2018-05-04

私は社会不適合者だから結婚できなきゃ死ぬと思ってた

今時結婚ってしてもしなくてもいい風潮だけど、私に限っては結婚して世界がめちゃくちゃ変わったので、そっと吐き出していく。

元々、社会での生きづらさはやばかった。

学生時代は苛められるか無視されるかの安定ぼっち、うんと好意的な人が多いときには面白がってもらえたけど、でも自分が喋ると周りの空気が止まる感じはずっとあった。

皆が笑うタイミングで笑えないし、まともな受け答えも未だにわからん。

幸い勉強は人並みにできたし、まあヤンキーからは程遠いまじめちゃんなので、割と堅いところに就職できた。

それから孤独が本当つらかった。

家族の中でもちょっと浮いてはいたけど、一応家族として寛げる空間はあった。

社会人になって一人暮らしすると、もうなんていうか、コミュニティの中で浮いてるのを自分で受け止めるしかない。

やらかして、周りが優しくアハハーと笑ってくれても、でもも自分の中では羞恥と後悔でうわあああってなって、帰ってきたら真っ暗な部屋。

どこに出かけても、ちょっと薄笑いを浮かべて見られているような感覚

それを笑い飛ばせない孤独

早めに家庭を持たなきゃ死ぬと思った。

というか、ぶっちゃけ30までに結婚できなかったら本気で死のうと思ってた。

増田23歳の春のことである

なおここに至るまで鉄壁喪女

そこからはもう必死婚活した。

当時はまだ婚活って言葉一般的じゃなかったけど、お見合いパーティーとか知人の紹介とか出会い系サイトとか使いまくった。

合コンもしたけど、浮きすぎて引き立て役にしかならなくて、集団の中で自分を魅力的に見せる能力がないことに気がついたので、途中からは一対一で話せるものだけに絞った。

それでも全然成果でなくて、親や周りからはい結婚すんの?従姉妹のなんとかちゃんもう子供いるのよ?ていうか彼氏くらいつくりなさいよアハハーみたいな脳天気えぐりプレッシャーを浴びつつ、なんかもう半泣きで婚活した。

で、30で初めて付き合った相手結婚した。

7年に及ぶ婚活で、相手は唯一私と付き合うことにOKをくれた男性だった。

付き合うことになってからは非常に速やかに結婚することになって、今は子供もいる。

結婚してから、周りの扱いがすごくかわった。

なんていうか、今までの珍獣いから、人間扱いに変わったとでも言えばいいのか。

配偶者がいて子育て中で働いてる、ただこれだけの属性で、すごくまともな人扱いをされるようになった。

何かと見下し発言の多かった先輩は接触してこなくなったし、彼氏自慢の電話がしつこかった同級生音信不通になった。

でもって、なんかちゃんとした扱いをしてもらえるようになった。

いや、これは私の勘違い思い込みなのかもしれないけど、例えば駅でぶつかられても、舌打ちじゃなくてスミマセン、とちゃんと言われたり、お店でお会計の間違いを指摘してもため息をつかれなくなった。

職場飲み会モテない変人として槍玉に挙げられることもなくなったし、同僚は子育て情報を教えてくれる。

なんか、なんかほんと、世界が優しくなった気がする。

私はそういう社会にいるのだと思う。

既婚で子供がいて、真面目に働いている、という属性は分かりやす評価される世界

その世界で、独身でもいい、一人で気高く生きていけるという潔さは、私の中のどこにもなかった。

結果論だけど、結婚できて本当に良かったと今も思う。

夫に、どうして付き合ってくれたのか聞いてみたことがある。

コミュ障丸出しなのに、必死すぎてなんか放っておけなかった、ということだった。

そういう理由結婚できることもある。

とりあえず、死なずに済んで、今こうして生きていられて幸せだ。

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