2015-06-23

映画感想は各人の自由だろうよ、という話

http://oriaso.seesaa.net/article/421134088.html

これ読んだ感想ね。

劇場版ラブライブ!』はなぜ失敗作なのか、と言われても、それは彼の感性に合わなかったから、本人の弁を引用するなら「根本的なセンスの違いだからどうしようもない」のでは。

順を追って述べていくけれども、結局のところ今からの話は、俺はこうだった、というだけで、他の人がどう感じて、どう過ごして来たかは全くもって別の話になる。

まず「雑誌連載時代」について、そもそもその言葉はなんなのかツッコミたいのはおさえるとして、確かにラブライブ!の始まりは読者参加企画だけれども、G'sにハガキを出しているラブライ部員がどれだけいるかは分かったものではないし、ハガキを出したファンとて「キャラクター実在するかのように扱っている」という訳ではない。

あくまで読者参加企画として、そういう体裁を守っているに過ぎず、「彼女らの人生を共有できると信じる真摯姿勢」というのは古参ファンを神聖化したいがための彼の勝手思い込みしかない。

しかしそれでも誌面やドラマパート、そしてPVの中から『本物のμ's』とも言える何かを自分たちの中に確かに抱えていたし、現実のお渡し会やライブを通して『μ's』と『μ'sの中の人』という二種類の存在を受け入れていた。

そしてアニメ第一期。

彼の考えがはっきりと自分とは違うと思うところとして、俺はアニメ第一期を良いものだったとは思っていない。

地上波アニメとして動きまわっている彼女らは、第一期のころから薄っぺらいニセモノであったと思う。『アニメ版μ's』は自分の中に居る『本物のμ's』とは違う。

例えばμ'sの名付け方だったり、あまりにも雑に加入する希だったり、そして彼の言うTV版第一期最終話の展開も、何か違うものを感じながら見ていた。

それは自分の中では、1クールアニメとしてまとめる上で仕方のない犠牲だったのだと納得している。

現にアニメを見てファンになったというラブライバーが多くいるのだからアニメスタッフは間違っていないのだろう。

アニメ第二期についてはかなり割愛するが、第一期よりも好きだ。それは『二期のμ's』が『本物のμ's』に近いと感じているからに他ならない。

俺の『本物のμ's』は脳天気で、平和で、廃校を口実にバカ騒ぎをしたいだけの集団で、『二期のμ's』はその姿を見せてくれた。

から俺は第二期が好きで、その上で、ストーリーをまとめるために穂乃果を中心に据えてしまうことはやはり仕方がないのだと思っている。

ようやく劇場版ラブライブ!の話に入る。彼が劇場版をあまり深く見ていないのではないかと思うポイントは幾つもあるのをさておいて。

結局穂乃果の物語に終始してしまったのは否めないが、しかし、9人それぞれの心象を描けていないというのは、受け取る側が力不足だと言わざるを得ない。

はぐれた穂乃果を大声で叱る海未が、部室で絵里と同時に声を上げる真姫が、ドームライブを誰よりも喜びつつ解散すると言い張るにこが、彼女らが心ないマシーンだと思えるのなら、それこそ彼女らを人間として思っていないのではないか。

花陽が米キチにされていることを始めとした、「キャラクターとしてのデフォルメが強すぎる」というのはその通りだと思うが、高々2時間もない劇場版で、高々1クールずつしかない地上波アニメ版で、9人それぞれに見せ場を作るには必要な事だ。これも納得するしかない部分のひとつだ。

そもそもうちの花陽は引っ込み思案なのだ。ふてくされる海未のためにいつのまにかカップケーキを買ってきてくれるような優しい子なのだアイドルや米を語るときぐらい大声で饒舌になってくれないと、ただの背景になるしかない子なのだ。うちの花陽を彼の主張の補強材にしないでいただきたい。

劇場版ラブライブ!物語性については優れた作品とは言い辛いかもしれない。

しかし俺はそれをアニメ第一期のころから感じているし、そこを納得づくで劇場版を素晴らしい作品だと思っている。

ここがアニメラブライブ!区切りであり、ラブライブ!として新たなプロジェクトスタートラインなのだと、2時間かけて丁寧に描いてくれた劇場版ラブライブ!は素晴らしい。

この感想自分だけのものだと思うし、他の人がどう感じたところで、俺の感想が変わることはない。

俺と逆に「一期までは面白かったが、二期と劇場版はクソだ」と言う人がいてもいい。

ただ、「劇場版は間違っている」と言わんばかりの感想はやめてほしい。

これでは作品の途中から彼に嫌われてしまった『アニメのμ's』が可哀想だし、彼女らを描くことに心血を注ぐあまりアニメライブパート演出を降りた某氏に対して失礼だ。

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    己が感情を批評や考察って言葉で包んで「総意」として語るのがオタクの本質的行為だからね。 失礼だろうが嫌うし攻撃するし憎む、それこそが古くからのオタクの「消費」なの、感情...

  • http://anond.hatelabo.jp/20150623210716

    >映画の感想は各人の自由だろうよ、という話 >ただ、「劇場版は間違っている」と言わんばかりの感想はやめてほしい。 気持ちは伝わったけれども

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