2015-08-21

佐野研二郎さんの東京オリンピックエンブレムの件、議論の整理

ちなみに私は佐野さんとは全く関わりがないし、デザイナーでもない。

さん付けしてるのは全然知らない人なので、最低限の礼儀です。

オリンピックエンブレムは何のためのものか、あるいは制作者は何のためにオリンピックエンブレムデザインするのか

前者に関して、たぶん明確な要件などなくて、そこをクリアに明文化するだけでも正直相当骨がおれる作業だと思うのでパス。誰か書いてくれ。

後者に関して、基本的にこういうほとんど金のでない仕事自分のためにやるものだ。

仕事としての意味よりも作品としての意味合いの方が大きい。

作品として」というのは、デザイン歴史に対する作業だ、ということだ。

現在視点から歴史を丁寧に編んで、なんらかの判断を加えたものを形にしたのが作品だ。

なのでデザイン歴史を知らないやつが文句を言っても意味がないし、

未だ言語化されていない違和感感覚して指摘する訓練を積んでいないやつが文句を言っても意味がない。

グラフィックデザインとしてのポテンシャルや位置づけに関する議論審査委員会である程度尽くされているはずだ。

一般的に、プロ素人が考えるようなことは大抵全部考えてきてるので、おとなしくプロに任せよう。

長くなったのでこの上に書いてあることを要約すると、この件に関して素人趣味判断には価値がない。

ベルギーの件

あれは当たり屋みたいなものなので、気にするだけで無駄な気がする。

商標登録もしてなかったみたいだし、土俵にすらのっていない。

仕事自体エンブレムと比べ物にならないくらい雑。

サントリーは残念だけどエンブレムとは無関係

これはアートディレクターとしては監督不行き届きでアウトだけど、今回のロゴとは全く無関係の話。

だいたいデザイナーが外から素材をパクったかどうかなんて(誰が考えたって当然ダメなので)アートディレクター確認しないし、暇じゃないんだから現実的にできないだろう。

実作業してたデザイナーNDA結んでクビにして、再発しないように仕事環境改善するしかない気がする。

アートディレクターという職位について

なんか文句言っている人多いけど、正直ないと回らないと思う。

別に日本特殊制度というわけではなく、効率的なので一般的に取られる分業体制の一つ。

Pinterestの退会とか

これも無関係

事務所対応企業として不味すぎただけで、別にエンブレムとは関係ない。

税金を使っているけれど

これは余談だけど、国の仕事報酬は指名される人クラス標準的報酬からすると大概ゴミみたいな額で、基本的には受けた側はだいたい損してやっている。

そして国から指名されるような人たちは文句言ってるやつらの社会サービスのために税金を大量に払っている側だ。

ちなみに今回の公募に関して「評価」が報酬だというかもしれないが、応募資格は世の99%のデザイナーパスできないものなので、応募できる人はすでにめちゃくちゃ評価されている。

国民税金を使っているから、俺たちにも文句言う権利があるみたいなやつは1円やるから黙れ。

というわけで、

基本的にはそのままでなにが問題なの?まだ文句言ってるやつバカじゃん?という意見です。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん