したい自動車の衝突するリスクがあります

ただ、このルールはそれだけではなく「歩行者自転車専用」の表示が見にくいという致命的な欠陥があります

多くの交差点歩行者信号交差点の奥まったところに配置されていて、見通しの悪い交差点は停止線近くまで来てはじめて「歩行者自転車専用」の表示が見えるようなケース、交差点の手前側角の街路樹で表示が死角になるケースなども頻繁にありますし、そもそも夜間はほぼ見えないことも多いです。

そのため普段走りなれている道ならともかく、知らない道では青信号であっても交差点手前で減速せざるを得ませんし、そのうえで停止することもあります

最後

代表的な「自転車の分かりにくい/ドライバー勘違いされやすそうな動き」を紹介してみました。

ただ、だからといって「ドライバーは全員自転車に気を遣え」というつもりは毛頭ありません。

こういったイレギュラー判断も正確に迅速に行えるような自動運転が普及してくれるのが一番の理想ではありますが、さすがにそれが実現するのはまだまだ先の話として、どちらかというと、正しい動きをする自転車乗りが増え、自然ドライバーがそれを目にして、「自転車はああいう動きをするのだな」と普通に判断できるようになるのが順序としては正しいのでしょう。

(今の多くの自転車乗りの現状からすると、なかなか難しそう…)

  • 私は10年ほどの間、クロスバイク→ロードバイクと自転車を愛好していました。 自動車との共存というのは自転車乗りにとって頭を悩ませるところです。 私自身は、 自転車の権利...

    • 遡ってたら見つけたの anond:20210110234514 そうなんだよな…そもそも都市部だとほんとに走る場所ないんだよね 今の設計のまま都が自転車推進政策やるとして、人とドライバーにだけ呼びか...

  • 自動車と自転車は狭い道に入ってこないでほしい 自然公園の入り口にある減速用の車止めみたいなのを狭い道路のすべてに設置してほしい

  • 突風や小石で倒れそうな自転車の横を追い抜くのは非常に怖いので、まともな自転車乗りは交通量の多い道路の車道を走らないでくれ。

  • 自転車横断帯も歩行者自転車専用信号も撤去されたよね と思ったら3年前の増田だった

  • 自転車は原則として最も左端のレーンを走る規定があり、レーンごとの進行表示(左折、直進など)の影響を受けません。 そのため、左折する場合、直進する場合、(二段階)右折...

  • あなたは自分が正しいルールを守っているから、ドライバーが悪いと一方的に判断していないだろうか。ドライバーとのコミニュケーションが取れていないから危険な目に遭っているよ...

  • 警察署で講習受けて免許発行してもらえるよ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん