はてなキーワード: オレンジカードとは
あれは平成になったばかりのことである。私の実家は町の台地の下側にあった。町は単に「上」「下」と呼ばれている。「上」のやや裏側、養老乃瀧の横、パチンコ屋の地下にそのゲーセンはあった。無論、「下」にもゲーセンはあったし、こっちは1P50円だったのだが、些か小汚い(後に人生で唯一回のカツアゲに遭うこととなる)。その点、上のゲーセンは新タイトルの開拓に割に熱心で、発売後にG-LOCの可動筐体なんぞも入った。1P100円で天井は低かったが、店内は場所の割には明るかった。
家庭方針でファミコンが与えられなかった私は、中学に入ると間もなく小遣いはもちろんの事、色々な"錬金術"(図書券の釣りを現金でくれる本屋で買うとか、親支給のオレンジカードで切符を間違って買うとかだ)で小銭を作っては、一人でせっせと通ったものである。当時から些か反射神経に難のあった私の目当てはもっぱらバブルボブルだ。2でもシンフォニーでも、メモリーズでもない、素のバブルボブルである。御存じない方にお教えすると、「1986年にタイトーから発売された固定画面アクションゲーム。『泡』を題材にした独特のアクションを用いる」(ウィキペディア)だそうだ。ステージは100まである。
で、ウィキペディアの続きを見ていただければわかるが、このゲーム裏ワザがあり、コイン投入前にコマンドを入力することで自機がパワーアップ出来たり、ノーミス報償をミスしていても取れるように出来たりする。これは公式がシールを筐体に貼って告知していた。貼っていない店もあり、上のゲーセンはそれだった。私はたまたまE電(当時)で別駅までゲーセン遠征をしてそれを知ったのである。
そして、40面までたどり着き、裏ワザで出現するはずのノーミスアイテムをとって裏ボーナスステージに潜入し、ここでゲームオーバーを迎えると、ハイスコア表示に102面到達のありえない表示が出るようになる。これに厨房だった私はハマった。
無論、ゲーム自体は下手なので(どのくらいかというと、ミスしやすくなるのでスピードアップアイテムを取らないほどである)40面にたどり着けるかはわりに運である。しかしたどりつけば、栄光の102面表記ができるのだ。もっとも、ハイスコアは次の奴のために「I.F」にしておくのだが(こう入力しておくと次のプレーヤーは序盤にいいアイテムが取れるのだ)。
そんなある日のことである。いつも通りちまちまと面を進めていると、テーブル筐体(まだアップライトは最新型であった時代だ)の向こうからリーマンと思しき兄ちゃんがしげしげと私のプレーを見ている。しかしこちらの腕前は先述の通り、この日は運もなかった。40面の前で私のバブルンはコマが尽きた。今日はついてねぇな、と思って席を立とうとすると、リーマンが黙って隣に座り、百円玉を筐体に投入するではないか。
バブルボブルは古いタイトルである、コンテニュー機能はない。が、1P側がきちんと死に切ってゲームオーバーになる刹那の前に2P側が参戦すれば、疑似的なコンテニューが出来るのだ。何するんだこいつ、と思ったら、リーマンはもう一枚コインを突っ込んで1P側のスタートボタンをも押すではないか。
何をしゃべったかも覚えていない。とにかくいきなり現れたリーマンは私にコンテニューと共闘をおごってくれたのである。しかもたしか1000円ぐらい。何故そんなことを彼がしたのか、同じ裏ワザ使いとしてのよしみを感じたのか、こいつならエンディング-協力プレーでないとみられないのである-に行けると値踏みを誤ったか。理由は聞かなかった。とにかく彼が夏目を崩した百円玉で行けるところまで行こうぜ-そんな闘いである。
何面で死んだかはもうとっくに覚えていない。大分足も引っ張ったはずである、ボスの待つ100面まで行かなかったのは確かだ。
「いやぁ残念だったねぇ」とにこやかに笑う彼に何度も礼を言って、その場でわかれて以来そのままである。上でも下でも、いやさ遠征先でも当然このリーマンと邂逅することはなかった。正に一期一会。
私の人生で、極々たまにこんなことが起きる。だから私は、少々楽天家に育ったのかもしれない。バーチャロンが終わり、戦場の絆に乗り遅れて-あれは私の感覚では高すぎた-私はゲーセンを卒業した。
追記:
id:kisiritooru 遺憾ながら違う。後学の為その判定の根拠をお伺いしたい
id:htnmiki い、インポちゃうし!!
