「レンジで字が消える!」というYouTube動画を真似した息子がノートを黒焦げにした話
http://blog.jnito.com/entry/2016/10/26/113920
この記事のブコメが盛り上がっているようだ。「考えさせられる」程度のコメントが多いが、「配信者が悪い」「YouTube側で対応すべき」「電機メーカーが対応すべき」「親の指導の問題」といった意見もコメントされている。
そもそもYouTubeは、利用規約を見れば分かる通り、小学生が見ることを意図していない。
お客様は、お客様が20歳以上の成人であること、又は法的に効力のある親若しくは後見人の同意を有すること、並びに本サービス条件に定める条項、条件、義務、確約、表明及び保証を締結し、本サービス条件に従い、これを遵守する完全な資格及び能力を有することを確認します。いずれの場合も、本サービスは13歳未満の子供による利用を意図していません。あなたが13歳未満の場合、YouTubeウェブサイトを利用しないで下さい。あなたに、より適しているサイトが他にも沢山あります。あなたにそのサイトが適しているか、ご両親に相談してください。
よって、YouTubeと配信者に対応を求めるのはお門違いだ。
「規約なんて関係ない、配信者は小学生が見ていると分かっているだろう」などと言い始めたらキリがない。YouTubeや配信者だって「こっそり見ているなんて関係ない、小学生の教育に良い動画ばかりではないと分かっているだろう」と言う権利はあるはずだ。
電子レンジだって、大抵のものには、取扱説明書に「子供だけで使わせないこと」といった注意書きがあるはずだ。
このブログ主の対応は、当該動画への恨みがにじみ出てはいるものの、少なくとも、声高にブログ主を批判しているブコメが滑稽に見える程度にはしっかりとした対応に思える。
そこまで出来るのであれば、利用規約についてもぜひお子さんと一緒に読んでみてほしい。
ちなみに、YouTubeは前述のように固い利用規約を用意しつつも、もっと分かりやすいガイドラインも制定しているようだ。
https://www.youtube.com/yt/policyandsafety/ja/communityguidelines.html
https://support.google.com/youtube/answer/2801964
他者、特に子どもに対して大けがにつながる危険性のある行為を促すような動画を投稿しないでください。
問題行動を促す可能性のある動画について、行動を起こすのは動画に問題があるのではなく見る側に問題があるのだという考えもありますが、YouTube では、暴力の扇動、深刻な身体的危害あるいは死亡の恐れがある危険な行為や違法な行為を誘発することを意図したコンテンツを許可していません。
爆弾の作成手順、失神ゲーム、覚せい剤の使用、深刻なけがを起こしうる行為などの有害で不法な行為を助長すると思われる動画です。危険な行為を描画している動画でも、教育、ドキュメンタリー、科学、芸術(EDSA)が主な目的であり、過激な映像でなければ許可されます。
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