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http://anond.hatelabo.jp/20150419202131

要は、「普通の人」が働き続けられる労務契約の下

だから「普通の人」ってのを定義してって。

働く人間を使い潰すような制度設計

ってのは「使い潰す」ってのも厳密に定義してよ。

もしくは「使い潰すような制度設計をした」というのを客観的に判断ができる判断基準を教えて。

元記事で書いている定義において「自分の意思」で決定をして働いている人ばかりならば、そこはブラックじゃないの？

（「自分で決めているように仕向けられている」というようなのは元記事で書いている通り、それ自体を証明できないので、あくまで本人が「自分の意思で決めている」という状態において）

もしくはブラックな状態でも「使い潰れ」る人が出なかったらブラックじゃないの？

「使い潰す」ってのは被雇用者側が「潰れる」ってこと。

ということは「その人がその環境に対応ができる能力（要領がいい、体力がある）がある」場合には、「潰れない」。

としたら企業側は故意であるか否かの証明がされない限り、「まともである」と思っている可能性もある。

たとしたら、その企業は「真面目」にやっているわけで「ブラック」はない。

刑法のように「○○をしているからブラック」であると厳密なルールによって企業をブラックと認定するのと同時に、「当該労働者が長時間、困難な作業を行うことが可能な能力を持っていて、自ら働きたくても、法定時間以上働いた場合には、被雇用者側もブラック被雇用者として処罰を受ける」ということをしなければならないんじゃないか？と思うんですよ。

企業側だけ「ブラック企業」って言われて処罰を受けるのに、自ら受け入れてブラック従業員（？）になる人に処罰がないのはおかしいよ。

仮に、従業員側の自ら長時間労働をする人の理由が「生活するためのお金がないから仕方ない」というのが通るならば「企業も生き残るために仕方ない」が通らない理由が分からない。

また、社会として「極論の話」の上で、生存競争、競争社会的にいえば「潰れた」人は、社会で生き残っていく力がなかっただけ、なのではないか？

人には個性という差異があって「元々体力がある人」もいれば「後天的に体力」をつけた人もいる。

義務教育によって、社会に出た時に「生き残る」術を身につける訳だ。

「潰れた」人は、言ってしまえば「その時点の社会が求めるスキル」を身につけられなかった、もしくは「身につけたスキルで戦える場所を間違えた」人なのではないのか？

（鬱病になった人を否定はしない。その話をすると個々人の状況の話になるので今は避けた上で、ただ、鬱病になる場所に行ってしまったのは、その人の判断であり、その判断力の未熟さか、そこを判断するしかなかった自分の能力の未熟さが問題なのではないか？ということ）

仮にA社があったとしよう。

そのA社は外からみた数値的にも、従業員の満足度も、提供される報酬も不満が誰からも出ない、いわゆるホワイト企業とする。

しかしその企業に入るのは、すごい入社競争で勝ち残らないとダメだとする。

全員を採用するのは、不可能だからだ。

そこで落ちた人は「自分が望むホワイト企業に入る能力がなかった」のであり「入る能力を有する努力をしなかった」か「運がなかった」のだ。

結果として進んだ先が「ブラック企業」なのだとしたら、そこしか選択が出来なかった「その落選した人」に責任はないのだろうか？

「どんな人でも」もしくは「普通の人」は「潰れない」社会を作る、というならばそれはそれで分かる。

それは素晴らしいことだし、それをしてくれる社会ならば大歓迎だ。

でも、それを実現するには現実論としては、「人による競争」を排除するしかないんじゃないの？

だって「頑張って能力を身につけたのに、非生産的な人にも（同額かは別として）給料がいく」というのを「全員が納得」しなければ成立しないでしょ？

人に「欲」という要素がある限り「貰えるならば少しでも貰いたい」「あの人よりは自分の方が貰えるべきだ」という話は消せない。

とするならば「完全に数値化をして、○○をしたから報酬はいくら」というのを全企業を通じて見える化しないと解決は出来ない。

だって、ブラックはNGという事は裏返すならば、全企業がホワイトであることを求めてる訳でしょ？

日本全国がホワイトになったからと言って、例えば海外で「日本企業の競合になりえる」ところが、ブラックな会社として優位性をとったら、日本の企業は全部潰れる訳だ。

人に「競争」と「欲」がある限り、「ブラックな状態になっても、その分報酬（お金なのか何かは別として）は出すから、ホワイトで法定時間でやっている奴らの倍働いて追い抜こう。そうすればホワイトの会社は潰れてなくなるはずだ。それに納得できるやつはついてきてくれ」というのを排除するのは不可能やん。

だとしたら全世界が「競争を排除」し、「全員がホワイトでいられる」っていううと、「理想論における」社会主義にならない限り「ブラック企業」ってなくならないのでは？

Permalink | 記事への反応(4) | 12:26

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