再追記:
id:kisiritooru こちらこそ即レスでないので申し訳ない。私の感覚だと、平成一桁前半ぐらいは「平成になったばかり」だと思った
自分が子供の頃、公衆電話の使い方ってそんなに手取り足取り教えてもらったっけな?と疑問に思う。
少なくとも、親からテレホンカードの使い方を教えてもらった記憶はない。
さらに言うと、オレンジカードで切符を買う方法については絶対に教えてもらっていない。
でも何度か切符買ってる。
小学校に入るか入らないかのあたりで、我が家にCDとCD再生機がやってきた。(それまではテープ)
説明書を読まなくてもCDは再生できた。裏返さないものだといちいち教えてもらっていない、裏返していない。
自分が子供の頃はまだSuicaは無かった。首都圏に住んでも居なかったから、上京して初めてSuicaというものの存在を知った。
誰かにSuicaでの改札のくぐり方、チャージの仕方をいちいち教えてもらったわけではない、今はPasmoを使えている。
昔使ってたガラケーだって、i-modeだってiPhoneだって、使い方は誰にも教わっていない。
全部ね、見ればわかる作りになってるのよ。
公衆電話に使い方、図で書かれてたのよ。
警察や消防はボタンを押せば通話無料っていうのもばっちり書いてた。押したらどうなるんだろうってドキドキしてた。
券売機には「ここにカードを入れろ」って書いてるし、音声でアナウンスもあるし
CDは片面が装飾されていて、こっちは使えないんだと分かったし、
コンボでCDのサイズが入りそうなところは上面にしかなかった、そこに丁寧に「OPEN」てかかれたボタンがついている。
ああ押せば開いて、ここにCD入れればいいんだなって分かるのよ。子供でも。
iPhoneだって最初に見て、どこを押せば良いのか分からないなんて人いないでしょう。
まあ、文字が読めないくらいの小さなお子様なら仕方ないけれど、
公衆電話かけられないとか、Twitterしてる年齢で警察や消防に無料で通話できるの知らない人がいるとか、
違う。カード式でない切符でも、乗車前に行き先が紐付けされない条件は多々ある。
切符の場合でも、窓口で発券される発着地指定のものは別として、自動券売機で売っている料金指定のみの場合には「行き先が紐付けされない」。たとえば、同じ料金で複数の行き先候補が存在するケースは多々ある。しかも、乗り越し清算が可能である(1回限りで行き先変更ができる)条件を加えれば、なおさらである。
そればかりか、厳密には輸送に際して事前に払われるべき料金すら支払っていない
条件付きながら、違う。Suica管内で入場した場合には、入場した時点で初乗り料金が引き落とされている。
Suica管内では、きっぷで例えると、とりあえず初乗り料金のきっぷで入場して、出場時に乗り越し清算をする、という手続きになっている。「事前に払われるべき料金」をどう捉えるかにもよるが、少なくとも(入場料ではなく、乗車を前提とした)初乗り料金を支払っていることには間違いない。
行き先は改札前に確定「されていなければならない」し、料金も改札前に徴収「されていなければならない」のだ
そういう理想は最もだが、それをIC/磁気カード方式に要求するならば、通常の乗車券にも適用しなければ、あなたの論旨に矛盾する。
そして、通常の乗車券の場合であっても、「急いでいたので車内で購入~」や、「乗り越し清算で~」も却下しなければならない。
具体的にどういうふうにすればいいのかまでは知らんw
通常の乗車券の場合には、駅窓口で購入するときの様に、乗車・下車駅を指定して購入するようにする。
ICカード・磁気カードの場合には、券売機で磁気カード(オレンジカードなど)を使ったきっぷ購入ができた頃や、現在の在来線グリーン席券のように、券売機(のようなもの)で事前に乗車駅・下車駅、利用機能を指定してからでないと、改札を通れないようにしておく。
おサイフケータイ(モバイルSuica)の場合には、すでにあるモバスイ特急券のように、ケータイ操作で乗車区間を指定できるようにする。
こういう方法で実現できる。